先日のTAUREN RDAも記憶に新しいですが、今回は同系統デザインでRDTA。しかも小さ目タンクでBFピン付き、重めDL向けデュアルコイルというピンポイントを突いたような製品です。
商品提供:3AVAPEさま
THC TAUREN RDTA
サンダーヘッドクリエーションズの製品は袋入りが嬉しいですな!更に、アトマもアルミのケースに納められて傷なんかが付かないようになっています。特にブラスやカッパー素地の場合は嬉しい配慮です。
ネジってぱかっと開けるとアトマ登場!土台部分は510スレッドになっていて、アトマがねじ込まれています。
今回ご紹介するのはフルブラックのタイプ。TAURENのマーク部分に色が入らず、割とシックに仕上がっています。短めのタンクですっきりした見た目のアトマですね。パッケージのフタには内容品がプリントされています。
TAUREN MECH MODに合うカラーもバッチリと用意されています。ブラス・カッパーや、ブラス・カッパーにハンマートーンのようなコーティングがされたタイプですね。
その他ベーシックなシルバー・ブラック、そして最近じゃデフォルトなんですかね、レインボー。
Oリングとネジ類、保証書&QCカード、六角レンチ、フロストタンク。本体に着いているのはガラスタンクですが、こちらの半透明タンクはプラスチックでした。
TAUREN RDAと同じようなシステムのエアホール。説明では「マイクロエアホール」と表現されており、小穴が無数に開いていてリキッドの漏れを防ぎつつ、エアフローの音が静かでスムーズな吸い心地を実現してくれます。
スペック
サイズ | 24mm径×高さ38mm |
ドリップチップ | PEI製・810 |
コイル | デュアルコイル |
リキッド容量 | 2.0ml |
アトマ上部。810ドリップチップはしっかりとOリングで保持されます。TAUREN RDAと同じようなデザインなのですが、RDTAではトップキャップとスリーブが別パーツとなっています。また、Oリングもかなりしっかりしているので凸凹部分のおかげで調整しやすいです。
ドリップチップはサイドにThunder Head Creationsのロゴが入ったもの。今回真っ黒なRDTAでは特に目立つロゴや文字がないので、この部分はワンポイントでかっこいいと思います。
アトマの底部はマイナスネジ。よく考えたら端まで切れてないので厳密には何ネジって言うのか分かりませんが、ちょっと中途半端なサイズなのですが工具は付属しません。BFピンに交換する場合は適当なサイズのマイナスドライバーで回してあげてください。
スリーブとトップキャップです。この2点が噛み合うことでエアフロー調整を行います。また、スリーブ内側にはデッキにはまりこむ突起があるので、トップキャップを外して行うと付けやすかったです。
デッキのフィルホールに突起がはまってフタをするような形になっています。また、はまれば回り止めとしても働きますのでアトマ着脱で空回りするようなこともありません。
こんな形でしっかりとはまります。突起はテーパーのようになっていますので、それほど入りもシビアではなく、エアホールを合わせて被せてあげればスコッと入ります。但し、コットンが挟まったりすると急に入らなくなったりするため、トップキャップを開いて挟み込んでないかを見つつハメると楽でした。もちろんビルドの際もコットンが被らないようにしないとです。
デッキはTAUREN RDAがまんまRDTAになったような・・・と思いきや、案外大きく異なる点も。それは留めネジの向きですね。三角形の山型のポストでコイルの向きに逆らわずに留められるようになっています。
RDAの時は横からのネジ留めだったので、写真のようにコイルの足が90度ねじれてたんですが、今回は真っすぐ留められるようになりました。
こんな感じ。側面ではなくて後方から六角で締め付けます。工具も斜め上方から使えるので側面の時よりも作業しやすかったです。
マイクロエアホール凄い細かい。ここからプシャーっと吹き出してくれるお陰で音が静か。ウィックホールの大きさも程よく取られています。全体的に作りはかなりキレイ。
RDAも綺麗だったけど、今回エアホールあたりは相当キレイ。留めネジも横に隙間がほとんど無いのが分かると思います。
エアホールは外から見ると斜め下向きに一旦入って、そこから斜め上方向の小穴へと続く形になっています。漏れ防止にもいいんですが、今回はRDTAということでドリップすることがないのであまり関係ないかも。
タンク部・BF(スコンカー)への対応
510スレッドにボトムのプレートをねじ込んで締めるタイプのタンク。ガラスタンクとフロストタンク(プラ)はお好みで。
タンクのデッキ裏。特にえぐり込みとかはない普通の感じ。BF時のリキッド出口が見えています。
ピンを差し替えることで、BFMODにも対応します。リキッドはタンク内に出てくるようになっています。ピン自体にOリングが付いていて、漏れ対策にも気を使われています。
スコンクした際の吸い戻しはこのくらい。6割くらいは残る感じです。
ビルド&ウィック
コイルが若干崩れているのはコイル自体を作るのに失敗しているだけで、ビルドはポストレスとしては普通に組めました。
噴きつけたエアーがこの隙間あたりから上がってくるイメージで、いかにもうまそう。ウィックの端もサクサクと入れられて楽でした。この後リキッドを付けたらジュースホール付近のコットンは少し避けておくと後々フタでコットンを挟んでしまわなくて良い感じでした。
チャージホールはユニコーンボトルがちょうどはまるくらいで、それほど大きくはないですね。ガラススポイトだとちょっとアレかも。まあ面倒な場合はウィックホールからドバーっとぶち込んでやればいいと思います。
それでは吸ってみまーす!
WISMEC DFを今使わずにいつ使う!ツートーンで色もピッタリです。いきなり50ワットくらいからカマしましょう。
スウォー!
相変わらずスムーズなドローからダイレクト感溢れるミスト。熱め。うまめ。
今回はかなり低めに組んだつもりですが、それでもやっぱりコイルはかなり近いですね。コイルを口に突っ込んで吸ってるような感じですからね、そりゃ旨いですな。
TAUREN RDAと並べて吸い比べてるんですが、RDTAの方が心持ちドローが重い気がします。気のせいかもしれません。でも味は全く差がわかりません。
しかし旨いですね。
エアホール全開でも結構ドローは重く、私は全開で丁度いいです。このくらい重いデュアルコイルのDL向けアトマって案外無いですし、需要は案外ありそうな気がします。私みたいにだいたいのアトマでエアホールは半分くらいに絞って吸うんだぜという方にはおすすめかも。
作りも綺麗だし、Oリング等の調整もバッチリです。
わざわざDFに載せといてアレですが、スコンカーに合わせるならTAUREN RDAでいいかなって思いました。むしろTAURENのメカと合わせたり、パワフルなVW MODとマッチングさせるのが正解なのかもしれませんね。
でもやっぱりRTAじゃなくてRDTAの良さみたいなのは凄く出てるし(コイルが近い!)、ドリップなしでダラダラ吸えるっていうのは単純に便利でした。2mlって少ないかなって思ったんですが、思ったより一瞬では無くならなかったです(・ω・)
ThunderHead Creations Tauren RDTA(3Avape)
THC Tauren RDA(3Avape)