cthulhu modの新作アトマはMTL向けのRDTA。出口のエアフローパーツを付け替えることで喫い心地が調整可能なアトマイザーです。
商品提供 cthulhu modさま
今回は缶じゃなくて以前の紙筒のケースに戻ってますね!名前のムーランの通り、オリエンタルな雰囲気の素材です。
相変わらずギュウギュウ詰めである。よくこんな入ってますな!
- Mulan MTL RDTA 本体(デルリンドリップチップ・ガラスタンク装着済)
- 収納用袋
- ステンレスロングドリップチップ
- PCタンク(ガラスとちょっと形状が違う)1 * 510 steel drip tip
- スペアパーツ類・六角レンチ
- BFピン
- 取扱説明書・保証書
取扱説明書が写っていないのはなぜかと申しますと、筒の内側に張り付いており、取り出そうとしたら上手く指が入らないわで面倒だったからであります。
うん!かっこいい!私の好きな1928と同系統のデザインで、中央には一本溝が入り引き締まった感じ。ガラスタンクは一段内側に入っており、Oリングが露出していないのもスッキリしてて良い。また倒したりした際にガラスが当たりにくいという副次的な効果も。
ドリチ2種類比べて頂くと、ステンレスの方は本気のロングなのがお分かりいただけるかと思います。内径は無理のあるサイズではなく、アトマにあいている穴からそのままの径で出てくる感じですね。突き当りがある510穴ですが、そこそこ深いのでよほど特殊なドリチでない限り入ると思います。
後述しますがエアフローが一番軽い状態だとDLでも使えるくらいなので、こういった仕様になっていると思われます。私はMTLでもID4mmくらいのドリチを使っているので、このくらいは丁度いいです。
本体カラバリは2色。SSカラーとブラックです。今回も相変わらず外装の仕上げは非常に良く、独特の反射があります。
直径22mm・高さ33mmと、RDTAとしてはかなり小振りなスタイルも恰好良いですよね。
キャップの中は1928と同じような二重構造になっています。チャンバーを絞って、中はドーム状、回りはくり抜いて軽量化という感じ。と言っても割と重厚感のあるキャップです。
切り欠きで空回り防止の機構も付いています。
エアホールが中央にないという思い切った造り。僅かに横にずれているだけなので、真下からのボトムフローと特に差異はないと考えて良いと思います。
その分片側2ポールになっていたり、コイルを組んだあともエアパーツが取り換えできたりとビルド・運用共に使いやすいように工夫されています。
各穴はこんな感じ。ウィックホールは最近のRDTAにしてはかなり細い・・・。しっかりエア抜きの穴も開いていますのでチャージはウィックはそのままでチャージ可能。
横から見たところです。RDTAとは言ってもMTLを主に考えたものなのでご覧の通りポストホールはさほど大きくはありません。が、まあクラプトンや細いフューズドくらいなら余裕で留まります。
エアホールはこの穴がキャップの穴と噛み合うだけなので、これ絶対エア漏れするよアホかよと思ってたんですが、超絶加工精度により全閉だと吸えないくらいの密閉度。そのかわりキャップ閉めるときにちょっとゴリゴリするけど、開閉していると馴染んで来ました。
そうそう、キャップは最初結構Oリングがきつく、しかもリング1本留めなので傷めないように予めリキッド等を塗布してから使うことをオススメします。
エアフローパーツです。0.8mm・1.4mm・2.0mmと3種類のサイズが付属。エア経路はこの部品のみで完結しており、本体側には全く穴がありません。見たこともないデザイン。
底部。510スレッド部とボトムのプレートは別パーツで、下からねじ込んでタンクを止めるような作りです。
外すとこんな感じ。デッキから510ピンまではワンピースになっています。BFピンについてもバラけることなく差し替え可能です。またリキッド出口がデッキ直下に開いているのも確認できます。
ビルド&ウィック
とりあえず適当にビルド。そういえばコイルは付属していないですね。いつもそうだったか。まあワイヤーショップを開けるくらいワイヤーがあるので問題がないのですが、初めてのアトマとして選ばれる方はワイヤーを一緒に買うのもお忘れなく。
もう経験豊富な方なら一見してお分かりいただけるかと思うんですが、ビルドに手間取ることが一切ないですね。ワイヤーの留まりもバッチリです。エアホールからの高さも好みの感じに調整しやすいです。
とりあえず、ウィックホールが結構きつそうなのでギリで穴にささる程度の長さで、とりあえず漉かずにそのままの量で入れてます。が、やっぱり供給がきつく、この後すぐにもう少し漉いて余裕を持たせたウィッキングに変更しました。
かなりスカスカでもひっくり返して漏れてくる感じもなかったので、がっつり漉いていいと思う。ただ個人的には構造的にはまだ余裕があるのでウィックホール自体をもう少し大きくしてほしかったかな。そうすれば2.0mm穴で超重DLで楽しみたいという場合にもリキッド供給に余裕があったのではないかと。
リキッド補充はご覧の通りゴリラボトルの先端がサクッと刺さるので割と楽。まあダメな場合も片側のウィックを浮かして入れればいいです。
MULANを使ってみた感想
まあそのなんだ、
すっげぇかっこいいですよね!!!
もう許せるぞオイ。
そうそう、予備のPCタンクだとこんな感じで金属部とツライチになります。
さて、実際に喫った感じですが、まずは1.4mmで試したところドローがスムーズじゃない所がちょっと気になりました。笛鳴り音と風切音で結構ピーヒョロとうるさいし、ちょっと好みではないかなぁ・・・。
そこはホラ交換できるから!ビルドしたあとでも交換できるからね!
リングをかましたスタイルも壮絶にイカすMULAN。
0.8mエアホールに交換してみました。おお、これはガッチリとMTLですね。1928では案外軽めドローだったけど、これはガチのMTLファンも歓喜の重さです。でもコレほんと0.8mm?クッソ重いな(ワガママ)
次、2.0mm。ウーン、これならアリかもしれない。ちょっとスムーズさにも掛けるけど笛鳴りはしていないし、フレーバーはダイレクト感があって非常に美味しいです。
そう、このアトマ結構美味しい(言うの遅い)。
もうちょっとドローがスムーズで、かつ丁度良い重さだったらなぁ。2.0mmエアホールを付けてキャップ側で調整してやっても十分に美味しいんだけど、せっかくエア出口に調整機構があるんだからそっちで済ませたいなって思います。
cthulhu製品は今までもそうだったし、1.0mm・1.2mmなんかのバリエーションが後でパーツ販売される可能性もあるんじゃないかな?そしたら是非欲しいです。それでこのアトマは完成品になると思う。
まあ0.8mmがちょと私には重すぎるので、これを1.0mmに拡張して様子を見ても良いかもしれない。まあ何しろルックスが超カッコいいから多少ピーヒャラしても許します。