もくじ
Luxotic NC by wismec
WISMECから20700バッテリーの2本使いでロングバッテリーライフとパワフルさが売りのVV機です!Luxoticと言えば、大ヒットしたスコンカーのLuxotic BFが記憶に新しいですが(私も普段から愛用しています)、今回は趣を変えてポテンショメータのVV。
もちろんデザインはJayBo.です。
商品提供:Vapesourcingさま
パッケージ
相変わらずプラスチックのケースに入れたいみたい!それにしても本体派手ね・・・。
いつもの通りパッケージ横の部分はオーセンティックチェックのスクラッチコードで封じられています。WISMEC公式サイトで確認することができますよ。
内容品
- LUXOTIC NC本体
- Guillotine V2アトマイザー
- 18650変換バッテリースリーブ×2本
- ドリップチップ(2種)
- コイル2ケ(0.28Ωクラプトン)
- コットン
- 取扱説明書
- 注意書き
- Oリングやネジなどのスペアパーツ
LUXOTIC NC本体
両サイドから。まっさきにこれ何だ!?って思うのは天面の出っ張りですよね。実はこれはVVモードとセミメカモード(パラレル)の切り替えスイッチなのです。凄く使いやすいんですけど、見た目はもうちょっと何とかならんかったですかね。
LUXOTIC NCのスペック
サイズ:幅54.5mm × 厚み26.6mm × 高さ96.2mm
重さ:186.2グラム
使用バッテリー:18650/20700
最大出力:250W
VV機でメカメカしく見えますが、ショート保護・バッテリー低電圧保護・温度保護等のプロテクション機能が備わっています。
510接続部&切り替えスイッチ
天面にはスプリングロードの510接続部と、モード切り替えスイッチ。
510部は上面が小さなタイプです。小さなアトマを載せても違和感がないので、これはこれでアリですね。本体厚みが26.6mmありますので、26mmまでの大径アトマもバッチリです。
底面(バッテリードア)
底面のバッテリードアはスライドすると完全に取れるタイプで、なかなかスムーズな開閉が可能です。豪快にベントホールが開いています。
開けてみると、中には18650で使うときの変換スリーブが納められています。このスリーブはとっても使いやすいです。
20700バッテリーと18650バッテリーのサイズ差は直径2mm・長さ5mm。MOD自体の寸法が18650専用のものに比べて高さ5mm、厚みは2mm、(デュアルなら)幅4mmはデカくなってしまうので、個人的には20700バッテリーを入れて使いたいです。
ノイジークリケット2同様に、バッテリーは単純に同じ方向(底面がマイナス)で入れるだけなので非常に分かりやすいです。
ノイジークリケット2で採用されていたフタ部分で直列と並列を切り替える機構が無くなったので、ポロッと取れることが無くなりました。でもあれは超絶革新的なアイディアだったのでLUXOTIC NCでも採用して欲しかったなぁ。
このスイッチで切り替えます。左がパラレルモード、右がVVモード。切り替えると、写真のようにスイッチすぐ上の部分が光ります。
あ、ちなみにパラレルモードではバッテリー1本でも動きます。どっちに入れても大丈夫。20700×2本を1セットしか持ってないけど充電中に18650で動かしたいぜ!という場合などに便利です。
もちろん出力はバッテリー依存しますので、18650シングルで充分余裕をもって駆動できるアトマイザーの抵抗値であることが大前提です。
スイッチとダイヤル
スイッチ部にはJayBoロゴ。感触はすっごい普通ですね。カタカタしてたりはしませんが、別に押してあーきもちー!というスイッチではないです。
ダイヤルはとってもイイですね。出っ張りが少ないわりに回しやすい形です。勝手に回ってしまうような事もありませんでした。
左に回すと弱、右に回すと強です。
カラーバリエーション
WISMEC公式より
カラーは2色。グリーン系と赤系です。いずれもレジンなのでかなり個体差はあるかと思います。なにげにドリップチップもマッチーになっててカッコイイ。
Guillotine V2 アトマイザー
Luxotic NCとセットになっているギロチンV2アトマイザーです。V1はRX Machinaとセットになっておりました。外観は面影なしですね。
JayBoのロゴが入っています。V1では何も書いてないシンプルさが潔かったのですが、今回はやっぱり我慢しきれずにジェイボーと書いてしまいました。
とは言っても割とシンプルな部類のアトマイザーではないでしょうか。エアホールはサイド下部から入ってデッキ内でアッパーカットになるタイプ。
エアホールが内部で斜め上向きに2ツ穴になっているのが見えると思います。
最近のアトマイザーにしては珍しく、510ピンが微塵も出ておりません。合わせるMODにはご注意くださいませ。
高さ34.8mm×幅24mm、40.8g。
付属品
