ALEXさんのMTL RTAがバージョンアップして帰って参りました!
商品提供:べプログショップさま
もくじ
VANDYVAPE BSKR v1.5 MTLRTA
ALEX from VapersMDさんとVANDYVAPEのコラボも続いてますね!berserkerのタンクだけでも無印24mm→22mm→今回のv1.5と第三弾になるのでしょうか。
開封してみました。個人的には大きな特徴と思っていたULTEMタンクが入ってないですね。22mmの時もあった金属タンクが。ALEXさん的にはオール金属の見た目にコダワリがあるのかもしれません。
- アトマイザー本体
- 金属タンク
- ドリップチップ2種
- 予備Oリング類&ネジ
- ドライバー
- MTL向けフューズドクラプトンコイル
BSKR本体
更にシンプルな見た目になっています。長さ32mm×直径24mm。ベルセルクっぽいロゴと名前は何か問題が発生したのでしょうか。側面からは文字もマークもないシンプルなデザインで非常に好みです。
ドリップチップは今回もヒートシンクに交換可能な樹脂製の先端が付いている形式。黒とULTEMで付け替えられるようになっています。
カラバリ
全4色。最近ガンメタ流行ってるんすかね。なかなかカッコいいです。VANDYVAPEのアトマといえばいつも金があるような気がするのですが、意外にも今回はラインナップにありません。
アトマイザー上部。こちらはネジ式のリキッド注入口となっています。ドリップチップは写真のように先端部分がネジ込み式の2ピース構造。それほど発熱がひどいアトマイザーとは思いませんが、熱を逃がしやすくという配慮でしょう。
トップのネジを外したところです。特に大きく構造的に変わっているわけではないですね。エッジ部分の形状のせいか、閉めた際に微妙滲みにくくなってはいる気がします。
最近はスライド式や半回転くらいで外れるクイック式なんかもありますし、開閉の際に滲みやプレッシャーによるリキッドの押し込みを防止するような工夫がこらされているタンクも多いので、この部分には一工夫あるとよりバージョンアップ感があって良かったのではないかな。
アトマイザー底部。ALEX from VapersMDさんのロゴや製品名のBSKRの文字が。このエアフローコントロールリングの重厚さったらない。厚いからなんだということはないんですが、なんか厚いの好き。
ここ案外大きなポイントなんですがリングが着脱可能になっています。元祖バーサーカーで非常に不便な点だったので着脱式になったのは嬉しいです。
リングと本体の間に結露やリキッドが貯まってジワジワ滲んでしまったときに外して拭けるのは便利ですし、分解してのクリーニングも行いやすくなりました。
エアホールは1.0mm~1.8mmの5段階。リング側の穴が水滴型になっていて無段階で絞ることもできますので、最大1.8mmサイズから自由に設定できます。
通常分解です。チムニー&タンク交換による容量変更システムがあったV1に比べて非常に簡素になっていますね。シンプルでいいと思います!
