以前の記事で欲しいと申していたatopack penguin。注文して幾星霜。
ついにわが手に!!
全く期待を裏切らない出来だったので、バッチリとレビューしていきたいと思います。
え?atopack penguinとか今更感すごい?大丈夫です、これしばらく売れ続けます!
もくじ
ATOPACK PENGUIN動画
これは特に動画撮る予定もなかったのですが、思いのほか良かったので動画にしてみました。お時間があればご覧いただければ幸いです。よろしかったらチャンネル登録をお願いします。よろしかったらチャンネル登録をお願いします。大事なことなので2回言っておきました。
atopack penguin外観と付属品
まずはなにをさておき外観から。外観が一番のウリと言っても過言ではないですからね!
まずは外箱
箱のデザインもイカしてますね。なんだろ、あれ思い出す。FOSTEXの。
動物シリーズこと、THシリーズヘッドホン。お前の耳そこじゃねぇだろ。
動物の絵でちょっと女子にも売ってやろうみたいな。だけど女子は何FOSTEXって聞いた時ないしと言いながらBEATS買う的な。
初っ端から豪快に脱線しました。
この価格帯の製品でもキレイなBOXに入ってくるというのは、ギフト用途もありえるスターターキットとしては嬉しい所かと思います。
外観
ペンギンっぽい。確かにペンギンっぽい。そしてあえてペンギンの絵が描いてあったりしないところがデザイン的に素晴らしいと思う。
と思ったらペンギンの絵、書いてあった。
ただ白地に白でロゴが入っているだけなので、スタイリッシュさを損なわない範疇かと思います。サイドの広々とした白いキャンバスにドカンとペンギンが書いてあったらヤバかった!
付属品
- バッテリー&アトパック
- コイル2丁(0.6Ωと0.25Ω)
- 充電用USBケーブル
- 注意書き
- 取扱説明書類
これらがすっきりと収まっています。コイルは最初付いてなくて、別に2ケ入ってます。初めて使う人がいきなりボタン押してメラメラボーになっちゃう可能性だってあるわけだし、ごく当たり前ですね。押したらいきなり通電しちゃうようなパッケージングは避けてほしいものです。
ちなみにUSBのポートはココ!
atopack penguinバッテリー部
2000mAhのバッテリー部。けっこう見た目より金属してて、ズッシリきますよ。実測136グラム。見た目に対しては重いと感じますが、十分に軽いですね。パフボタンは結構押し心地が軽くて持った時に思いがけず押しちゃうことがあります。
5クリックON/OFF、押すだけVAPE。
フマキラーより引用
押すだけベープで思い出したんですが、僕の周りをいつも1匹小バエがたかってるのでこれ買ったんですけど、奴は耐久性が高い新型らしくVAPEじゃなかったベープのミストの中を悠々と飛んでおります。実にウザイです。
何の話でしたっけ・・・?
そう、操作は唯一押すだけです。押して吸うだけです。きわめてシンプルで良いと思います。
インジケーターも直観的で、5個のランプがだんだん減っていくタイプです。ランプ自体もむやみやたらに明るくなく、夜の車内などでもビカビカしなくて良いです。
atopack penguinパック部
PACK部分はPETG樹脂にシリコンのフタがハマってるだけなのでとっても軽いです。容量は余裕の8.8ml。横のウインドウでも、1ml・2ml・・・5mlと数字が振ってあるのに、そこから急にめんどくさくなって あー8.8mlくらいはいりまーーーーす!ってなっています。
このリキッドのウインドウは、本体にセットすると見えなくなってしまいます。本体に切り込み入れるなりして見えるようにしておいてくれたらなぁ・・・と最初の1日は思いましたが、そもそもリキッド切れないので見る必要すらありません。私の場合、日中外で8.8ml吸っちゃうことないですから。
8.8mlキャパのおかげでリキッドチャージの手間がグンと減ります。atopack penguinはリキッドチャージが極めて面倒なのですが、この容量でどうにかしてやるぜ!というタイプのオールインワンです。
joyetech公式サイトより
エアがパック周囲をグルンと回って、途中にコイルがある構造なので、キッチリとコイル内を空気が通過してちゃんとしたVAPE体験ができます。
吸い口について
パックと一体化されていますので、ドリップチップみたいなものはありません。ただこれ結構咥えやすくていいですね。シリコンのキャップが付いてますが、水滴が付いてヌタヌタした見た目になるし、太くなってガッフェ状態になるので付けてません。
むしろ穴があいてないキャップの方が需要があったんじゃないだろか。私は付けないけど。むしろ着けてても3日で無くす自信があります。
モレ耐性
こういうシリコンパーツがパックとコイルを支えています。モリっと肉厚で、きっちりとシールしてくれている印象。コイル交換などで若干滲んだりはしますが、「漏れる」レベルのリークは一切ありませんでした。
予備パックにリキッドを入れて持ち歩く場合には、更に外側に付けるシリコンのフタも付属していますので二重に安心です。リキッド不足というよりは、味変更という感じで使うのでしょうね。ひとつノンニコとかにしておけば、体験してみたい人に吸ってもらうこともできるので重宝しそうです。
エアーホール
この肩部の穴がエア吸入口です。MTLには広すぎ、DLには小さ過ぎというどっちつかずなサイズ。逆に言えば両方に対応できる絶妙サイズです。上部にあるお蔭で、立ててる限りリキッドの流出などが無いのがイイですね。
atopack penguin実際の使い勝手
2000mAh/8.8mlというスペックから考えたら極めて軽量コンパクトに収まってると言っていいと思います。スターターキットで、やたら薄くしたり小さくしたりするけれども、良く考えてみたらタバコ1箱+ライターだってまあまあ嵩張るわけですし。
このくらいは許容できるサイズなんじゃないのかなと思いました。
なにしろコレ一つポンと持って出れば、バッテリーもリキッドも一日余裕で持ちますし!
