21700バッテリーを採用することで、かなりのバッテリーライフ向上を果たしたPICO21700とELLOアトマイザーがセットになったスターターキットのご紹介です。大ヒットしたPICO(22mm版)のデザインを踏襲しているのも嬉しいポイントです。
商品提供:べプログショップさま
もくじ
iStick Pico 21700 with ELLO スターターキット
まず一番大きなポイントと言えば21700バッテリーということで、バッテリーを一体どうするんだという話。このスターター、なんと21700バッテリーが1本付属しています!
まずは本体ですが、これはもう何ともiStick PICOのイメージそのまんまですね。間違い探しで遊べるレベル。実物を見るとちょっとだけ大きいんですが、写真で見るとサイズ感が分かりづらいこともあってまさにPICO。表面の仕上げも全く変わりありません。
ぱっと見て目立つ変更点はバッテリーのフタでしょうか。ちょっと角ばったデザインになっています。あとはファイアボタンが少しだけ大きくなりました。
逆サイドにはごく控えめに「iStick PICO 21700」と入っています。PICOはやっぱりこのシンプルさがウケた所だと思います。
PICO21700のスペック
高さ77mm×幅51mm×厚み26mm。97グラム。
- ワッテージモード出力 : 1-100W
- 出力ボルテージ : 0.5-9V
- 充電レート : 2A
バッテリーがパワーアップしただけあって、18650シングルバッテリーと比較してかなりのスペックですね。おおよそ普通に使う範囲内では、どのようなアトマイザーにも対応できそうです。
21700バッテリーのサイズと重さ
使用バッテリーが大きくなることで、どのくらい感じが変わるのかという点が気になるかと思います。
バッテリーの数字はそのままセルのサイズを表しています。単純に直径3mm・高さ5mmの差があります。重さについてはバッテリーによって若干異なりますが20グラム程度の重量増です。
21700バッテリーを入れた状態でもこの軽さです。バッテリー自体の重さはモノにもよりますが18650バッテリーと比較すると約20グラム重くなっています。
径については、昨今のMODではアトマイザーとの兼ね合いで18650バッテリーMODでも厚みが25mm以上あるものが多いので、21700になったところで殆ど変らないという感じです。高さ5mmをどう見るかですが、私としてはバッテリーライフが1.2~1.3倍になって5mm大きくなるだけなら許容範囲かなと思いました。
もちろん従来の18650バッテリーが使用できるようにアダプタ(キャップ)も付属していますので、充電中などでバッテリーがない場合などには18650バッテリーで使う事も可能です。連続放電25A以上のバッテリーに限ります。またパワーはバッテリーに依存しますので、無理な設定で使わないようにご注意くださいませ。
外部充電器について
バッテリーサイズが変わるため、充電器が対応しているかを確認してください。対応バッテリーとして書いてなくても普通に使えるものもあります。これは21700が比較的新しい規格だから充電器のパッケに書いてなかったりするためです。
20700と26650に対応しているバッテリー充電器なら対応することが多いですが、20700に対応していない場合は怪しいです。もちろん、18650バッテリーサイズの充電器には入りません(片側だったら入っちゃったりしますが、ちゃんと対応したものをオススメします)
21700を使ってみて
26650ほど身構えずに使える割に、バッテリーのキャパ増加は凄いと思います。バッテリーには4000mAhということで記載されていますが、確かに今までだと途中で切れてしまうような使い方をしていても丸一日持っちゃうという感じでした。
かなりハイパワーで喫う方はこれでも足りないと思いますが、私の場合はちょうど一日持って若干余裕があるくらいでかなり使いやすかったです。
バッテリーキャップ
今回なにげに大進化をとげたバッテリーキャップ。まず見た目の高級感がだいぶ増した感じです。バッテリーによっては締まりきらなかったりしていましたが、今回は少し余裕がありそうですので僅かに長いバッテリーでもいけそうです。
キャップ裏には-のマーク。+を下にして本体に入れるので、上側がマイナスになります。万一逆にいれてしまってもプロテクションがありますのでウンともスンとも動かないだけですが、確認しつつ使っていただければベターかと。
