WASP nano が超ロングセラーとなっているOUMIERから、デュアルコイルのドリッパー、VLS RDAの登場です。デュアルと言ってもコイルを縦に2ケ並べるという珍しい形状のドリッパーです。
商品提供:3Avapeさま
もくじ
VLS RDA by oumier
WASP nano同様に小振りなパッケ。早速開封して参ります。
説明書は図解入り。ちょっとややこしそうなアトマなので有り難いです。
内容品は以下の通りです。
VLS RDA本体
- 取扱説明書
- 予備デッキネジ1セット
- BFピン
- コイル(フューズドクラプトン)
- Oリング
- ドライバー
- コットン
コットンはangorabbitが付属していました。意外とこういう単品されているコットンが入っているのって初めて見たかも。
VLS RDA 本体
デュアルコイル対応ドリッパーVLS。高さはドリップチップと510接続部を除くと27.5mm、直径は24mmです。PEIのスリーブとドリップチップ、そして3本線に見えるOリングと、WASPと同系統なデザイン感も少しありますね!
ちなみにカラー展開は3色なのですが、白・黒に関してはプラスチック部分がPC(ポリカーボネート)です。攻撃力が高いリキッドを使われる方はゴールドを選ばれた方が無難かもしれません。
側面にはサイコロの5みたいな配置でエアホールが開いています。反対側も同じようになっていて、WASP同様に挟み込むようなエアフローです。
トップ部分は金属のパーツがはまっており、そこからドリップチップ(810)へ接続されています。
底部。すごいフツー。だけど実はフツーじゃないのです。実はこのベース部分がごっそり外れます。あとで写真でご紹介いたします。
ピンはほんのちょい出てます。ベース部の、この柄なんでしょうね。
ドリップチップ・スリーブ・デッキ・ベースに分解することができます。
ドリップチップ
PEI素材で、かなり分厚くて迫力のあるドリップチップ。内径は底部で8mmと、810ドリップチップにしては細め。上部では11.5mmに広がっています。直径は18mm、アトマから飛び出す高さが6mm。
スリーブ エアホールの穴は良く見ると中央だけ少し小さいですね。
ドリップチップを外してみると、接続部までPEIのパーツが一続きになっているのが分かります。金属のリングはあくまで飾りなので、熱くなりにくくなっています。Oリングは1本で、ガチガチとまではいきませんが、ある程度しっかり止まってくれます。
デッキ
一見最近ありがちな挟み込みエアフローのデッキですが、色々おかしいです。ネジが縦になったり横になったり
実はコレはホリゾンタルコイルを縦に2ケ組めるようになっているのです。またバーチカルコイルを2ケ並べて組むことも可能です。
ワイヤー留めの部分は、縦横のネジいずれもワイヤーが逃げにくい形をしていますし、ご覧の通り壁に擦るくらい隅に寄っていますのでワイヤーがすっぽ抜けにくいです。これはWASP nanoでも良く出来ていたのですが、同様にビルドしやすくなっています。
そして、ベース部分は逆ネジでデッキパーツと組み合わさっています。底部の四角い穴は、ウェルを兼ねつつ、下からもコイル部をイジれるようになっているんですね。
デッキを裏から見るとこうなっています。ーネジがポジティブ、+ネジがネガティブのポールを留めています。ベースの大きなプレートが全部ポジティブ接点になるような感じですね。
BFピン(ボトムフィーダー・スコンカーへの対応)
このような形で、ネジを外すとプレートと絶縁パーツがごそっと外れます。元の位置にプレートをはめながらBF用のポジティブピンに交換すれば完成です。
VLS RDAビルド&ウィック
このエアホールをよく見ると、大分傾斜が付いて斜め下に向かって吹き付けているのが分かります。あまりコイルを上げ過ぎなくても良さそうな気がします。とりあえず素直に横コイル2個で組んでみます。
なんだかトリッキーなようにも見えますが、全く別々の場所でネジが留められるのでデュアルコイルとしては非常に簡単な部類かと思います。飛び出したワイヤーの足に関しても、うまく凹みがあるためキャップへの接触等を気にせず適当にパチパチ切れます。
まあキャップが樹脂なのでショートの心配はないのですが、足がはみ出ているとタンクガリガリガリガリィ!っと傷がいくのでショートよりヤバいです。なのではみ出さずに切れるこの形状はとっても良いです。
ところで、最近このアンブローズというメーカーのワイヤーを買い込みました。
(FT)
私は知らなかったメーカー製のワイヤーなんですが、以前気まぐれで買ってみたら結構キレイだったのでニクロム・カンタルの24~26を一気に買ってみました。ここのカンタルが驚くべきキレイさ。
スプールの巻きも綺麗ですし、ワイヤーもきれい。カンタルらしく黒っぽさはあるんですが妙に光ってます。
漏れテストがてらジャバ—っと音がするほどドリップ。これ、ウェル容量もかなりありますね。そしてエアホールが傾斜しているおかげか一切漏れは無し。
では喫ってみます!
おっ!思ったのと全然違った。まずドローが結構重たいです。WASPよりもやや重たいくらいです。そしてエアホールが下向きなせいか、若干ドライ気味な感じもしつつ、上側のコイルは高めにセットしたせいかダイレクト感もあるという、なんだか丁度いい感じ。
これは旨いなぁ。しかもOumierだけに、これまた凝ったRDAの割に買いやすいお値段なのが嬉しい。
ちょっと不満な点が一つあって、デッキのエアホールとスリーブの穴の高さが微妙に合わないんです。まあどうせ絞るので関係ないんですが、こういうのピタっと合うと更に嬉しいですよね!
それから、不満点というわけではなくて使用上のコツみたいなものなんですが、何も考えずにスリーブを持ってアトマを締め付けていくとベースからデッキが外れたりします。逆ネジなので。ちゃんとベースを締めておくか、金色のベース部を持って取り付けすると良かったです。
それでもクセなのか、スリーブ持って回して何度か外れちゃいました。
何しろ面白いアトマですね。バーチカルの2連も試してみたい。細身な軸で組むと面白そうな気がします。そして、そういうビルドもワイヤーが留めやすいのでイライラせずに楽しめるというのもポイントが高いです。
あっ、そうか今気が付いたんですが、ベースを取っ払えばバーチカルで組む時にジグが通しやすいですね。これはoumierさんが意図してたとしたら凄いなぁ。
スペースドクラプトンでかなり高めにシングルコイルを組んでみましたが、これもこれで良かった。でもこのアトマはせっかくなのでコイル2ケ組みたいアトマですね!
凄く遊べるアトマだと思います!
初めまして。
もくもくさんの動画での喋りを睡眠薬代りに聞いている者です。
そろそろ新しい動画が出ているのではないかとチャンネルをチェックしてはため息をつき、仕方なく雑多なASMR動画を漁るも大して眠れず逆に下半身が元気になる日々に疲れました。
動画更新のご予定はないのでしょうか?
出来れば顔出しでお願いしたい所存です。
お願いしますなんでもしますから!