AUGVAPEから新たにリリースされたデュアルバッテリーのVX200MOD。重厚そうな見た目とは裏腹に、非常に軽量コンパクトで持ち運び便利なタイプ。キットに組み合わされるアトマイザーはディスポーサブルのJewelタンクです。
商品提供:AUGVAPEさま
もくじ
VX200キット内容
VX200とJEWELのパッケージがそのまま紙ケースに入ったようなパッケージでした。メーカーからすればキットと単品で別の箱を作らなくて良いという事だと思うのですが、ユーザーとしてもそれぞれの箱が手に入るのは嬉しかったりも。
VX200MOD詳細
まずはMOD側から。パッケージを開けるとVXの本体、USBケーブル、取扱説明書が入っていました。付属品はこれで全部と非常にシンプルな内容。早速取り出して本体を見てみます。
えっ!?軽いぞ!この全面パネルの風貌を見て、ズッシリした感触を想定していただけにびっくり。これプラだったのか。確かに良く見ればモロに樹脂製なんですが、一見しただけでは分かりませんね。
スペック
素材 | ABS+PC |
重量 | 65g |
サイズ | 87.5mm×45mm×29.2mm |
出力範囲 | 5~200W |
出力ボルテージ | 0.2~7.2V |
使用可能抵抗値 | 0.05~3.0Ω |
逆サイドから。上部の510接続部は中央。パネルに少しくすみのようなものが見えますが、これは後で擦ってみたら消えました。単なる汚れだったみたい。
底部にもベントホールが。Designed by AUGVAPEと入っています。底面もわりと幅広で置いた時に安定感があります。
サイドから。上になっている面がバッテリー収納側になっています。側面にはベントホールと、AUGVAPEの文字が。全体的に渋い!
ちなみにカラバリとしては黒・赤・ガンメタの3色になっているみたい。今回紹介させて頂いているのはガンメタです。
パフボタン
そしてこのMODは私の好きな、パフスイッチがバー状になっているタイプ。下側がヒンジなので、実際に有効なのは中央~最上部くらいですかね。樹脂製のため若干たわむ感じはあるものの、スイッチ自体は非常に良く出来ています。
ガタはわずかで使ってそれほど気になる感じではありません。また押した際のカチカチした感触が強くて小気味良い動作をしてくれます。スイッチ部のパーツはご覧の通り本体から僅かに飛び出している位なのですが、スイッチの向きを気にせずにMODをまるまる握ってパフするのも問題ありませんでした。
510接続部は何の変哲もないスプリング式。書く事すらない感じなのですが、作りは非常にきれいです。ピンが比較的短いアトマイザーもきちんと認識してくれましたし、ピンの稼働幅も十分に取られています。
本体幅29mmくらいから上面に向かって角が落とされているのですが、26mmアトマイザーまでははみ出さずに載りました。
操作ボタンとUSBポート
スクリーン下部にあたる所に操作ボタンが配置されています。ボタンは結構硬めでクリック感も強いため、操作感がはっきりしています。右手でも左手でも、画面を見ながら片手で操作が完結するので使いやすいですね。
バッテリーアクセス
マグネットで留められる裏蓋ですが、マグネット周囲の盛り上がりがMOD側の凹みと噛み合うようになっているためガタが非常に少ないです。また薄いパネルにも関わらず、押したときに歪む感触もなく非常に快適。ギュウギュウと押せば若干はきしみ音がするものの、通常使用では全く問題ない範囲かと思います。
樹脂製の軽量MODは、やはり剛性感が低いのがネックだと思いますので、この辺りをうまく作ってあるのは素晴らしいと感じます。
本体下側がバネ式の接点になっています。バッテリー交換のしやすさは並かな。下側を引っ掛けて、スプリングを縮めつつ上側を入れるという感じ。
スクリーンと操作
さすがに黒いスクリーン越しなので画面が暗い。室内では全く問題ないのですが、モロに反射するような素材なので屋外だと視認性は悪かったです。
メイン画面。結構大型のカラー液晶なのですが表示が非常に地味。ギラギラカラフルイェイ!にしがちなカラー液晶ですが、情報を把握するのにはこのくらい控えめな配色が見やすくて嬉しい。
ちなみに、こんな風に色が付いている部分は自由に変更することができます(設定でRGBで指定する為、ほんと好きな色に変えられる)
3クリックで表示されるメインメニューは文字で表示されていて非常に分かりやすいです。これぞ大型スクリーンのいい所。使用可能なモードは写真をご覧いただければ一目瞭然ですね。
VWを選択すると、更にプリヒート強度をハイ・ノーマル・ローから選べます。TCの場合はワイヤー種(もしくはTCR)やΩロック等、全てこのメニューをベースに設定を選んでゆくような操作方法になっています。
ボタン同時押しや、パフボタン○回押し、のようなスピーディ操作は出来ないものの、目で見て選んで行けるため、ほんと説明書要らずって感じ。
一つ前のメニューからSETTINGを選んだところです。各種初期設定を行うことが可能。残念ながらLANGUAGEに日本語はありませんでした。
VV多用派としてはやっぱりVVモード付なのが嬉しい。しかも、0.05V単位で操作できます!
