もくじ
MAZE v3漏れ問題
MAZE v3の漏れについて調べてきてくださってる方が多いので、最初にその部分について追記しておきたいと思います。
まず、ドリップしたのがエアホールからそのまんまフィーバーするパターンのやつですが、これはコットンの向きなどを調整すればある程度防げると思います。私の場合穴からそのまま出てくる漏れというのは見た感じ特にありません。勿論容量オーバーになるまでリキッドを入れれば出てきてしまいますが、それはどのRDAでも同じことではないかと思います。
もう1つの大問題として、Oリングがデッキ一番下に1本しか付いていないのでデッキ周りに結露がいっぱい付着し、キャップ着脱のたびに少しづつ垂れていく問題。
これは残念ながら防ぎようがないです(´;ω;`)
私はキャッチカップ(ビューティーリング)を使っています。
Heat Insulation Ring (fasttech)
こういったものです。これを挟むことによって、底面に付着した結露が最悪MOD側に垂れていかないようにしてくれます。漏れ自体が解決するわけではありませんが、私はこれでなんとか凌いでおります。気を付けていただきたいのは、MODやリングの種類によっては使えないことがあるという点です。
- 510ピンが深くて、間にこういうリングを挟むと通電しなくなる
- PICOのように23mmまでだとリングが当たってしまう
- リングがエアホールを完全にふさいでしまう
510ピンに関しては、アトマイザーを緩めてどのくらい余裕があるのか見ればOKなのですが、エアホールとの干渉具合については現物合わせするしかない部分もあります。
ただ最近の25mmくらいまで対応するMODに22mmアトマイザーを乗せた時に、これをカマしてやると実にかっこいいので幾つか持っておいても損はないと思います!
フルレビュー&プチ改造していきます!
Hcigar MAZE V3は特徴的なエアホール構造を持つシングルコイルRDAです。プリオーダーなのにやっと買えましたMAZE V3、何だかんだビルドがうまくいかなくて記事がおそくなってしまいました。ビッグウエーブは逃した感がありますが、非常に遊べるアトマですよ!早速写真でご覧くださいませ。
Hcigar MAZE V3 外箱&付属品
この箱が異常にきっちりハマっていて開けるのに一苦労なんですが、こんなところで精度出さなくていいから!!
うっひょお見た目全然好きじゃないけど、構造がワクワクしすぎる
開封ウウウウン!!
ワイドボアのドリチ、エアチューブ2種、コイル、コットン、予備Oリング、予備のネジ、BFピンが入ってました。
説明書も丁寧ですね。
MAZE v3 外観&ドリップチップ
特徴的なMAZE系のトップキャップ。穴はダミーなのでトップフローとかじゃないです。PEIのショート510アダプタに、ショートのドリップチップが付いています。ドリップチップはねじ式で、これがひょっとするとインセーンと一緒じゃないかと思っていたら、twitterではまったよ~と報告してくれている方がいらっしゃいました。
インセーンのPEIドリップチップアダプタと、PEIワイドボアドリップチップが手に入るのだから、もうこれMAZE v3本体はオマケみたいな(ry
トップキャップ外のロゴはごりっと深く入ってます。ブラストみたいな感じでアピール力がすごいです。個人的には無地だったら+120点だったのですが、クオリティは非常に高いですよ。仕上げもブラシとポリッシュの中間くらいで、キラってます。
そして裏面はシンプルです。
ポジピンは普通ですね。510自体がほんのわずかに短めかも。
アダプターを介して、好きな510ドリップチップを付けて楽しむこともできます。
こちらがワイドボアのワンピースドリップチップです。
ネジでそのままトップキャップに締め込むタイプです。
ワイドボアドリップチップの内側も510径になっていますので、ドリップチップをスタックすることもできますよ。
このMAZEの文字はヤメといてほしかった。ほかのアトマにつけたいのに・・・(´・ω・`)
ドリチによってはちょっと緩めですが、ちゃんと510と互換性アリ!
