本日はちょっと変わり種の商品、NITECOREのリキッドミキサーのご紹介です。私もなんとなくへー、そんなのあるんだーくらいに思っていたのですがVAPE EXPO JAPANのNITECOREさんのブースで展示されていたのを見て一発で虜になってしまいましたw
その後NITECOREさんとメールでお話をさせて頂いた際、「日本ではDIYリキッドはそれほど主流じゃないんですよね?」と聞かれて「全然主流じゃないですけど、ごく一部のマニアにはひょっとするとウケるかもしれません」とお返事していたのです。
そしたら「そんなに言うならお前が使ってみなさい」と下賜されたのが今回のNFF-01です。
商品提供:NITECOREさま
もくじ
Nitecore NFF01リキッドミキサー
さて、こちらの商品ですがヒーター入りのマグネチックスターラーです。ステア(撹拌)するやつ=スターラー。磁石が付いたモーターをぶん回し、容器の中にある撹拌子を磁力で回すという機械なんだそうですよ。
言葉ではピンと来ないと思うのでまず初っ端に稼働中の写真をどうぞ。
渦が出来ているのが分かりますでしょうか。こうしてグルグルと自動的に混ぜ続けることができるのです。
DIYリキッドを混ぜたり、市販リキッドに好みで清涼剤等と添加する際に混ぜる方法は幾つかあると思うのですが、多くの場合はボトルを超振るという方法が採られてきたのではないでしょうか。
私も清涼剤をちょっと入れるくらいなら超振ってます。今回はしっかり混ぜるか!という時でも、リューターに竹串を装着してブン回すという原始的な方法でした。分速1~2万回転でブン回してますから、リキッドが真っ白になるほど混ざります。ホイップクリームになるんじゃないだろうか。
スマートな方はミルクフォーマーとかを利用されているみたいですね。最近では100均でも買えますから有り難い!でも細いボトルには入らないという点が不便かも。
さあ、NFF01リキッドミキサーはリキッド撹拌界に革命をもたらせてくれるでしょうか。
パッケージ
思ったよりだいぶでけぇ。ひょっとしてビーカー的なものが入っているとか・・・?開けてみたら本体・取扱説明書・ACアダプターが出てまいりました。それと保証書。ビーカーなかった残念。
ACアダプターはこんな感じ。DC12V 3Aですね。ヒーターを動かすために結構大きめですね。
本体です。NITECOREさんの製品はどうしてこうカッケーんでしょうね。スターラーをこんなかっこよくする必要があるんでしょうか?好きです。
これが撹拌子です。これを混ぜる容器にチャポンと入れて、本体に載せてオオン!するとグルグル回り出します。2種類付いているんですが、容器と撹拌子の組み合わせによってはキレイに回らずにパタパタしてしまうことがあるので、そういう時は形状の違う方を使ってみると良い結果が得られました。
これって、磁石をPTFEでカバーされたものみたいです。実に紛失しそうな一品ですが、もし失くしてしまっても国内でも入手は容易みたい。撹拌子でググると普通に出てきました。
こんな磁石も付いています。底に入ってる撹拌子を取り出すためのものでしょう。
あとは取扱説明書ですね。これは読まないと使い方分からないと思います。
改めて本体を見ていきます
天板はSS304、清潔に使えそうですね。防滴になっているので少しリキッドが垂れてしまったくらいなら拭けばOK(丸洗いとかはNGです)。
本体サイズは161mm×144.7mm×53mm。重さは486.1グラム。
正面パネルの左側にはスイッチが3ケ、右にはダイヤルがあります。ダイヤルはボタンにもなっていて押す操作もできるみたいです。コレ、本当に操作方法が分からないです。とりあえず回すことすらできませんでした。後程説明書を読んで再トライ致します。
ダイヤル上のLEDはヒーターが動いている際のインジケーターランプです。天面にも熱いので注意のようなマークが書かれています。
裏面には放熱の為に大きなスリット。4か所のゴム足でしっかり止まります。
回してみる
結局、スタートは長押しをするんだったみたいです。回転数は70-1200で選べるようになっています。せっかくのダイヤルなんですが、クルーンと回しても数値が全然付いてきません。回転数を変えるのに相当な回数回さないとダメ。ちょっと回転数が速すぎてこぼれそう、という時なんかに変えると思っても、変えた頃には全部こぼれてる感じ。
おー回った回った。もっとブーーーンって音がすると思ったら、想像していたよりは静かです。ちょっと離れた場所に置いていれば分からないくらいのモーター音です。気になるような振動とかもありませんね。
ユニコーンボトルに撹拌子を投入して回してみました。回ってる回ってる!結構な勢いで回るものですねー。ここで気が付いたんですが、天板上の同心円状の柄はデザインではなくて、中心にぱっと置けるようにこのような柄だったんですね。なるほど!
