LIFT STA by Innokin BFドリッパーがタンクに変身！

1 LIFT STA by Innokin
2 実際にLIFT STAを使ってみます。
- 2.1 リキチャ
- 2.2 鬼チェーンしてみる
3 感想
- 3.1 今回の使用MODはWISMECのRXマキナでした！
  - 3.1.1 国内

LIFT STA by Innokin

イノキンのLIFTはBF対応のアトマイザーに後付けするタンクです。

S.T.A.とは「サイフォン・タンク・アダプター」の略で、サイフォンみたいな感じでリキッドが吸い上げられるタンクという意味みたいです。

ここで言うサイフォンとは、サイフォンの原理のことではなく、コーヒーサイフォンをイメージしていただければ近いと思います。

商品提供：INNOKINさま

LIFT 概要

んで具体的にはどうやって使うんでぇ！という話ですが、BFピンの付いたアトマイザーとMODの間に挟むだけ。するとBFピンの穴を介してリキッドがアトマイザー内に入ってくるという寸法です。

どうして吸い上げられるのかと言うと、単純に人間が吸い込む力です。VAPEする際には当然吸い込むわけですが、その力でアトマ内の圧力が下がるのでリキッドが吸い上げられるという仕組みなのです！

LIFT パッケージ

VAPEショップに並んでいたら、何だろう？と思わず手に取ってしまいそうなキュートなパッケージに入っています。

LIFT本体はアトマイザースタンドに乗っております。

アトマスタンドには予備のＯリングがはまっています。

LIFT 本体

一見普通にアトマですね(･ω･)

上部

アトマイザーの底面がフタの役割を果たすので、ミッチリとOリングが入っています。リキッド注入口はとても大きいので流し込むのも簡単です。510ポジティブピンにはスコンカー同様にリキッドが通るための穴があいています。

LIFTの本体は25mmなのですが、ご覧いただくと分かる通り22mmにも対応できるようにOリングが入っています。大きい方に関しては、ハミ出しを気にしなければいくらでもイケるんですが、現実的には22～25mmに対応すると思っていただければいいと思います。

▲25mmがツライチです。でもこの組み合わせはあまりにもですね。RDTAにBFピン、そこの下にタンクって・・・。

タンク

ガラスタンクです。予備などは付いていませんので、割らないように気を付けないとですね。そもそも頑張ったんですが分解ができませんでした。

空気取り込み口

アトマで言うAFCみたいな部分ですが、これを調整することで若干フィード量を変化させることができるようです。リキッドのVG・PG比による硬さの違い、またVAPEする際に吸い込みの強い弱いの個人差があると思いますので、そういうので穴を調整するみたいです。

空気の取り込み口は弁になっており、空気が入ることはできても、出ることは出来ません。出ることができたらリキッドがジャジャ漏れですからね！

底部

がつっとピンは出ていますし、絶縁部も樹脂です。でもネジになってなくて分解できないのでどういう構造になってるいるのか検証できませんでした。

スタイルとしてはチューブMODに載せるのが一番LIFTを活かせるんじゃないでしょうか。ボックスMODにこれ載せると、「なんでスコンカーじゃだめなん(´^ω^｀)」ってなりますし・・・。

実際にLIFT STAを使ってみます。

どのアトマに使うか悩むんですが・・・。WASPに付けて「WASP RDTAじゃだめなん(´^ω^｀)」って突っ込んでいただくのも捨てがたいんですが、なんとなくPULSE22にしてみましょう。

リキチャ

まずリキッドをタンクに流し込みます。勢いよく流し込みすぎて、若干こぼしていきます。この部分はただのタンクなので漏れる要素もありません。存分に流し込むのみ。スペック上容量は2mlっていうことになってるけど、どう見てももっと入ってる気が・・・。なんとかコンプライアンスもあるので触れないでおきます。

まず最初は空吸いしてリキッドを上げてやります。

出てきました。あまり出てこなかったら、アトマのエアホールを塞いでおいて、ごく軽く吸ってあげればジャーっと出てきます。やりすぎるとガチでタンク内のリキッドが全部出てくるので注意。

テストなんでコイルもコットンもナシでやってますが、実際の運用時はコットンにドリップしておくのでそのままVAPEし始めれば問題ないです。

鬼チェーンしてみる

おお、確かに動いてる！普通に喫えてて、タンクのリキッドは微妙に減っていきます。

正直言うと、リキッド吸い上げられすぎてベチョベチョ状態しか想像できなかったので肩すかしを喰らった感じ。なんでほどよく出てくるんだろう？(･ω･)

むしろ若干供給の方が追い付いてないみたいで、しばらくするとドライ気味になってきました。その場合はキュキュっと空吸いしてあげれば、リキッドを継ぎ足すことができます。

私の吸い込みが弱いのか供給が追い付きませんが、調整としては丁度良いのではないでしょうか。空吸いすればリキッドを出すことはできますが、リキッドが余分に出てしまうとタンクに戻す手段はありません。スコンカーみたいにある程度残して戻ってくれてるわけではないですからね。

MTLでもDLでも、うまく動いてるみたいです。むしろMTLの方がアトマ内の圧力的にリキッドが上がってきやすいのかな？結構何も考えずRTA感覚で吸えちゃってます。LIFTのエアホールをもっと絞ってやればいいのかな。楽しい。

そして、タンク内がカスッカスになるまで吸えます。すごく楽しい。

感想

思ったより断然使えるアイテムでした。簡易的にBFドリッパーにタンクを付けたいというのならアリ。もちろん最初からタンクになっているアトマイザーのように安定して供給されるわけではないのですが、ある意味コイルが湿ってたりややドライになったりというのがドリッパーやスコンカーの醍醐味なので、同じようにこのSTAも楽しめます。

空吸いや、気泡が上がってくるのを眺めてフィードコントロールをしていると供給がイマイチだった頃のRTAを思い出します。

INNOKINということで、もちろん買いやすいお値段設定だと思うので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。