バッテリー容量とリキッドのバランス
2000mAhで0.25Ωコイルを使ったら、全く吸いきれずリキッドが残ります。ただ、リキッドは外で入手できませんがUSBでの充電は色々な所で行えます。車、職場のPC、携帯の充電器。
外でリキッドチャージをしなくて済むように、リキッドを必要以上の容量にしてある、と私は捉えました。
何しろリキッドチャージが今現存するVAPEの中でトップを狙えるくらいメンドクサイです。まず手でコイルが外れない。
指がパワフルな人はイケるかもしれませんが、プルトップですら手こずる私の爪では、コイルを外そうとすると折れてしまいます。この時点で既に論外なんですが、なんらかのツールでコイルを外したと思ったら、コイルは当然ビチャビチャです。コイルとりあえずティッシュにでも置いて手を拭いて・・・パックは・・・
これひっくり返して置けねぇし!!
そうこうしてようやくリキッドをチャージするやいなや、せっかく手を拭いたというのに先ほどのビタビタになってるコイルをもう1度手にもってはめ直さなくてはいけません。
実に厳しい闘い。
こうなってくると最早お外でリキチャとか非現実的です。ですから、家で8.8ml注入して、手を洗っておでかけということになります。そこからは存分にエンジョイです。
これで3mlとかしか入らなかったら、ボトムチャージがめんどくさくてトップチャージじゃないと無理ィとか言ってる軟弱系男子の私には絶対無理ィ。
ですから2000mAh/8.8mlというスペックは、使う前はアンバランスだなぁと思ってたのですが、使ってみてスッキリ納得という感じなのであります。
リキッドチャージは1日1回。お出かけにはリキッドボトルすら不要!そういう運用ができちゃうのです。
コイルについて
付属コイルは0.25ΩのDLと、0.6ΩのMTL。
最初冗談かと思いました。実際計ったら0.30Ωと、0.55Ωでした。まあ誤差の範囲なの・・・?DLコイルが上にずれてる分にはいいですけどね。
コイルが吸い口から遠くに配置されているので、このくらいパワフルでないと味が出てこないのでしょう。気になる記事で書いた、スピットバックがおそらく無いというのはバッチリ当たりで、気持ちよく吸うことが可能です。
低抵抗シングルワイヤーということもあり、レスポンスも鋭いです。おすだけVAPEです。
DLコイルのデカさ!ちなみにこれ素材はセラミックみたいです。かなり熱くなります。
JVICでしたっけ?リキッドの入口はさほど大きくない入口が1か所になっています。供給はやや厳しめか。
凝りに凝ったコイルなのに、価格が案外安いのが嬉しいです。ちなみにリビルドは何度か行うと接点が金属疲労でモゲます。安いから買っちゃいましょ!
0.25ΩDLコイル
さすがに供給が厳しくてドライになることがあります。ただ、強く吸ったりエアホールを指で塞いでキュッと吸ってリキッドを導入してやれば一瞬で供給されるのでまた美味しく吸うことができました。50VG:50PGくらいが限界かなという感じです。
ミスト量に関しては圧巻。オールインワンのスターターで出すミスト量ではないのは確か。喫煙所で使うの不可能です。
0.25Ωと言っても、atopack penguinのエア経路自体がさほど広くないので、MTLでも喫えてしまうくらいの、重めのドローです。正直0.5Ωくらいで十分だったんじゃないかなあとも思いました。
そりゃ爆煙で面白いけど、リキッド・エア共に供給不足になる設計で無理してまでやらなくてもいいのかなと。
0.6ΩMTLコイル
これが驚きの出来。0.25のように供給不足もないし、MTLコイルと言っても0.6Ωということでミスト量も充分満足できます。スピットバックも無く、ジュルジュルもせず快適に吸えるというのは素晴らしいです。
0.25Ωと比べると味は出ませんが(0.25Ωも煙量ゴリ押しなだけで別に味は普通ですが)、イガらず、ジュルらず快適に喫えるというのを高く評価したいです。味が出ないといっても普段RDAとかで喫ってるのと比較して言ってるだけで、ひと昔前のクリアロ臭がするとか謎のウィック臭がするとかっていうのとは全く別次元。薄めなだけで普通にうまいです。
ドローはDLとは逆にMTLコイルにしては軽いです。紙巻に慣れてる人だと、かなりスカスカと思うのではないかな?というくらいの軽さ。パック部のエアホール~コイル間が内部で2分割されているので片側塞いじゃう手もありますし、面倒ならエアホールにセロテープ貼るとかでも十分です。
僕はコイル買うならこっちを買い足すつもりです。
ATOPACK PENGUIN総評
いいところ・わるいところを書いていきたいんですが、正直悪い所を上げるのが難しいというくらい総合的には出来がいいです。
いいところ
- オールインワンで1日たっぷりVAPEできるバッテリーとリキッド量
- 見た目がかわいい
- 交換コイル・パックともに買いやすいお値段設定
- ボタン1つの簡単操作
わるいところ
- 少し熱を持つので不安な感じがする
- 拡張性はゼロ
- リキッド補充がかなり面倒
私は最初コレ、VAPERのサブ機狙い?と思ったのですが、この使い勝手なら初めてVAPEする人にも安心してオススメできますね。スターターキットとして出来が良いATOPACK PENGUINでした!