VAPEをもっともっとおいしく楽しく、リーズナブルに楽しむために、コイルの自作をオススメします!今回は、まず準備段階として必要なものについてご説明させて頂きます。
コイル作成に必要な材料・工具
スプールに巻いてあるワイヤーをメートル単位で買っておいて、それを必要な分だけカットしてコイルを巻きます。巻くと言っても特に難しいことはなく、2~4mmくらいの軸に手でグルグル巻きつければOKです。
最近では必要なツールがセットになって、すぐにコイル作成&セッティングを行えるキットもありますので、そちらを選ばれるのもよろしいかと思います。
Fasttech Iwodevape DIY Tool Kit
こちの記事で紹介させて頂いているcoilmaster社からリリースされているキットは最低限の道具がそろってオススメ。
ワイヤー
ワイヤーの種類については別途記事を設けたいと考えておりますが、まずは一番ベーシックなカンタルワイヤーを買えば間違いないと思います。
カンタルは鉄・クロム・アルミの合金で、家庭でもトースターとかドライヤーの電熱線として使用されています。VAPE用に良く使われるのはA-1というグレードです。
そのような家電製品にも、以前はニクロム線を使う事が多かったですが耐久性が高いなどの理由で最近ではカンタルワイヤーが使われているようです。
追記
最近はまたニクロム線が見直されているようです。若干抵抗値が低く、通電時ミストが出るまでの立ち上がりが鋭いとのことです。カンタルワイヤーと大きく用途が変わるわけではないので、好みで選んで頂ければよろしいのではないでしょうか。
ワイヤーの太さ
ワイヤーの太さはAWG(American wire gauge)で表示されることが多いです。略して○○ゲージと呼んだりします。太いものは20AWG、細いものは40AWG等があります(数字が多い方が細い)。
私の場合、単線でよく使うワイヤーは26AWGか28AWGです。
ワイヤーは細いと抵抗値が高く、太いと抵抗値が低くなります。そして同じ電力を掛けた場合でも、細いワイヤーは熱されるまで早く、太いワイヤーは熱されるまで時間が掛かります。(金属の量が増えるからですね)
テクニカルMOD(VAPE本体の中でも、チップが入っていてパワー調整ができる機種)の場合は、本体側でパワー調整が効きますので、極端に細い・太いワイヤーでなければそれほど気にしなくても良いと思います。
ほどよい立ち上がりで巻きやすいということで、26AWG(約0.4mm)・28AWG(約0.32mm)があたりをチョイスされると無難ではないでしょうか。それより細いとコイルの形が崩れやすかったりしますし、逆に太いとガチガチで巻きづらいです。
以前は34AWG等の細いワイヤーでビルドされることが多かったのですが、年々使われるワイヤーは太くなってきて、最近は皆さんのビルドを見ると26AWGを使われてる方が多いのかなと思います。
ニッパ
ビルド用としても使うので、小さ目のものがあると便利です。
私は3peaksのニッパを使っています。
また、使っている人を良く見かけるこのタイプも安くてなかなか使いやすいです。家に何かしらニッパがあるなら、とりあえずそれを使えば良いと思います。くれぐれもハサミで無理やり切るのはやめておいてください、欠けます(´;ω;`)
ピンセット
コイルを摘まんで成型したり、ワイヤーを曲げたりするのに使います。通電してしまわないように先端がセラミック製になっているピンセットが最近では安く手に入るので、最初に買ってしまうことをオススメします。
ワイヤーを巻きつける棒
コイルを巻くための専用の軸(coil jig)や、コイル自体をキレイに作るツールというのも市販されていますが、まずは入手しやすい100均の精密ドライバーで十分かと思います。むしろ普通に使いやすいので有名な海外のyoutuberの方でもドライバーで巻いているのは良く見かけます。
また、最近ではRBAを購入すると付属品としてコイルを巻く棒が同梱されている場合もあります。ただ、小さくて使いづらい場合が多いので、持ち手が付いているドライバーの方が使いやすいのかなと思います。
追記:
私もコイリングツールデビューしました。とてもキレイに巻けます。ただやっぱりドライバーで何年もずっと巻いてきて慣れてしまっているのでツールを出す間にドライバーで巻き終わってしまいます(・ω・)
でも簡単に巻けるのでこれからビルドを始める人にはいいツールだと思います。
次回は実際にコイルを巻いてみたいと思います。