トップキャップのエアホール、仕上げがとってもキレイです。デッキの穴ともドンビタで合います。
裏面もきれいに仕上がってます。うまげです。非常にうまげです。
デッキのOリングがはまる溝がキャップのエッジ付近に見えると思います。これのおかげで1本リングでもパチッとはまるようになっているようです。ただし横方向へのグリップは全然ないので、エア調整はくるっくる回っちゃいます。残念。
MAZE v3デッキデザイン
ウホッかっこいい。ポジティブのブロックがしっかりしていてポストがガツンと立ってるので非常にビルドに安心感があります。金色のスリットが4つ入ったチューブがグルグル回るので、好きな方向にエアーを向けることができます。
更にはもう1種類エアチューブが同梱されており、入れ替えることで少し違ったエアフローで楽しむこともできるようになっております。
このポストはほんと100点。ポジブロックの中をネガティブのポールが貫通してる形で、非常にガッチリしています。ワイヤー穴の仕上げも素晴らしいし、ネジが手で回せるようになっているのも非常に便利。アートワイヤーは入らないけど、あれはGOONに任せておきましょう。普通の細いワイヤーが、普通に気持ちよく固定できる。素晴らしデェス!!!
写真でもなんか左右がちょっと違うんですが、片方のネジ穴がおかしいんですよ。先日のアトマでも同じ事件が起きましたが、付属の工具では空回りしてしまうという・・・。手持ちの六角ではバッチリ回ったので、おそらく付属工具の寸法が適当なのでしょう。
でもこのネジってば、穴がナメようがラジペンで引っ掴んで回すことができます。さすが100点。むしろ六角とか面倒なので、手で回して最後だけラジペンでギュッと締めればいいと思います。
エアチューブについて
4ツ穴と2ツ穴の2種。2つ穴タイプに関しては中央がつながってないので、左右別々のルートで空気が入ってきます。キャップで片側のエアホールを閉じると、片穴からしかエアーが出なくなる構造です。
こうしてみると2つ穴が爆煙用だと思ってたんですが、4つ穴の方がエアー量が多いように感じます。
片側は写真のとおり、穴が段差になってて行き止まりになっているので左サイドから入れます。
こっちからです。Oリングがけっこうギリな感じなので、リキッドを垂らしてグルグル回しながら慎重に入れてやってください。
んですごい慎重に入れても、ここが必ず引っかかるようになっています。爪とかでうまくOリングを押し込みつつ、チューブはクルクル回すという神業的テクが必要になります。
MAZE v3 RDA ビルド&吸引
せっかくだから俺はこの四つ穴のチューブを選ぶぜ!
付属のクラプトンでそのままいってみましょ。
ほんと手で締められるのイイゾーコレ!!試した感じだと、この4つ穴はめっちゃ拡散するので、エアホール直近にコイルを組みます。そしてワイヤーの足を切るのもすごくやりやすい。ただ適当に切ればそれで良し!
拡散をちょっとでもおさえるために、コットン被せ気味でいきます。ただ、素直にウィックホール的なところに入れてやった方が見た目がよりスマートだと思います。
そうだ、BFピン試してなかったので差し替えてみよう。
MAZE v3はBFピン付属でスコンカーにも対応!
そして、先ほどのコイル位置だとBFピンのでっぱりがヒットしてしまいました。少し浮かせて回避。コイルを低くしようとすると、けっこう邪魔ですね、この出っ張り。まあ、なんなら切り落としちゃってもいいでしょう。そうすればコイルに新鮮なリキッドが直撃しますよ。
0.561Ωです。20ワットくらいでいってみますか。
ドローは思ったほどスッカスカではなくて、超ギリでMTL行ける感じ。でもまあそういうコンセプトじゃないっぽいですね。
かなりパワー不足なのでもっとパワー上げて直肺でガンガンいってみましょう。
・・・。
なかなかうまぇ!!!かなりの爆煙。35ワットくらいが美味しいかな?