ユニコーンボトルじゃあまりに地味だったんで、ちょうど飲んでたお茶で。おー、すっげ回ってる。竜巻状の渦がコップの一番下まで来てますね。
撹拌子は付属の黄色い強力マグネットで、容器を伝うようにして取り出します。磁石がガチで強いので、ここから上げるとパッチーン!とくっつきます。その際にリキッドが飛び散る可能性があります・・・というか100%飛び散りますので、予めティッシュとかを当てながら行うといい感じでした。
ヒーター機能
ステンレスの天板はヒーターで温めることができるようになっています。70度までの温度で自由に設定でき、勿論オフにすることもできるようになっています。70度なら熱に弱い容器でも溶けちゃうようなことは無いと思いますが、かならず設定は確認した方が良いと思います。
ヒーター使用時にはダイヤル上のランプが点灯するので分かりやすくなっています。
冬場などリキッドがカチカチになっている時にある程度あたためて柔らかくするような使い方ができるのではないでしょうか。
私はあまり行ったことがありませんが、スティープの一環としてリキッドを温めるというスタイルもありますので、そういう方法を取っている方にとっては非常に便利なのではないでしょうか。
撹拌可能容量
スペックシート上では30~1,000mlということになっております。推奨は30~200ml。まあ個人で使うには十分すぎる容量ですね。
30mlとわざわざ書いてあるのは、別に使えないわけではないけれども、10ml等の小容量ボトルでは撹拌子が容器に入らないからだと思われます。
また、ガラススポイト付きのボトルも撹拌子が引っかかります。勿論スポイトを取り外して横に置いて、フタがわりにラップなりで覆っておけば問題ありません。
タイマー設定
タイマーで時間を決めて自動的に回すことも可能です。14日間まで設定できるようなのですが、そこまで混ぜますか!
左側の3つのスイッチで、24時間を3分割した0時~8時、8時~16時、16時~0時の3つ設定ができるようになっています。
個人ユースだとこういったスケジュールタイプじゃなくて、単純に今から〇分回すとかいう簡易タイマー的なものもあれば便利だったかなと思います。
使ってみた感想
NITECOREさんのプロモでやっていたボトルごとぶん回し方式を眺めつつまとめ。
ボトルに入れてフタもしたまま混ぜられるというのは思いのほか便利でした。倒しちゃう心配とかもないですからね。でも多機能な分、操作が面倒すぎるかなあ?
一番良くない所はダイヤル。反応が鈍すぎてコレは是非改善していただきたいです。時間の設定をするのにも数時間変えようとしたら何十回もグルグルしないとダメなんです。
とりあえずは単純なスターラーとして活用したいと思います。とにかく回っている様子を眺めてるだけでも結構楽しいです。
非常に需要の少ない製品の気がするんですが、こういうニッチなところに容赦なくぶちこんでくるNITECOREさんに大きな拍手。
Authentic Nitecore NFF01 Magnetic Liquid Mixer(3FVAPE)
これは科学の先生が食いつきそうなやつですね(^-^)
リューターとコレ、どっちを買うか?と聞かれたら、今なら間違いなくリューターです(⌒-⌒; )
えっふんさんみたいに竹串でもいいしカンタル線とかでも混ぜれるし、磨けるし✨
料理とかで使えるように改良されたらヒットするかも(笑)