先日ご紹介したVOOPOOのVINCIは「MOD POD」と銘打たれた、なかなか斬新な一体型VAPEでした。今回はなんとバッテリー交換式!
商品提供:VOOPOOさま
なんだかパッケージを見る限り、違いが分かりませんがどうなんでしょう。待ちきれないので速攻で開けてみましょう。
あぁーなるほど!ちょっと幅が大きいのか。でもデザイン的に大きく崩れた感じはありませんね。付属品は以下の通りです。
- VINCI-X本体
- USBケーブル
- 交換用コイル(0.3Ωと0.8Ω。製品版では0.3Ωと0.6Ωになるみたいです)
- 取説・保証書
本体を見ていきます
タンク部分はVINCIと共通のため、上部だけが少し狭くなったような形になっています。ここはやっぱりストレートでまとまりが良かったVINCIに比べて残念ではありますが、バッテリー交換可能なのはやっぱり魅力的。
逆側から。VOOPOOのロゴが入っている面はツヤツヤ。サイドのレジン風パネルとの対比が恰好良いデザインです。
スペック
サイズ | 高さ117mm×厚み29.5mm×幅25.3mm |
重さ | 120g(バッテリーなし本体のみ) |
バッテリー | 18650(付属しません) |
出力 | 5W~70W |
使用可能抵抗値 | 0.1Ω~3.0Ω |
素材 | ZINC ALLOY |
バッテリー交換式
底部にネジ式のキャップがあり、ここからバッテリーを入れるような形になっています。一応滑り止めっぽく四隅にゴムがありますが、それほど効いている感じはなかったです。ちなみにVINCIではここにUSBポートがありました。
バッテリーは18650を使用。ガタ等もなく、VINCIのソリッド感は損なわれていません。
タンク部分をを外していきます。マグネットで留まっているだけなので、そのまま上に引っ張ると外れます。
本体側の3ツ穴がエア入口。前回同様にタンクを取り付ける向きを180度変えることでエアフローの大小を調整できるような作りです。
エアホールの調整は構造自体が変わっていませんのでVINCIと一緒ですね。大はかなりスカスカ、小はやや抵抗を感じるダイレクトラングという感じで、あくまでいずれにしてもDL向けという設定です。
サイドパネルは実はシール。ただ、写真だからプリントだと明確に分かるのであって、実物をぱっと見た感じではかなりうまく仕上がっているなという印象を受けました。
タンク側に付属のコイルをはめ込んで使用します。さて、実は本体側にはVINCIとの大きな違いがあります。
今回VINCI-Xにはオートスイッチ機能がありません。VINCIの紹介記事でも書いておりましたが、オートモードにしても全く反応しなくて使い物にならんかったですからね。
18650入替式ということでVAPE慣れしてる方が使うことが多そうな当機種においてオートを取っ払ったのは潔いと思います。
タンク部分は全く同じものです。エアフローもスムーズでなかなか良い構造。リキッド容量は5mlとなかなかに大型のタンクです。
リキッドの補充はサイドのシリコンキャップ式。穴が結構大きいので、ガラススポイトのリキッドでもそのまま使えて便利。
スクリーンは一緒のように見受けられるのですが、基板が異なるのか、ロットが違うのか、スイッチの感触が全然違います。
VINCIも気持ちよいスイッチでしたが、VINCI-Xは明らかにキレがよくてパチンパチンという感触ですね。これは使っていて実に気持ちいい。
ただちょっとだけスイッチが重めなのでそこはご注意を。
+-の設定ボタンは特に変わりなかったです。USBポートは背面から写真の場所に移されています。
コイルについて
今回付属していたのはVINCIと同じPnP-R1(0.8Ω)とPnP-VM1(0.3Ω)ですが、メーカーサイトでは0.8Ωではなくて0.6Ωコイルが付属すると書いてありました。
このコイルが付属するようです。よりパワフルにということでしょうね。
VINCI-Xを使ってみた感想
※VM-4コイルが使えませんので、今回はVM-1での感想です。
手にしてみたところ。思ったよりデカいですこれは。PODと思ってはダメですね。18650MOD+アトマイザーと考えたらむしろコンパクトに収まっているのかなと。
まあまあ手がデカめの私が持ってもこんな感じでゴツいので、ステルス性を求めるものではありません。
その代わりバッテリーライフ・味・リキッド持ち・爆煙はお任せって感じ。何しろバッテリーが無くなったら電池入れ替えれば即VAPEな訳で、その点は内蔵式には無い絶対的な安心感があります。
また18650採用のため、最大パワーも40Wから70Wへと大きくパワーアップ。でもコイルが最大40Wなので特に意味ないですがw
内臓バッテリー式よりデカくなってしまっても、そこは大きなメリットなのではと思います。
味の方はコイルもタンクも全く同じなので、まあ変化はないですね。かなりウエットで直接的な味わい。煙草系とかよりもフルーツやメンソなんかでガンガン行くのに向いています。
こうしてみると案外デカくなっていますよね。でも手に取って使うとそんなデケェなあムリとは感じなかったです。むしろ重量が増している点が気になりました。
ドドンと120g。VINCIがバッテリー込み110gだったので、VINCI-Xってばバッテリーを入れる前からバッテリー内蔵のVINCIより重いんですよ。そこに18650(45gくらい)が入るので165gもあるんですね。
手に持って使うには問題ない重さですが、ポッケに気軽に入れられるという感じではなくなってしまったかな。
ただ、それを補って余りあるくらいバッテリー交換可というのは魅力的でもありますので、選択肢が一つ増えてユーザーとしては嬉しい気持ちです。次は上部のタンク取っ払って510にしてくれたら歓喜。