2ツ穴タイプもいってみましょう。
うん
違いがわからない
なんだろう、ちょっとドローが重くなった気がする。そっか、片側閉じてみよう。
おお、これはかなりイイですね!MTLでもギリ吸えるくらい重くなりました。
そして、キャップが超絶HOTになります。薄いですからね素材が。
そしてHOTなキャップのてっぺんの、デザインでカクカクなってるところが唇に当たって
非常に不快です。
長いドリップチップに付け替えましょう。
うん、熱くもないし快適にVAPEできますよ!!このワイドボアドリップチップにそのまま510ドリップチップが装着できるシステムは便利すぎるので、変なサイズのドリップチップを積んでくるアトマイザーには全部搭載してください。
さて、やるかいつものを・・・
もちろん即座にMTL改
だからエアホールをキャップで絞ってドローが重くなっても、出口がデカかったら自分のVAPEスタイルと合わないんですよ。吸い込みが強めの人だったら問題ないと思います。ひたすら2mm以下のエアホールで吸ってきたので、ドローが貧弱なんですよ私。
で、せっかくエア出口を調整できる機構を持ってるMAZE V3なので、最初からもう1・2種類エアチューブを追加してほしかったな・・・。それで20ドルオーバーしちゃったところで、インセーンのアダプタより安いので、全く問題なかったと思うんです。
まあ作ればいいよ、アルミパイプは万能だから!
片側無理やり広げてみたけど、あとで気が付いたんですよ。熱収縮チューブ被せとけばよくね?って・・・。エアホールは、まずは1.5mmのドリルでポンと開けただけです。調子を見ながら広げてみようかなと。
ケガの功名か、広げた側がテーパーになって非常にシクッとおさまっております。やすり掛けないと汚いですね(´・ω・`)
最初からこういうアトマイザーでしたというくらいイイじゃありませんか。
NI80で2mm軸、1.0Ωくらいの懐古厨ビルド。
足が妙に長くなるの気になる・・・。
コイル後ろの足のところにもコットン詰めよう。ビチって旨くなるかもわからん。
・・・
うまぇ!!!!
普通に1ホールのチューブも絶対つけておいた方がいいって!
このコイルで付属の2ホール吸ってみよう。片側閉じて1ホールだけど。
・・・。
あれ?
こっちもうめぇ!!!
大変遺憾です。
なんていうかうまくビチって甘みが出てるみたいです。ワイドドリチまんま吸いがいい感じ。
久しぶりにMTLで普通に吸えるアトマイザーな気がします。
Hcigar MAZE V3 RDA 総評
ビルドクオリティ、バッチリ。ドリップチップも出来が良くって510の好きなドリップチップが使えるようにアダプタも付属しいる(しかもカッコイイ)。
ただ、15ワットくらいで吸っててもキャップが熱い、デッキが熱い、それが伝わってMODまで熱い。わりと中空にビルドすれば大丈夫だとは思います。エアホールやキャップに寄せすぎるとかなりアッチッチです。
味もいいし、大きなコイルから小さなコイルまでビルドの自由度も高く、エアホールも調整しやすいです。ウェルも見かけより深くてBFではなく普通にドリッパーとしても十分使えます。予想ではドリップしたときホールからフィーバーのパターンだと思っていたのですが、リキッドがそっちには流れないのか、エアホールからの漏れは案外少ないです。
ただデッキのOリング1個はやっぱりマズかったんじゃないかな・・・。結露したリキッドがデッキ外部とキャップの間に溜まるので、外して付けてしているうちにMODの上面がベチョベチョ。そしてキャップが回転方向にめちゃくちゃ緩いのでアトマイザーを外すにはベチョベチョになったデッキを握りしめて外さないといけない。
とはいえ、このお値段はお買い得としか言えないです。
Authentic Hcigar Maze V3 RDA (3FVAPE)
Authentic HCigar MAZE V3 RDA (Fasttech)
いいところ
- 安くてカッコいい
- 多彩なエア調整
- ビルドがむちゃんこやりやすい
- 加工精度良好
- ドリップチップGOOD
- アダプタ付属
- BFもイケる
わるいところ
- シングルOリングのデッキ
- 妙に熱い
- エアチューブのOリングがすぐ痛む
- リキッドでベチョベチョになる
初RBAという方にもこれはお勧めできる気がします。組みやすさがダントツすぎる。MAZE V3を一言で、というなら
「組みやすいRDA」
これに尽きると思いました。
[…] Hcigar MAZE V3 RDA レビュー&プチ改 […]