RAINBOWに次ぐベプログオリジナルVAPE第二弾となる「TARLESS」。RAINBOWは携帯性を重視したコンパクト型でしたが、今回はPOD型としてはやや大き目な本体を採用してバッテリー容量を大きく取ったタイプです。
商品提供:べプログショップさま
もくじ
EasyVAPE TARLESS
外に紙のスリーブ、内側はブック型のパッケージになっています。すっごいカクカクしたフォルムで最近のPOD型にはあまり見られないスタイルです。
パカッと開くと箱の内面が取扱説明書になっています。また、使い方のポイントを書いた別紙も。当然ですが国内企画の製品なので全てが日本語で書かれています。こういう部分もそうですが、商品不良等に対する保証や電話・メールに対応のカスタマーサポートも、これから初めてVAPEを使おうという方にとっては心強いのではないかと。
中身を取り出してみました。カクカクした本体・予備POD・充電用USBケーブルが内容品となっておりました。
Tarless本体部分
POD型は割と可愛らしいデザインの物が多いですが、コレはなんだか男ガジェット感溢れるスタイル。EasyVAPEのロゴが入っている本体側は金属製ですが、右のキャップ部分は樹脂製で少し質感が異なっています。
逆サイドにはタンク内のリキッド残量が確認できる窓が。また本体側面には充電時に使うUSBポートが備えられています。
スペック
サイズ | 106×38×14mm |
重量 | 75グラム |
抵抗値 | 1.6Ω(ロングカートリッジ) 1.2Ω(ショートカートリッジ) |
最大電力 | 32W |
電圧 | 3.2V~4.2V |
カートリッジ容量 | 2ml |
バッテリー容量 | 900mAh |
充電電流 | 800mA |
対応充電器 | 1Aまで |
バッテリー部分だけの長さは、吸い口の飛び出している部分を除くと75mmでした。
キャップを外してみます。
喫う際にはキャップを取り外して使います。キャップはご覧の通りマグネット式で、結構大き目なマグネットが付いているのでバシッ!と強くくっつきます。このキャップ、内側が大きく開いていますが、実はPloomtechのカプセルが一つ収納できるようになっています。
収納していない場合にも、一応向きがあるので逆に入れると少しだけ浮きます。でもキャップ出来ないわけではないので気にしなくてもいいのかも。
キャップが邪魔な場合には、ボールペンのように後ろ側にくっ付けることも可能です。これまた強めのマグネットなので使ってて付けてたフタが飛んでくようなことはなかったです。でも個人的には外しちゃった方がコンパクトでいいかなという感じです。
メンテナンス不要でカンタンな交換POD
PODもマグネットで固定されています。爪でパチリとはまるタイプではないので若干グラグラはしていますが、PODの長さ分全部が本体に収まるので喫っていて気になるほどではなかったです。
PODは二種類付属しています。1.2Ωと1.6Ωで、写真の通り吸い口の形状が異なります。1.2Ωの方は「ショートカートリッジ」で通常のマウスピース、1.6Ωは「ロングカートリッジ」でプルームテック互換マウスピースとなっています。
ロングカートリッジの方はploomtechカプセルに対応するため、やや長くなっています。ロング・ショートというのはこの吸い口部分の形状を差しており、POD自体のサイズは同じです。
また、ロングカートリッジはプルームテックのカプセルに合わせて1.6Ωとやや抵抗値は高め。ショートカートリッジは純粋にVAPEとして使ってもミスト量に満足できる1.2Ωに設定されています。
リキッド補充穴が大きくて便利
リキッドチャージ穴は上面のキャップをネジって外して行います。キャップ着脱がやや面倒ではあるものの、大きな丸穴なので入れやすさに関してはPOD型としてはかなり入れやすいです。ガラスボトルのスポイトタイプでも問題なくチャージできます。
フタを閉めた際のプレッシャーを逃がすようにネジ山に切り欠きが設けてあるのも芸が細かい。
片側がタンクになっていて、スッとスムーズに補充できます。ただ、内容量は2mlということでPODのサイズの割には案外入らないんですね。
