もくじ
ThunderHead Creations TAUREN RDA
デュアルコイル対応のドリッパーです。小穴がたくさん開いたエアホールは、絞り気味のドローながらスムーズな喫い応えでフレーバーが良く出るRDAです。
以前ご紹介した同メーカーのTAUREN MECH MODとセットで使えるデザインとなっております。
商品提供:3AVAPEさま
パッケージ&付属品
MODの時もそうでしたが、今回も真空パックのような感じになっています。カッパー・ブラス素材のバリエーションもあるので、表面が酸化してしまわないようにという事なのだと思いますが、これは非常に丁寧なパッケです。
チューブMOD同様にわざわざ専用のケースに入っています。ネジって開封、アトマ自体も土台に510スレッドでねじ込まれています。これはテンションが上がる演出!
そういえばこちらはカッパーですが。色(素材)展開も結構豊富ですよ。
THC公式サイトより
SS・ブラス・カッパー、ブラス×赤・ブラス×黒・カッパー×黒そしてクラック塗装のブラス。MODにある色が一通り揃っていて、あとは通常のMODに合わせやすいSSがあるようです。
THC公式サイトより
こちらがMODと合わせた様子。なかなかカックイイです。
このケースにはステッカーが貼付されており、スクラッチ式のコードを公式サイトで入力すればオーセンティック品であることを確認できるようになっています。
予備のネジ一式とBFピン、替えのOリングが付属しています。ネジは六角穴付の芋ネジなのでそれ用のレンチも入っていました。
ThunderHead Creations TAUREN RDA 詳細
直径は24mmのアトマイザーです。高さは510接続部とドリップチップを除いて23mmと、スクエア型に近い標準的な形状のドリッパーです。
MODと同じ牛の意匠が彫り込まれております。
楕円形のエアホールが向かい合わせに開いています。後ろの面は特にデザインはなく無地。
アトマ上部のゴツゴツ状のデザインは指の掛かりも良いのですが、そもそもOリングの調整が完璧なので着脱・エアフロー調整で回すといった所はスリーブを指で掴んでなんなく行うことができました。
Oリングは810。特徴のないショートのワイドボアタイプですがこのアトマには良く合いますね。
キャップ側のOリングとの嵌め合いはかなりガッチリしています。裏から押さないと外れないくらいです。
510接続部
アトマの底面です。ポジティブピンは固定で、予備のBFピンと交換することも可能。今回はそのまま使いましょう。
それにしても、ハイブリッド接続のチューブMODと組み合わせるアトマの割にはピンの飛び出しが少ないです。絶縁材もせり出していません。もちろん使えないほどではないですが、セットで使う可能性も多いアトマだけに少し気を使ってもらえれば、より安心して使えたんじゃないかなと思います。
キャップ内部
これ、写真を撮った後に気が付いたので申し訳ないのですが、内部に一か所小さな突起があります。デッキと噛み合って空回りを防止するものですね。
両方にあれば良かった気がするんですが、これが片方なのでキャップを装着する際は決まった方向にしかハマりません。
キャップの方は別に一か所だけポチッと出てればいいので、デッキ側を両方彫り込んでくれたら使いやすかったのではないかな。
デッキ
ポストレスっぽい感じの何ていうか、端的に言えばデュアル版リカーブ。山にそれぞれコイルを組むデュアルコイル対応のデッキです。
向かって左側、ウェルの外側が若干凹んでいるのが見えると思います。これが切り欠き。片方しかないのでここにキャップの凸側が来ないと閉まらないです。ちょっとだけ注意。
ネジはサイドから締める形。ベース部のOリングも実にしっかりしたもので、快適なキャップ着脱とエアフロー調整を実現しています。
ポジピンの端面。BFピンに打ちかえると、ここからリキッドが出ます。リカーブ同様に小穴なのでリキッドは思ったよりは漏れにくいかも。
とってもとっても小さなエアホールがずらっと並んでいます。加工はそれなりにきれい。写真で確認したら少しだけバリがありましたので後できれいにしておきました。と言っても気にするほどのアレではないかな。
