トップ吸気で漏れにくく、大容量タンクを備えたガッツリ吸いたいMTL派向けのRTA、AMMIT MTL RTAのご紹介です。
商品提供:3AVAPEさま
Geek Vape Ammit MTL RTA
パッケージと内容品から。シールで封印された透明なプラのパッケージ。勿論オーセンティック品であることをコードで確認できるようになっております。
内容品は以下の通り。
- Ammit MTL RTA アトマイザー本体
- スペアガラス(本体に装着されたものと同じ)Spare Glass Tube
- ドリップチップ
- コイル(1.0Ω)
- 丁字型ドライバー
- 予備ネジ・Oリング類
Oリングはタンク上下部は赤いカラータイプも付属し、アクセントとして付け替えることもできるようです。
本体外観
高さ40mm・24mm径・リキッド容量4ml。昨今のMTLアトマイザーとしてはかなり大柄な部類です。AMMIT MTL RDA同様に、エアフローコントロールが上部に付いているのが特徴です。タンクでは特に置いておいた際の漏れが気になる所ですので、その可能性を低減してくれるトップ吸気はありがたいですね。
カラー
全5色。ガンメタ・黒では赤Oリングが入れてありますね。今回ご紹介させて頂く色はブルーです。
アトマ上部。質感はかなりの美しさ。光線の加減によってはパープルがかって見えたりして、凄くカッコイイ!でも合わせるMODない!
AFCリングには、小さな一つ穴も開いています。この穴をエアホールと合わせて使う事で好みに合わせた自由なセッティングが出来るようになっています。
トップ部はベーシックなネジで外れるリキッド注入口。フタ側はえぐり込みがなく、金属の塊でかなり重たいです。外側付近にパッキンがあり、閉めた時に周囲からジワッと出辛いようです。クイックリリースなどのギミックはありませんが、精度も良好でベーシックに良く出来ていると思います。
エアフローコントロールのリングはトップキャップを外すと、取り外すこともできるようになっています。清掃の際にありがたいですね。5段階の穴があり、この横長のスロットを回して調整、またいずれか一つの穴を使用することができます。
一応この状態から右には回らないようにストッパーがあります。なので、大きい方から2個開けると言った設定にはできません。小さい方から順に開いていく形です。
アトマイザー底部です。吸気が上部のため、下部にはまったく何もありません。側面には上部同様の柄が入っており、分解の際に力が掛けやすくなっています。
ドリップチップ
ドリップチップは上下分割式。2mm径と3mm径の2種類が付属します。形状は同じですので径のお好みに合わせてチョイスしてください。下部のベース部分はそのまま、ネジって上部だけを交換するような形式です。
通常分解
トップキャップ・AFCリング・デッキ・タンク・チャンバー~トップ部。精度も良くスムーズに付け外しできました。また気になる段差のようなものもありませんでした。
トップ~チャンバーのパーツは一体型。このパーツでエアーの行き帰りを実現しているのは凄いですね。ZEUSの時も感心しましたが、今回のAMMITは更に細くて二重構造です。
GEEKVAPEさんの画像ですが、エアーはこのような経路です。高い位置に吸気部があるので、立てている限りリキッドが外に流出するようなことがない構造。
チャンバー内を覗くと、ちゃんと二重になっているのが分かります。外側のスキマ部分をエアーが通って、デッキ部分の吸気口へと続く形。内部もとても仕上げが美しいです。
デッキ
ぱっと見た感じ非常にシンプルに見えるデッキですが、GEEKVAPEお得意の3Dエアフローを採用していて、なかなか凝った作りになっています。
コイル下・コイル斜め下・コイル横からこれでもかというほど吹き付けるエアフローです。コイル下がメインで少し大きくなっているようですね。内部的な調整機構は見当たりません。
ワイヤー留めに関してはとってもベーシックな片側2ポール。目新しい構造は一切ないですが、このようなMTLアトマイザーに求められるのは単線がストレスなくビタッと留まるかという点であり、その点に関しては文句なしの100点。
ギュッとドライバーで一発締めただけで、飛び出た足をグネグネしてネジ切っても一切動きませんでした。
ポール裏はそれほどスペースがありません。しかし前述の通り単線ならネジ切ってしまえば問題ありません。クラプトンコイル等の場合は少し気を付けてギリギリでカットするようにすればOKだと思います。
手前に穴が開いていますが、これがエアーの入口。チャンバーの隙間を通ってきたエアーがこの穴から入り、デッキのエアホールへと続きます。
ウィックホールはGTAのような貫通穴にはなっておらず、コットンの端をこの穴に詰めるようなタイプ。詰め具合で簡単に供給量が調整できる点は便利な反面、このタイプに不慣れな場合は詰め過ぎてドライになったり、詰めたりなくて供給過剰になるデメリットもあるかと思います。しかし実際使ってみたらそれほど気を使わなくても良いのかなという感じでした。
ビルド&ウィック
付属コイルで組んでみました。抵抗値は1.03Ωとほぼスペック通りです。カンタルの内径3mm。自分で組むなら2.5mmにするかな。
メチャクチャ組みやすかったのですが、こうして写真で見るとコイル足がひっぱられてビローンになっていますね。少し曲げてから組んであげた方が良かったかも。
とにかくネジ一発でしっかり留まるので単線派には嬉しい限りです。
ウィッキングは貫通穴ではないので長さは気を付けて切らないといけません。でもウィックホールが深いため、収まりは良かったです。3mmIDのコイルということで、コットンがちょっと多かったので漉きました。
タンクはOリングで保持されているだけですが、割としっかりはまっていますのでリキッドを入れたままデッキにアクセスするのに問題はなさそうです。
それでは喫ってみます!
それにしても、なかなか迫力ありますね。MTLアトマって感じがしません。
スコー
なかなかドローもスムーズで旨味です。
一つ穴のエアフローに関しては、かなり小さい音ですが笛鳴りします。ただ、ほんの僅か左右どちらかにズラせば音は消えますので問題ないと言えば無いですね。
内部の風切音に関しては、複雑なエア経路の割にかなり静か。トップ吸気というのをそれほど意識しないで使えました。
ちょっと問題なのはAFCリングの遊び。見た目にも隙間が僅かに開いているのがお分かりいただけるかと思うのですが、遊びの範囲内で上にずらすとドローが軽く、逆に下にずらすと重くなります。特に小さな穴で使おうとするとドローの重さがコロコロ変わっちゃいます。リングのスキマからエアーを吸ってしまいっているみたいですね。
ただ、私の使った限りでは激絞りで使うアトマじゃない感じがしました。
どちらかと言うと開け気味が美味しいアトマ。と言っても、全開にしたところでそこはMTLと名前の付いたアトマイザーだけあってDLはちょい厳しいというくらいの設定にはなっています。かなり軽めのMTLと言ったところ。
あまり絞るとエアーが3方向に分離した時に一つ一つの穴から出る空気の量は少なく、流速も遅いせいかちょいとムセるようなミストになってしまいます。
逆にエアホールを幾つか開けて少し焚き気味で喫うととってもおいしいです。普段は15Wくらいの設定にすることが多いのですが、このアトマだと25W前後でブワーッとやってやるのがとっても美味しかったです。
特に甘いフルーツ系リキッドなんかだと非常にいい感じ。
絞ってがっつりMTL派という方にはあまりオススメできませんが、やや高めのワッテージでミスト多めのMTLを楽しみたいという方にはすごく良いかも!
Geek Vape Ammit MTL RTA(3AVAPE)