今回はタロットベイビー。またもや個性的なヤツが出てきそうな香りがプンプンと漂っております。OMNI BOARD4.2搭載機ということで、同社のフルスペックMODであるArmour Pro同等の機能を持つ小型MODです。
商品提供：Vaporessoさま
TAROT BABY
さて、まずは開封してみました。
- Tarot Baby Mod本体
- NRG SE Tank (4.5ml)
- GT Meshed Coil (0.18Ω) ←本体組込済
- GT CCELL Coil (0.5Ω)
- スペアタンク
- 予備Oリング
- 取扱説明書・保証書
それではMOD本体から。
これは凄いハデ。まず持ってみて、小さくてズッシリ中身が詰まった感じだなと思いました。量ってみたら149グラムあり、バッテリーが最初から入っているのでMODとして重すぎると言うほどではありませんが、コンパクトMODとしてはかなりの重量級。
スペック
| サイズ | 高さ70.3mm×厚み25mm×幅42mm |
| 出力 | 5-85W |
| バッテリー | 内臓2,500mAh |
| 使用可能抵抗値 | 0.03～5Ω |
| スクリーン | 0.96インチ カラーTFT |
表と裏はちょっとだけデザインが違うみたい。それにしても個性的です。このMODはサイドの液晶部分全体を押し込んでパフする方式のスイッチで、これまたArmour Proと同じような作りですね。
小型MODこそ、この方式は使いやすいので素晴らしいと思う。
適当に持って、ぐっと握り込めばパフ。バネの強さも感触も非常に良好でした。
上部。かなりの小型MODながら24mmがキッチリと載る隙の無い510接続部の作りはなかなかのもの。
底部にはご覧の通りベントホールがあります。立てて置いた際の座りも思ったほど悪くないですね。
操作側の一番下にはVaporessoのお家芸３ボタン。＋－の他にファンクションのボタンを別に設けることで非常に使いやすいものとなっています。
また、内蔵バッテリー（2,500ｍAｈ）のため、黒いパネル下部のUSBポートにケーブルを挿して充電を行うことになります。小型機ながら充電レートは2A。1.5時間での急速充電が可能との事。
スクリーンと機能、操作
まずは待機中の時計です。黒いパネル越しですが視認性は悪くないですね。というかArmourと完全に一緒ですわコレは。
一番下のボタンを３クリックか長押しでメニューに入り、モード切替や設定を行います。
アイコンと文字が一緒に表示されたGUIは相変わらず非常に分かりやすい。VW・VV・TC各種・Wカーブ・Vカーブ・バイパス・SPモード（超低抵抗向けだけどこの機種ではバッテリーパワー的にお勧めしません）とフル機能。
VWも簡易的なカーブモード（ノーマル・ハード・ソフトから選べる）を備えており、それぞれアイコンで見た目通り選べるので操作は悩みません。
パワーカーブと温度カーブは相変わらずもう一つかな・・・。特殊なパワーVAPE（極限のクラウドチェイス等）で使えるかもしれないけど、普段使いに役立つのはプリヒート的なカンタン操作できるものなんですよね。
でもこんな機能も小型機ながらちゃんとあると言うことで。
システムセッティングも画面が縦に長く表示に余裕があり、操作はとてもしやすいです。
VW・TC・VVの各画面です。相変わらず細かい設定のできるVVが非常に使いやすいですね。メインの数字が大きく見やすいので良いと思います。
アトマイザー
組み合わせられるアトマはNRG SE。使用コイルはGTです。割とミスト量多めセッティング向けのクリアロマイザーとなっています。
小型MODに合わせるとは思えないバブルタンクがゴツいアトマイザーです。パワフルなTAROT BABYとはなかなか良い組み合わせではないでしょうか。
ちょっと感心したのがコレ。ドリップチップは510互換なのですが、付属ドリチの先に少し筒みたいなのが出ているのが見えますでしょうか。
実はこれ、ドリチを少し抜かないとキャップがズレないという一種のロックなんです。面白い構造だなー。
また、ドリチとアトマの間にリキッドが貯まったりするのを防止する副次的効果もあると思われます。
こんな感じで、ちょっとドリチを緩めてスライドするとチャージホールが出てくる寸法です。
アトマ底部。なんでひっくり返ってるかというと、なぜか平らなところに置くとゴロンと転がってこの向きになったからですｗ そんな重さが偏心してるわけでもなさそうなのに、なんでだろ。
トップ・タンク・ベース・コイルとそれぞれをバラしたところです。
コイルはGT。ちょいと小技を効かせてくるvaporessoの中では逆にめずらしいすっごい普通のコイル。
いかにも出してくれそうなルックスを持つ、メッシュの大口径コイルです。コットンも十分に詰まっているので供給も安定していそうですね。
エアホールも爆煙が充分に楽しめそうな大型のものが２方向に開いています。
とりあえずチャージして喫ってみるか。ドリチすっげぇじゃま！なので取りました。付けてても大丈夫ですが、まあどうせロック外すついでに取っちゃってもいいでしょう。
セットで使ってみました。
コンパクトなのにカタマリ感があって、大型アトマとの相性が良いというのがまず素晴らしいポイント。
こいつをカッコよく撮影してやりたい。
こんな感じでどうでしょう。あれ？なんか案外悪くねぇな！
でも個人的な好みでは
こんなヤツが欲しかったのだよ！これすっごいかっこいいね。
NRGというアトマはすっごい普通にうまい。かといってSKRRのQFコイルみたいな新しい驚きはないかなぁ。コスパ重視のアトマなのでしょうか。
ベーシックな大口径ストレート構造のメッシュ×軽いエアフローでダイレクト感があるミストがバンバンと上がって来ます。
メッシュの他にもう一つ付いていたCCELLも好き。ドロー重ためDLでフレーバー重視という感じで、これはとってもいいですね。
本体に付いては、とにかくボタンが押しやすくて持ちやすいです。また、ボタン上部が小さく盛り上がってるのが存外押しやすくて良かった。
最近使ったVAPORESSOのコンパクトシリーズです。手前から今回のBABY、Tarot NANO、Target Mini。こうしてみると少しだけ大きめですね。極小MODという枠組みに入るサイズにも関わらず、メイン機として使えるレベルの仕上がりなTarget Mini2はやっぱ驚異的ですね。
そして同じチップのArmour Proと。21700バッテリー入っているのになんか大して重さかわんねぇな！むしろ持つとArmour Proのが細いまである。
携帯性ならTarget mini2、パワフルに喫うならArmour Pro。じゃあもういらなくね！？ってなると思うじゃないですか。
そうじゃないんですね～。バッテリー内蔵で小さいけどフルスペック、ある程度の手ごたえ（金属の質感）も欲しいし、しかも爆煙クリアロで楽しみたいんだよォォォォというニッチな要望をバッチリ満たしてくれるMODです。
OMNIBOARD4.2のおかげで、ハイパワー領域でも小型MODとは思えない立ち上がりを見せてくれますよ。
シルバーやブラックの渋み重視なカラーリングも展開されています。小型パワフルな機種をお求めの方はチェックしてみてください。
