以前、Rabies RDAのレビューをしましたが、その兄弟アトマMADDOGをRDTAにして、ハイブリッド化。真のハイブリッドMODに近いようなコンセプトの製品です。それが
もくじ
MADDOG RDTA メカニカルキット!
メカドックですね、わかりました。どうぞヨロシク。
こちらはHealthcabinさんからのご提供商品です。
メカニカルMODに関してのご注意
MADDOG RDTA メカニカルキットは安全機構が全く付いていないフルメカニカルのチューブMODで、ハイブリッド接続されているタイプとなっております。バッテリーおよびメカニカルMODについて十分理解されている方のみ使用して頂けると宜しいかと思います。
安全機構がないので、ショートさせれば即座に事故に繋がる可能性があります。
開封!
マッドドッグと言うにはやけにかわいい足跡のついた、かわいい箱に入ってきます。大きなサイズの箱に気持ちが高まってきます。
金と赤とか正気かよと思ってましたが、僕の目がおかしくなったのでしょうか?これくそかっこいいですよね?
付属品
- 予備Oリング
- ネジ2SET(-ネジ4本・六角穴付き芋ネジ4本)
- 六角レンチ
- 予備のガラス2ケ(本体にも1ケの合計3ケ)
- 取扱説明書
本物のハイブリッドに近いMOD
アトマイザー側の510のネガティブ接点が、トップキャップ裏にはみ出ないようになっています。これはハイブリッド接続時の危険を減らすという意味で非常に良い設計です。
奥が510の穴。組みつけると、そこからポジピンだけがニョキッと出てきます。勿論、付属のMADDOG-RDTA以外を接続した場合は510スレッドの長さに違いがあったりしますので要注意であるのに変わりはありません。
内部の上面、側面も絶縁されていますし、チューブの材質がアルミアノダイズドなのもいいですね。トップキャップ裏もアノダイズド加工なので、ショートの危険性は更に減ると思います。バッテリーチューブ内側にもテスターを当ててみましたが通電しませんでした。勿論、スレッド部はちゃんと通電します。
ここ通電しなかったらただの派手な棒ですからね!
チューブはえぐり込みの具合が良い
このえぐり込みは、私の手をかたどって作ってあるのか、ビタビタにハマります。かなりサラッとした表面なので、おそらくステンのチューブと違ってエグリがないと滑っちゃうと思いますので、嬉しい工夫です。
スイッチ、君には色々言いたいことがある
ohビューティフル。このスイッチ、凄く出来はいいんですが一つ致命的な難点があります。磁力が強すぎるのです。机の上にある、磁石にくっつくものは全て吸い付けます。カンタルの切れ端が必ず2・3個付いてきます。
ハサミが付いてきたときは目を疑いました。ペンチでも持ち上げるほどの超磁力です。冷蔵庫の側面に立てられます。世界初かもしれない。
写真が回転してるのではありません。台所の壁にそそり立つMADDOGさんです。
フラッシュライトなんかだと、お尻に磁石が入ってるものがあったりします。鉄板にくっ付くと便利ですからね。恐らくそこから着想を得たのだと思いますが(違う)、特に利便性は感じませんでした。
あとは、単なる私の癖なので悪いわけではないですし、元々そのように設計されたスイッチなんですが、このスイッチはロック機構を兼ねています。なのでクルクル回ります。私の押し方だと少しづつロック方向に回って行って、そのうちロックされちゃうのです。
このゴツい磁石・・・。
そして、ハイブリッドなのにでたらめにスイッチが大きいです。スイッチ部だけで14.5mm、そこからアンロックして繰り出すと15mm以上の長さになってしまいます。そして激重。スイッチだけで61.5g。チューブは44.2g、RDTA部が33.2g。
ただこれがカウンターウエイトのような役割を果たして、えぐり部を持った際にバランスが釣り合ってすごくイイです。狙ってやったのなら凄い発想ですね。
押し心地はエクセレントとしか言えません。メッキされてるのでザラザラ引っかかるような感じが無くて、シャコッ!とメカらしいキレのあるスイッチの感触です。
この黒い部分がバネ仕掛けになっており、バッテリーの微妙な長さ、アトマイザーピンの微妙な長さを吸収してくれます。
MADDOG部分
アトマ側はマッドドッグそのままなので後日MADDOGレビューする時の為にさらっと軽く見ていきます。トップキャップは、チューブと色の差などもなく、完璧にマッチしています。
ドリップチップはDESIREのいつものやつです。マッドドッグはOリングが噛みあう凹みがなかったので、これはアップデートされてるのですかね。
凹んでます。
トップキャップのOリングは、Oリングというよりきしめんに近い感じです。これはデッキのリキッド注入口を塞ぐ役目をしているので、ワイドになっています。Oリングはわりと緩めです。
oh、ビューティフル(2回目)
ギラギラしたのは別段好みではないのですが、これはやられますねぇ・・・。そそりたっているPEIのパーツはシングル時にウィックホールを塞ぐフタです。
フタまで凝ってること・・・。
そして更に!
Mad Dog !(5か所目)
せっかくのハイブリッドなので、思い切ってキャップ側面のロゴとか無しでも良かったかな。
ネジはごん太、ぶっといワイヤーから細いワイヤーまで逃しません。
ウィックホールです。これでもかってくらいキンキラですね~。
MADDOG RDTA メカニカルキット吸ってみた
うーん、これは悪くないですね。エアフローはスッコスコなのでデュアル前提と考えてもいいでしょう。
定評のある斜めエアフローのおかげか、味もエアホールスッコスコの割に悪くないし、なによりミスト量はまさにトリッカーや爆煙派の人向けの大迫力。
ドローのスムーズさもいいですね。
リキッドチャージはやりやすいのですが、2回ほどキャップを外してコイルの様子を見ようとしてリキッドをこぼしてしまいました。その後は学習しましたが、ちょっと慣れるまで要注意かもしれません。
メカと言えばボタンが中に凹んでるタイプを多く使っていたので、久々のボタンが外になってるタイプ。ロックせずに机に立てるとちょっと不安でした。かといって吸うごとにロックするのも面倒だなぁという感じ。
ボタンがある程度硬いので、机に置いたくらいではファイアーしないのですが、倒れることに対しても安定するのでロック掛けたいですからね。
そして、ロックは少し面倒です。マグネットのテンションが掛かってるので、指でファイト一発みたいにクルクルーとはいきません。
この使い勝手は好みなんでしょうね。私はボタンがチューブ内に入り込んでるタイプが好きです。
吸ってみた動画
総評
いいところ
- ハイブリッドらしい一体感のあるビジュアル
- スイッチの感触は良好、隅を押してもミスファイアなし
- ハイブリメカらしい鋭いレスポンス
わるいところ
- スイッチの磁力が強すぎる
- MADDOG以外のアトマイザーはあまりマッチしない
- シングルコイル用のフタがあるのにエアホールは閉じられない
総合的には良く出来てます。全部入りで80ドルちょっとですからね。
見たことがあるカラーリングと思ったら例のピコンカー、僕もピンクとウルテムで目が腐るかと思いきや…(笑)
その日の内に慣れたと言うか、ギリの線でイケてる方に転んでいるような気がしています!