cthulhu modの新作MTL RTA。出口のエアフローパーツをワンタッチで付け替え可能なアトマイザーです(おすすめ)。
商品提供 cthulhu modさま
Artemis RTA
- Artemis RTA本体(細ドリップチップとフロストタンク組込済)
- スモークドリップチップ
- スモークタンク
- 予備Oリング・ネジ
- エアフローパーツ4つ(後述)
早速細部まで見ていきまーす。
アトマイザー外観(表と裏)。今回もマークやロゴは特に入っていませんが、独特デザインや質感はcthulhu modだと一目で分かりますね。いつも良いと思うんですが、今回のArtemisについてはルックスが特に素晴らしいと思いました。Oリングが見えないというのも非常にスマート。
先にこの写真を説明しときましょ。予備でドリップチップとタンクが付いているのですが、こちらはスモークでカラーマッチされたものとなっております。
本体素材は304 Stainless Steel。メーカーサイトではHigh Quality Machiningと説明されているんですが、これがほんとにハイクオリティ!キラリと7色に輝いて見えます。
上面です。非常に細身のドリップチップですが、内径は見た目より大きめ。以前は極端に細いドリップチップでしたが、このくらいならユッタリと喫えていい感じ。
ドリップチップはもちろん510。よく見たらドリチの根元部分にも本体と同じ柄が入っていますね。今気が付いたけど良いアクセントになってる。
アトマイザー上部はスタンダードなネジ式のトップフィル方式。キャップ部のパーツが金属塊で凄くいい質感ではあるものの、組み付けて使っている際には少し重くも感じました。ここは肉抜きしても良かったのでは。でもなんかソリッドでかっこいい。
アトマイザー底面。AFCリングは下に引っ張れば外れるタイプです。センターピンがツルンとしたものですが、実はここには大きな仕掛けが。
逆ネジでボトムパーツがごっそりと外れます。そして、なんとここからエアフローピンの部品を交換できるんです!タンク内にリキッドがあっても交換できるというスーパーアイディア。そして副産物として、エアフローホール内にリキッドや結露が溜まった際にサクっとばらしてふき取ることが出来るんです。凄く気に入りました。
ポジピンは引っ張ると抜けます。そして先端の穴が開いたパーツを4種類から選んで装着するというギミック。
1.0mm/1.4mm/1.8mm/2.0mmの4種です。ピンなしで使うこともできて、その場合は2.7mm相当になります。こんな小さなパーツまで回しやすいように表面に加工が。
AFCリングの作りも大変美しいです。各穴は0.8mm/1.2mm/1.6mm/2.0mm/2.7mmとなっています。全閉はできないです。
タンク部をバラしたところです。ベース側にはOリングがありますが、逆のスリーブ側にはOリングがありません。プラタンクがキッチリとはまるサイズになっています。すごい斬新。漏れないか心配(全く漏れなかった)。
チャンバーとスリーブが一体化したパーツ。内部はドーム状になっています。ここがタンクとOリングレスでパチッとはまりこむ部分ですね。
デッキ
デッキはシングルコイル用のスカイデッキ。MTL用にしてはジュースホールが割と大きめで、3mmコイルなんかも組みやすそう。逆に2mmとかだとコットンをしっかりフワフワさせないとアレかも。
ネジの横は壁になっていてワイヤーが逃げないようになっています。ごくわずかに隙間はありますが、27ゲージを使った際は問題なく留まりました。
この中央の金色部品が先ほど底部から突っ込んだエアホールのパーツですね。せっかくだからまずは1mmを選んだぜ!
ビルドしてみる
ネジ、これだけ緩めても外れてしまわない。これって地味な部分なんですが、組んでて嬉しかった点です。コイルがヘニャヘニャになっているのは気にしないで。
内径2.5mmで組みました。普通にすっごい組みやすいですね。ワイヤーはしっかりギリギリでカットするようにします。
ウィックはとりあえず自然に2.5mmコイルに入った量でそのまんま。自分としては詰めすぎたなという感じですが、まずはこれで試してみます。
リキッドを入れて喫ってみます!チャージホールはご覧の通りガバ開きなんでチャージで手間取ることは一切ありません。その割には周りにビチャビチャ付いてるのは気にしないで。
cthulhu tubeと。ウッソだろかっこよすぎて引く。同メーカー製ということもあって質感がバチコンとマッチして合致。はわわ。
ただ後で書きますが接点にやや問題があるんでこの組み合わせでは使わないかな。cthulhu tubeは短絡に関してもセーフティがありますが、特にフルメカニカルのMODとかでは使わない方が良いと思います。
使ってみた感想なんですけど、はいこれうまいやつ!です。そして公式でも35.99ドル。これみんな買えばいいと思うよ。
ウィッキングは若干シビアです。今回の写真のセットでは15Wくらいまでなら問題ありませんでしたが、それ以上だと若干供給不足。その後少しウィックを減らして組みなおしましたが、今度はやや供給過多に。この辺は何度かトライして自分の使い方に合った感じに調整が必要ですね。逆に言えば調整する余地があるのでビルドに合わせたウィッキングが出来そうです。
そういえば使っていて思ったんですが、このアトマイザーは少し扱いづらい部分があります。それは底部パーツが逆ネジになってる事に起因します。逆ネジということはつまり、アトマイザーをMODに取り付けして少し締めようとすると底部が外れるんです。底部のパーツがMODに取り残されて、その他パーツがポーンと取れちゃうんです。クッソ悲しい。
慣れてきたら、AFC部を持って着脱するようになるんですが、最初数日は外れまくりでした。
他には、リキッドをチャージしてフタを閉めるじゃないですか。最後ギュって締めますよね。そうすると底部が外れるんです。底部のパーツがMODに取り残されて、その他パーツがポーンと取れちゃうんです。クッソ悲しい。
慣れてきたら、スリーブ部を持ってキャップを締めるようになるので問題ありません。
ただ使いやすいかっていうと、使いやすくはないですな。
そのかわりと言ってはなんですが、リキッドが残った状態でデッキにアクセス可能。そしていつでもエアフローピンが交換可能。この部分については非常に便利だなと感じました。
最初1mmで組みましたが、ちょっと私には重たかった。1.4mmが丁度良かったです。1.4でも軽めのRTAって感じです(AFCリングを1.4以上にした場合)。
コイルによってはピンを少し大き目でリングで絞ったり、逆に小さ目ピンで開放で行ってみたりと色々試せます。きっと自分の吸い方に合ったエアフローを見つけられるでしょう!
この状態で最近持ち歩きまくってます。一癖あるけれど、かなり良いアトマイザーだと思いました。MTLファンの方は是非チェックしてみてくださいませ。
下の方の写真のドリップチップはどこの物ですか?