本体の中には大きく+が描かれています。この接点がバネ式になっています。
このネジ山が多条ネジになっているみたいです。見る限り4条に見えますが、とにかく1回転くらいで付け外しができるのでとても便利ですね。PICOでは結構ぐるぐる回さないといけなかった部分なのですが、とても良くなったと思います。そのかわり少し固くなるのでアトマが載った状態での開閉は大変かも。
ネジ部が外側に露出している形状になったので、リキッドの侵入に対しても強くなりました。
バッテリーの+から本体に挿入したら、フタをクルンと付けて使う準備はOKです。
ボタン類
ファイアボタンは大ぶりな角丸型になりました。ヒッジョーに押しやすいですね。押し心地(というか押した時の音)も若干良くなったように感じます。
底面の+-ボタンは確実に良くなってます。カチャカチャ感がかなり減っていてGOOD。
スクリーンおよび操作系
とても大きくシンプルなスクリーンで視認性は高いです。5クリックで電源オン/オフ、3クリックでモード切替(VW, Bypass, TC-Ni, TC-Ti, TC-SS316, TCR-M1~M3)という操作です。
ワッテージ表示の小数点以下がありませんが、これは+-で操作すると出てきます。
動かしているときはこんな感じで0.1ワット単位で表示されて、数秒経つとWの表示に戻ります。この小数点以下が微妙に文字が小さくて見づらいのが残念・・・とは言っても1ワット単位でも普通に使えるのであって別にこれといって問題にはなりません。
メニュー画面
ファイアボタンと+ボタンを同時押しすると設定メニューの画面になります。こちらは見た目がだいぶ変わりました。
こんな感じの表示になります。最初はアイコンと機能が結びつきづらく少し戸惑うかもしれませんね。
こんな感じのアイコンです。なんかパックマンの敵みたいな奴いるんですが。あと間違えて同じマーク2回入れました。ここは正直同じような操作系統でありながら、見た目でズバッと分かりやすかったiStick KIYAの圧勝ですね。
SUBPARAというのはΩ・Vとあと一つなにをメインスクリーンに出しておくかです。プリヒートについては相変わらずあまり使いやすくはないなぁという印象。具体的に最初の〇秒間〇ワット上昇する、と言う風に設定するのですがアトマを変えたり、パワーを変更する度に毎回設定しなおしになってしまうので少々大変かなと思いました。
PICO25とPICO21700のサイズ比較
元祖PICOと比べてと考えましたが、フォームファクターが違いすぎるので、同じく大径アトマイザーに対応しているPICO25と比べてみたいと思います。
やはりこうして見ると高さの差がはっきりしていますね。ただこのサイズ差で21700が使えるというのはメリットの方が多いと思います。
ELLOアトマイザー
ELLOについては以前PICO25のスターターでご紹介させて頂いておりますので、そちらを参照して頂ければ幸いでございます。
また記事下部の動画の方ではELLOアトマイザーをセットで使ってVAPEしております。ご興味のある方はご覧くださいませ。
ちなみに、今回新しいタイプのHW1-Cコイルヘッドが付属しています。従来のものより少しだけ低ワットである25W-50W(ベストは35~40W)に対応したシングルのセラミックコイルです。
このコイルはやっと出たかという感じで、ムリないワッテージ設定で気持ちよく立ち上がってくれるコイルでした。
iStick PICO by ELEAF まとめ
少し大きくなったとは言え、そんじょそこらの18650MODより小さく軽く、丸っこい形状はとっても持ちやすいです。
バッテリー付属もとても嬉しいですし、付属のELLOも更にシングルバッテリーで使いやすくなったコイルが付いてきます。
今現在、21700バッテリー機の選択肢もそれほど多くない状況ですので、真っ先に候補に挙がるMODではないでしょうか。
そういえば気になる色ですが今のところグリーン、ブラック、ホットピンク、ブラッシュドシルバー、シルバー、グレーの6色が出ているみたいです。私が使っているのはグレーです。元祖PICOの方も同じ色を使っていて、とっても好きな色です。
Eleafのことですから、今後さらなるカラー展開もあるかもしれませんね。