Oリング・コイル2ケ・六角レンチ・ワイヤー留めネジ(2ケ)・BFピン・ネガティブピンを留めるネジの予備。
トップキャップ部
ドリップチップはハーフインチ、シリコンのOリングなのでそれほど強固に留まらないです。トップキャップの指掛かりが悪いのでドリチを持って外せると便利なのですが、それをやるとドリチがぽこっと取れちゃう感じです。
キャップ自体のOリングの感じはとってもいいです。それほど硬くも無く、かといってすっぽ抜けることもありません。ギロチンV1はかなりスポスポ設定でしたが、今回は丁度良い感じです。
トップキャップ。なんと内側がPEIになっていてアッチッチを防止してくれています。トップキャップを見てウン?と思われた方はスルドイです。そう、なぜかエアフローコントロールの仕切りみたいのが付いているんですよね。
実はトップキャップをひっくり返すと、サイドフローのアトマとして使えちゃいます。これは面白い。Jayboの文字がひっくり返ってしまうのもユニークです。だから書かなければよかったのに・・・。
ドリップチップ
本体とカラーマッチしたレジン製のドリップチップと、PEIで喫いやすさ重視のロングタイプ。
最近レジンドリップチップが付属していることが多いですが、やっぱり本体とマッチしているのは素敵ですね。
パックンフラワー出てくる勢いのドカンタイプ。いや喫いやすいですけどこれはちょっと・・・w
デッキ
デッキはV1同様のギロチンタイプ。それにしても作りが随分汚くなってます。切削油もひどいし、ネジもガタガタ、ポストも歪んでいます。切削自体も今一つ。工場変わった?
留めネジは各ポスト2本に変更されています。よりガッチリ留められるようになりましたが、それにしても汚くないすか?
こちらはV1のデッキ。このようにビルドする際にデッキ下部が丸出しにできる点が素晴らしかったギロチンでしたが、V2ではエアフローの都合上がらっと形状が変わりました。
エアホールはこのような形で、内部で斜め上向きに噴射するようになっています。ウェルもかなり広大ですね。
BF(スコンカー)対応
ポジティブピンは付属の六角レンチで外せるようになりました。ツールが1つでデッキ・ポジピン全部使えるというのは確かに便利かもしれません。でもV1のブットいデッキネジも強いトルクが掛けられて好きでした。
底部に小さな丸型の絶縁部品が入っていますので、交換の際に落とさないように注意してください。また、V1同様ポジピンが緩むとショートの原因になりますので、ネジを舐めない程度にしっかりと締めて使ってくださいませ。
ビューティーリング
ステンレスのリング付き。直径は25.5mm、高さは3.9mmです。これまた磨き甲斐がありそうな色合いです!
Luxotic NCに載せる際はこれを付けるとバッチリですね。キャッチカップ風になってかっこいい。リキッドの垂れに対しても汚れにくくなるのでいいですよ。
ビルド&ウィック
テスト的にとりあえず単線で組みましたが、ギロチンはこういうワイヤー組むアトマイザーじゃないですね。せっかく幅広のポストが活かせません。
あと、下部が外せたV1に比べるとかなり組みにくいです。
コットンを入れるスペースが大きいので、ウィッキングは快適です。
上からリキッドをぶっかけてみたんですが、エアホールからは出てきませんでした。危ないかなと思っていたので、ちょっと意外です。
Luxotic NC with Guillotine V2 で喫ってみる
ギロチンV2に関しましては、まず切削油の匂いを取るのに面倒でした。そしてなんだか全体的にすごく汚かった。でもこれ結構うまいです。V1より断然好きです。トリッキーなエアホールの割にドローもスムーズで変な音もせず、結構気に入ってしまいました。磨こう。
サイドフローモードは全開だとかなりエアフローがスカスカにできるので、爆煙派の方はサイドフローもありかも。
デッキは組みにくかった。正直二度と単線で組みたくないです。
Luxotic NCはノイジークリケット2で今一つ操作しにくかったダイヤルも段違いに回しやすくなっていて使いやすいです。510接点も良くなっているし、モード切り替えがスイッチ一つでポンと簡単にできるのも、頻繁に切り替えて使う方にとってはメリットになると思います。
ノイジー2で凶悪なほど閉めにくかったフタも改善されております。
ただ一点だけどうしても残念なのがレスポンスの悪さです。スイッチを押してワンテンポしてから通電するので、どうも調子が狂います。これはパラレルモードでも同じ。
逆にあまりレスポンスは気にしてないよ!という方にはかなり良いのではないでしょうか。
WISMEC LUXOTIC NC Dual 20700 Kit 250W With Guillotine V2 RDA
WISMECさんは、こういったニッチな製品を躊躇なく出して来てくれるので楽しいですね(笑)
レビュー動画では、酷評されがちですが、えっふんさんのレビューは、何度も『なるほど〜』っと思ってしまう
スリーブをひっくり返すなんて、デザインを考えたら、やりませんわな普通(笑)
さすがWISMEC