先だってご紹介させて頂きましたVINCI2の18650バッテリー交換式版、VINCI X2のご紹介です。
↑VINCI2の記事はこちらです。
商品提供:VOOPOOさま
VINCI X2 MOD POD
VINCI2同様の、丸みを帯びたデザインになったX2。以前のVINCI Xも、バッテリー交換式というのは魅力的でした。今回の物も楽しみです。
付属品はVINCI X2本体の他にはUSBケーブル(Type-C)、交換用コイル、取扱説明書といったところ。18650交換式と言っても、PODなのでシンプルな内容です。なお、バッテリーは付属しておりませんのでご自身で用意する必要がある点はご注意を。
うーん!かっこいいです。マットな質感×角の取れた外装はやはりVINCI2と同じ。そしてX2はバッテリー交換式のため操作ボタン等があるスクリーン側が膨らんでいるのですが、丸みを帯びたデザインのせいか以前のVINCI Xのような無理やり膨らんでる感は少ないように感じます。
スペック
サイズ | 高さ121mm×厚み29mm×幅27mm |
重さ | 132g(バッテリーなし) |
バッテリー | 18650(別売) |
出力 | 5W~80W |
使用可能抵抗値 | 0.15Ω~3.0Ω |
素材 | ZINC ALLOY |
逆側から。今回使わせて頂くのはブルーですが、この部分はカラーバリエーションがあります。ブルーになっている面もマットコーティングで手触りは非常に上品です。
POD部分に関してはVINCI2と共通。幅広でそれほど口触りが良いわけではありません。
底部にはバッテリーのフタがありますが、この部分にもVINCI2同様にクッションゴムが埋め込まれています。机に置いた時に「ゴン!」とならないので凄く良いですよ。
横にレバー付きのエアフローコントロールがあり、今回は無段階調整ができるようになっています。スクリーン部もとても美しい仕上がり。
逆側には同じように空気取り入れ口が開いており、これはレバーが付いている側と連動しています。
底部のバッテリードアです。X2はバッテリー交換式なので、外部充電器であらかじめ充電しておいたバッテリーと交換できるのが一番のメリットですね。
PODを外したところ。4点のマグネットでしっかりと止まっており、ガタつきは少ないです。指でぐりぐりすれば遊びはありますが、本体を持って振ったくらいでは全くガタなし。使いやすいです。
6.5ml超大容量PODはパワフルなコイルで爆煙を楽しむ際にも心強いです。素材はPCTGで頑丈です。
コイルは底部から差し込む方式です。リキッドは満タンだとコイル交換できませんが、6割程度消費したあたりから着脱可です。満タンだとリキッドがこぼれてしまうので外せません。透明度が高いタンクなのでリキッド残量の視認性は高いです。
スクリーンと操作
チップはGENE.AI 2.0 chip。VINCI2ではPODらしいオートスイッチ機能が搭載されていましたが、こちらはマニュアルスイッチのみとなっています。これは確か前モデルもそうだったかな。
18650バッテリー交換式ということで、スイッチを押すことに慣れた方が使われる方が多いということ、また大容量バッテリーを使ったパワフルなDL VAPEが主になるという点でオートバッテリーは廃されたのかと思います。
+-同時長押しでこんな画面になります。スマート・RBAモードの切り替え、画面の縦横切り替えが可能です。
COREスキンの画面はこのような横画面になります。ところで、使っててふと思ったんですが画面がVINCI2よりも鮮明に思えます。
やっぱりちょっと明るい。解像度とか文字の大きさは全く同じですが、写真より肉眼で見ると明らかに輝度が違います。基板も違うと思うけど、わざわざスクリーンに違う部品を使わないだろうし、表面の黒いプラの厚さとかかな?いずれにしても文字も大きく見やすい表示です。
RBAモードは青系の表示に変わります。コイルに合わせた自動パワー調整がOFFになり、リミットが外れるのでMAXの80Wまで自由に設定できるようになります。
付属コイル
コイルはPnP。0.15ΩのVM6と0.3ΩのVM1が付属しています。いずれもメッシュコイルですが、VM6は多数あるPnPシリーズの中でも最もパワフルな推奨60~80Wというモンスターコイルです。大口径だし、中のメッシュもごっついです。
充電について
一応USBケーブルでの充電にも対応しています。Type-Cになったので本体で充電してもいいなぁって思ってしまいます。18650バッテリーはまとめて充電器でチャージしてあるので、バッテリー切れになったら入れ替えるだけですが、出先でバッテリー残量が不安・・・という時なんかにケーブル1本で高速充電は便利ですよね。
使ってみた感想
まず最初に悪い所を一つ。メインスイッチの感触がなんだかガチャついてておかしい。VINCI2のスイッチすごく良いのに、こちらは少し引っかかる感じがあります。たまたま個体差で引っかかるのかとも考えましたが、スイッチのクリック音自体が違うので、基板のスイッチ自体もVINCI2とは違うっぽい。うーん惜しい!
VM6(0.15Ω)コイルやべぇ。最低60W~という設定もすごいけど、やっぱミスト量も凄い。比較的コンパクトなこのVINCI X2から超爆煙は違和感があるくらい。まあさすがに18650シングルで60~80Wの常用は無理がありますが、付属コイルとしては面白いです。
ともかく、PnPコイルはバリエーションも多く発売されていて、MTL向けから超爆煙DL向けまで選択肢が広いので良いですね。また、今回のエアフローコントロールはなかなか秀逸で、調整も行いやすいです。
全閉から全開までスムーズなエアフロー。全閉ではMTLにも対応できるくらいに絞れるので、前のVINCI XのようなDL専用マシンという感じではなくなりました。
以前、PnPコイルのVM6は無かったのですが、今回はMAX80Wまで付属コイルで対応ということでハイパワーを活かしきれる設定かと思います。(もちろんハイドレインの18650が必要)でも個人的には小パワーでMTLで一日喫っていられるっていうのが便利だなと思いました。
VINCIと並べるとどうしても大きく感じますが、18650MOD+アトマイザーと考えたら非常にコンパクトにまとまっています。
また指紋の非常に付きづらい外装は触り心地も良く、かなり上質になったように感じます。スイッチ以外は完璧。