POD底部には接点と、固定用のマグネット。ご覧の通り対称な形状ではない為、本体に装着するときは向きがあります。パッと見が真四角で分かり辛いですが、逆だとはまらないのでひっくり返せばOK。
バッテリー・本体とも接点は大きめのものを採用し、マグネット型でたまに起こる接触不良も数日間使ってみた間、一度もありませんでした。
このPODはPPっぽい素材でできています。 割れにくそうだし、衝撃にも強そうでいいですね。リキッドの透過性もバッチリで、残量の確認も明瞭です。
ちゃんとしたエアフローコントロール
ちゃんとAFCを備えているのもTarlessの良いポイントの一つ。普通のアトマイザー同様に銀色のリングを回すことで喫い心地の重さを調整することができます。全開だとギリギリでDL(肺に直接吸い込む)ができる程度で、1.2Ωのショートカートリッジならば結構なミスト量で楽しむこともできました。
バッチリとエアーを絞って、タバコくらいの重さにしてじっくりと吸えるのが個人的にはとっても好印象です。
この製品はタバコからVAPEへの乗り換えという用途も多いと思いますので、あまり喫い応えがスカスカしていると違和感がありますものね。
この吸い口は思い切り引っ張れば外れます。使っている間は特に外す必要はないのですが、構造を見て頂くために取ってみました。吸い口が二重になっていて、外側はエアー、内側はミストが通ります。
吸い込まれたエアーはコイル下まで回って、中央の細い経路を通ってミストと共に出てくる構造。吸い込みを重く設定し、弱いドローでVAPEしても美味しく吸えます。
Ploomtech互換のマウスピース
色も合っていて非常にスマートな見た目だと思います。硬くも緩くもなくサイズ感もバッチリですね。
充電・スイッチ
本体の側面にある四角いボタンが電源ボタン(パフボタン)。5連打すると電源のオンオフ、喫う時にはこのボタンを押しながら吸い込みます。小さいボタンですが質感も良く、押し心地もカチカチと気持ちよいです。
ケーブルをUSBポートに挿せば充電。充電中にはランプが点灯しますが、消えてからも少しの間充電されているとのこと。
パフした際にもLEDが点灯するのですが、その色が白なら満充電です。LEDの発光色は
白→青→緑→紫→赤
という感じで、残量20%毎に色が変化していきます。段々と赤に近づいていく形なので割と分かりやすいですね。
Tarlessを使ってみました。
まずは普通にVAPEとしての使い心地をば。1.2Ωのカートリッジで喫ってみました。味はなかなかのものですよ。ミスト量は爆煙とはいきませんが、カートリッジ式としてはなかなか頑張っている感じ!
ちゃんとエアフロー調整ができるのは本当にいいところ。また、吸い口は交換式ではありませんが小型のPOD型と比べれば普通にドリップチップ形状なので喫いやすいです。
あとはオートスイッチではなくパフボタンのマニュアルスイッチを採用している所ですね。ミスファイヤもないし、VAPERとしては馴染んだ使用方法で嬉しいです。
Ploomtechカプセルを使ってみる
1.6Ωということでミストは抑え気味。これがカプセルに丁度いい感じです。あまりパワー掛けるとカプセルが溶けたり、カプセルがジュルジュルしてきたりします。逆にパワーが弱すぎるとちょっと喫い応えがなさすぎたり。
この1.6Ωのロングカートリッジは丁度いいところ突いてきたなって感じ。
ただ、ドリップチップ内のミスト出口形状によるものか、若干ジュルジュルしてくる感じは少しだけありました。許容範囲内かな。
EasyVAPE Tarless まとめ
当初、少し中途半端サイズかな?という印象もありましたが、実際に使ってみると900mAhのバッテリー持ちは心強く使いやすかったですね。
サイズも角ばっていてやや大きくは見えますが、他のPODと並べてもそれほどデカいという感じはありません。厚さ14mm・75グラムのTarlessは可搬性には全く問題ない小型VAPEと言えると思います。
割と本格的にVAPEが楽しめる製品で、普通のアトマ・MODの組み合わせと比べたらこのくらいの小ささ(薄さ)です。gloみたいな形状の製品も出てきていますから、Tarlessを喫煙所で使っても違和感は少なそうです。
特にPloomtechとのコンビネーションはとっても気に入りました。国内企画でこのようなVAPE製品が出てくるのはユーザーとしてとても嬉しいです。