Jewelアトマイザー
箱の中にはアトマが3つ納められていました。なにしろこのアトマイザーはディスポーサブル(使い捨て)なのです。サンプルのせいか各色入れてくれてあるみたい。通常は同じ色が3ケ入りで売られているのかな。
うーん!結構かわいい。子供の頃あった、指輪に宝石が付いたみたいな飴を思い出しましたよ。なんかそういうチープな可愛さがある。
見た目は総プラスチックの、普通のサブΩクリアロって感じ。どこも分解できるところはありません。直径は26mmです。
タンクから吸い口まで全て一体になっています。また、シリコン製のキャップが上面にあり、そこからリキッドチャージできるという割り切った作りです。
底部まで全部樹脂製。コイルに直接510ピンがあり、タンクから突き抜けています。Oリングらしきものも見え、どこかしら外せそうなのですがちょっと無理でした。
エアホール部分。ここはちゃんとAFCリングになっていて調整できるようになっています。やはりパーツは外れません。
リキッドチャージ口。PODのようにシリコンのフタが付いているだけという簡素な作りですが、使い勝手自体は決して悪くありません。
構造やコイルを見るために分解してみたかったのですが、何をどう頑張っても外れる気配がありませんでした。思い切りぶっ叩いてもムリ。逆に言えばカンタンに割れちゃったりするようなものではなく、かなり頑丈です。
なので切断しました。実際この部分が外れるわけではないので誤解なきようお願いいたします。
コイル。結構大き目です。ごく普通にクリアロ用の交換コイルっぽい作りですね。エアホールは本体の穴と合うようになっていて、非常にスムーズな吸気をしてくれます。
ではチャージして実際に喫ってみます。
リキチャはカンタンだし、MODに付けたままでも行えるので良いですね。
見た目はチープですが、XV200とのマッチングは案外悪くないですね。
で、吸った感じですがフツーにメッシュコイルのクリアロですね。コイルがまんまなので別に使い捨てだからといって何か悪いところとか全然ありません。むしろミストも良く出ておいしい。推奨レンジは50-70Wとなっていますが、70ワットはちょっと供給厳しいかな。50ワットで十分かと思います。
このJEWELですが、ちょっと高い交換コイル程度のお値段。普段はMTLで喫ってるけど、爆煙ってのも少し試してみたい、だけどアトマ買うほどでは・・・という方にはお試しとしてすごくイイかも。
ビンボー症な私は使い終わって捨てるのがなんか勿体ないなぁと感じてしまうんですが、よく考えれば最近のPODなんかも言ってみれば使い捨てな訳ですから、同じようなもんですね。
XV200について
軽くてコンパクトなMODが好きなので、バッテリー2本込で154g(バッテリーによってちょっと重さは変わる)という軽さは良いです。デュアルでも持ち出して使いたいなという気分になります。大容量バッテリーで持ち歩きたいときはNOWOSの使用頻度が高かったのですが、最近はもっぱらコレ。
良くないところは、かなり黒色が濃い樹脂越しのためスクリーンが暗い。そのかわり夜間車内で使うときなんかは程よい明るさです。
あとは、外装を見て分かる通りスクリーンや裏のバッテリー蓋部分にはすごく指紋が付きやすいです。
形状や操作系統の使いやすさは凄く気に入っています。
Authentic Augvape VX200 200W(Fasttech)
Authentic Augvape VX200(3FVAPE)