側面から見るとこんな感じ。円形の穴が斜め下向きに開いていて、そこからデッキ内に小穴を通じて出ていくようなエアフローです。超絶スムーズ。
ThunderHead Creations TAUREN RDAビルド&ウィック
前回ご紹介させていただきました、THCのプリメイドで行っちゃいます。
写真を見て頂いた通り、横からネジ止めするタイプのデッキです。そのため幅広コイルだと端っこがこのように1/4回転ネジれた感じになります。
といっても特にビルドが面倒なこともなく、足をある程度長さを揃えて穴に放り込んだら適当にネジ止め→ジグで無理やりグリィッ!と平行にして終わり。
どっちかと言えば簡単な気がしました。
高さはとりあえずこのくらいにしてみましたが、このアトマ、吸い口からコイルの距離がなかなか近いのであまり上げると熱いかも。上げなくてもかなり熱いかも。
コットンも通して、喫う準備は万端です!カッパーなので、酸化するとこのような激渋な色になってきます。これまた激渋カラーのでにドリチを合わせております。
TAUREN RDA、実際に使ってみる
実はTAUREN RDAを入手する前に、Tauren MODの方を少し削ってしまっていたというポカをしまして、ご覧のような状態になっております。実際の姿はカラバリの所でご紹介させて頂いた公式の写真をご参照くださいませ。ここでは一応色を見て頂ければと思います。
ちょっと色が合ってませんね。アトマ・チューブとも軽く一皮むいてみます。
同じメーカーの製品なので当たり前ですが、色合いもバッチリですね。お気に入りのPhobiaのドリップチップを付けてみました。
削った部分にはPOMでカバーを付けてみましたが今一つでした。なんか良い素材で合わせてみたいです。とりあえず酸化してMOD側と色が揃ってきた所だけご覧ください。
さて、実際に喫った感じですが。
過剰なほどにダイレクトに味が出てきます。ちょっとワッテージは控えめでも、多めのミスト量と共にフレーバーをがっつり楽しめるタイプのRDAです。
なにしろ、ボトム~サイドあたりからエアーが当たる方式でコイルがこの直近っぷり。コイルを口に突っ込んで喫っているようなフィーリングで、味はヤバいんですがワッテージを上げると熱さもこれまたヤバい。
ヤバすぎたので単線でも組んでみました。やっぱ熱いもんは熱かったです。ただ、単線ならある程度パワーを抑えても立ち上がりも良いので、比較的いい感じに喫えました。細身のクラプトンくらいがちょうどいいかも。
あんまりエキゾチックなコイルをドカンと組むドリッパーではなさそうです。
エアフローは申し分ない気持ちよさ。変な音鳴りが無くてスムーズ、満遍なくエアーが当たる小シャワー型エアフローの良さが発揮されております。
なんとなく穴がたくさん開いているのでスカスカっぽくも見えますが、実は一つ一つの穴が凄く小さいのでドローは見た目に反してまあまあ重め。
空回りしないキャップは便利なのですが、やっぱり着脱のことを考えると少しだけメンドイです。
キャップをはめてみて少し浮いてるので「あっ逆だった!」と思ってひっくり返したらやっぱり最初の向きで合ってて「やっぱあってた!!」というのが何度もありました。ここらへんは使っているうちに慣れてくるでしょう。
このTauren RDA、シングルコイルで真ん中にデカいコイルをドドーン!というビルドも、ちょっとだけエアホールから距離が離れてしまいますがそれはそれで面白そう。でもせっかくデュアル対応の形状なのでデュアルで使うかな。シングルだとRecurveがありますしね。
TaurenRDA、なかなか良いドリッパーでした。Recurve大好きだけど、デュアルで組みたいんだよ!という方にはジャストフィットな予感。
THC Tauren RDA(3Avape)
10pcs Nuclear Warhead Coil By ThunderHead Creations (THC)
今回ビルドしたコイルはこちらです。
コメント失礼します!
掲載しているようにMODを削りたいというか、径を広くしたいのですがどのようにして削られたのですか?
また削ってもアトマと接する部分はどのように作ったのでしょうか?
教えていただけると幸いです!