CARRYS Green Subohm Tank
今回はエントリークラスのサブΩクリアロマイザーです。販売価格が10ドルくらいと、極めて安い価格帯の製品ですが、実力のほどはいかに。
商品提供:Heaven Giftsさま
外箱・外観
greenサブΩタンクと言うだけで、箱からして凄くグリーンです。なんだろ、古いオモチャ屋さんで30年前くらいから死蔵されていたような質感のパッケージです。
とりあえず出してみましょう。
▲すごくユニーク。緑で統一されたルックスもさることながら、なんかゴムゴムした感じ。金属部分の質感は決して悪くないです。むしろ美しいです。
24.5mm径で、タンク容量は4mlです。
▲とりあえずネジって外れそうなところを外してみました。凝った構造は全く無いようです。しかし各部の工作精度等も悪くなくて、逆に拍子抜けです。
コイル部
▲それにしても個性がすごいのがこのコイル。ガワがシリコンです。コイルがパッキンにもなっているという作り。もちろん装着は押し込むだけです。
▲色々雑い感じではあるものの、良く出来ています。ネジも使わず、しっかりハマって漏れる気配がありません。
▲こちらのコイルは0.5Ω。1つだけ付属しています。別売りとなっているコイルは3種用意されており、
- 0.5Ωシングルコイル
- 0.3Ωデュアルコイル
- 0.2Ωトリプルコイル
と用途に合わせて選ぶことができます。それぞれ5ケ入りで5ドルくらいと、これまた買いやすいお値段の設定です。
▲右側がベースパーツです。中はまったくのがらんどう。それにしても、この頼りない感じに押し込まれているコイル中央のポジピンと、フローティングになっているベース部のポジピンがなんとなーく接触するだけという作り。メカは絶対避けた方がいいでしょう。
▲あらかじめコイルにはリキッドを何滴か垂らして湿らせておきましょう。
▲そしたらチムニー部品の穴にぐいっと押し込むだけ。全面がパッキンですから漏れには強そうですね。
ドリップチップ
▲なんとシリコン製。シリコンドリップチップは510サイズのものは何度か使ったことがありますが、むにゅっとするのが慣れなかったです。人によってはこのソフト感は案外悪くないと感じるかもしれませんね。
▲ドリップチップに合わせたVAPEバンドも付属しています。ドリップチップはハーフインチですが、ドリップチップそのものがシリコンなので穴の方にOリングがありません。
▲クリアロマイザーでよくあるドリップチップ側にOリングが付いているハーフインチチップは使えますが、GOONなどと互換のドリップチップは抜けてしまいます。
エアホール
▲ただ大穴があいているだけです。エアー量はコイルそのものに依存する感じです。変にここで風切り音などが出ないので、ドローはスムーズな部類かと思います。
▲コイルが見えています。先ほども申し上げましたが510接続部のピンはフローティングです。絶対にハイブリッドメカに使わないようにしてください。
トップキャップとリキッドチャージ
▲クルクルと捩じるとトップキャップが外れます。これ、ガラスが下のOリングに軽くはまってるだけなので簡単に外れちゃいます。リキッドチャージ時に触ったりしないように注意が必要です。
▲チャージ自体は極めて快適。なにしろ上面が全部外れますからね!でも下手に支えようとガラスの所を持つとポン!と外れますのでご注意を(1敗)。
▲蓋をしめたらレッツVAPEです。なんか怖いからマンタンじゃなくて3割くらいにしときました。あっ、バンドバンド
▲見た目案外悪くないです。緑で面白い。それでは喫ってみます。
喫ってみる
クサい!なにこれ・・・(´・ω・`)
あっ、どうやらドリップチップが臭いみたい。これは使ってるうちにマシになるのか分かりませんが、とりあえず評価不可能なので適当にドリチ押し込んで試しましょう
さて、あらためまして。
うん!結構いい!無理のない0.5Ωという抵抗値で、推奨ワットは30~80ワットのコイルです。30~40ワットあたりの感じ、結構いいです。最近、割と焚かないと味がしないクリアロもありますが、これは割と低めの設定でミストが気持ちよく出るので良いです。
80ワットとかにするとコゲはしませんがコイルが必死になってる感じがあります。上げても50ワットというところじゃないでしょうか。コイルから臭かったらどうしようかと思いましたが、幸いドリップチップほど直接じゃないから分からないのでしょうね。
さすがに口に咥えて喫うパーツは匂うと気になってしまいます。
これ、ドリップチップを樹脂の緑色とかに変えてくれれば、10ドルにしてはすごく良く出来たクリアロです。でも、シリコンのやつしか付いてこないのがとっても残念。
CARRYS Green Subohm Tank 4ml (heavengifts)