そういえば、純正ドリップチップのささり代が少し深いのが嬉しい。タンクは微妙に挿さりきらない浅いものもあったりしますが、これは私が持っている中でもやや長いドリチを挿してもちゃんと奥まで入りました。
チャンバー内。ドーム形状で、さらに細身のチムニーに向けてきれいな曲面で繋がっています。大変丁寧な仕上がりに思えます。
デッキ
ぱっと見で大きな変更点はエアー吹き出し口の形状です。非常に細い横長形状になっています。スペースドコイルや、付属している細身のフューズドクラプトンのような幅が大きいコイルに対しても良くエアーが当たるようにということでしょう。
コットンを納める穴も大きくなっており、リキッドの流れもだいぶ改善されていそうです。私はV1を使っていた際にここを削って拡張していたのでこれは嬉しい。
それからMTL用アトマイザーとしては非常に良い点と思われたのがネジ精度の改善。このネジ横がブロックされたターミナル形状は締め込む際にワイヤーが横に逃げない為ですが、以前のバーサーカーではネジがあまり良くなく(丸っこい形)、ネジ精度もネジと壁の隙間も大きくてワイヤーがすっぽ抜けることがありました。
単線で組む機会が多いアトマイザーは最初からちゃんと留まるようになっているべきだと思うのですが、すっぽ抜けるアトマが多いですよね。
BSKR v1.5は割と良く出来ています。
エアー吹き出し口。なかなか加工も綺麗に見えます。この穴が功を奏しているのか、V1に比べてやや強めに焚いても(といっても20W弱とか)良く味が出ました。
BSKR v1.5 ビルド&ウィック
最初は付属のフューズドで組んでみましょうか。0.7Ωということですが、使われているワイヤーは30ゲージの芯にアウター38ということで極細。MTLで使いやすそうな感じ。
ネジの留まりはかなりいいのですが、コイルが柔らかいので締め込む際に崩してしまいました。自分で組む場合なら逆巻きにしたいけど、プリメイドなのでとりあえずそのまま。
締め込んだ後はかなりキッチリとワイヤーを保持してくれています。
コットンは後で喫ったらちょっと供給不足でした。少しコットンが長すぎました。ベース部分がすり鉢状になっていて無理に吸い上げなくてもリキッドを残さず喫えるので、ほんとぎりぎり底に届くかどうかくらいの長さに調整したら具合が良かったです。
1.0と並べてみる
左がV1.5、右がV1。大きさはやや1.5の方が長いです。またトップのフタが傾斜しているデザインじゃなかったので視覚的にもかなり大きくなった感じがしますね。ここ、多分フタを外す際にちょっと指が掛かる部分が小さかったから改善したのかな・・・?
私は特に不便な感じはしていませんでしたし、BERSERKERの外観のポイントでもあったので気に入っていたんですが。
まあチャンバー部のネジが同一径なので、上半分が1.0のニコイチにもできちゃいます。
あっ、右のV1に付いてるドリップチップがV1.5付属の樹脂ドリップチップです。写真撮り忘れちゃったのでここでご紹介。背は高くなりますが咥えやすくて良かったですよ。
そうそう、金属のタンクを忘れていました。リキッド見えないのは不便なので私は使いませんが、「割れない」という点においては他の樹脂素材が逆立ちしても及ぶところではありませんので、その点を重視する場合は非常に使い勝手が良いと思います。
でもどうせならULTEMタンクを付けてほしかったなぁ・・・。BERSERKERといえばULTEMタンクの印象が強いんですよ。
それでは実際に使ってみます!
うーん、シンプルで見た目好きだなぁ。若干長くなってしまったのは残念ですが、それでもコンパクトに収まっているアトマだと思います。
喫い心地ですが、若干V1よりは軽くなっています(そもそもエアホールが0.2mmづつ大きい)。
と言っても、軽めMTLではなくてガッツリとMTL向けアトマ。MTLと謳っていてもギリギリDLで喫えちゃうくらいのエアホールが設定されているアトマイザーもありますが、これはもう絶対無理。
エアホール全開(1.8mm)でも充分にMTLです。最小が1.0mmになってしまいましたが、実際のところ0.8mmにどれだけ需要があったかと言えば少数ではないでしょうか。私も重ドローのアトマは好きですがあれは吸えなかったです。
エアフローリングの調整で全閉までいくらでも重くできますので、0.8mmをやめて1.8mmを設けてくれたのは嬉しいです。
ビルドもしやすくなったし、ウィッキングもまだシビアな部類ではあるもののV1のようにピンポイントではないですね。コットンが極端に多い場合は除いて、普通に供給しています。ただ供給が非常に良いタイプのアトマイザーではないので、20ワット以下くらいでMTL吸いするのが好きだよ、という方向けだと思います。
また、極端にコットンが少ないとジュルジュルしてしまいます。この辺りの調整幅はV1よりはだいぶルーズで大丈夫な感じです。
「MTLでしか喫わない」という方にとってはなかなか良き相棒になってくれるのでは。