先日、ステンレスメッシュビルドに特化したデッキを持つCETO RDAを使ってみました。これは独特なミストの出方で非常に面白かったです。
そして、VANDYVAPEからメッシュを上向きにセットすることのできるRDAがリリースされました。
もくじ
VANDYVAPE MESH RDA
CETOを使ってみて、メッシュが側面向きになっていることがドライなミストを出す理由ではないかと感じましたので、今回とっても楽しみです。
外箱・付属品
これが外箱です。VANDYVAPEらしいシンプルなパッケージングですね。
Oリング、510ドリップチップアダプター、予備のネジです。
取扱説明書・BFピンを撮り忘れちゃいました(´;ω;`)
あとはメッシュ。カンタル・SS・Ni80の3種が3枚づつ付属しています。硬くてハサミが一発でダメになるんですよねぇ・・・。
アトマイザー外観
ほわあああああかっちょええええええ!実際見るまではそれほどカッコイイと思ってなかったのですが、適度にロープロファイルでトップキャップあたりの処理も美しくて、これはたまりませんよ!
カラー展開
レインボーもあるんですね。これは後で出たのかな?私はせっかくなのでシルバーのアトマイザーを選ぶぜ!黒のドックチップとの相性もいいですしね!
ドリップチップ
VANDYVAPEやるじゃない!最近見飽きた感すらあるPEIの810ワイドドリップチップですが、見てくださいこの肉厚!!
もちろんフィッティングは申し分ありません。
そして先ほどの写真で付けていた、黒のドックチップ。私はこれ実際使うのは初めてですが、咥えづらくてトップキャップが口に当たって熱くって、実に男らしいドリップチップです最高です。
もちろん、510変換のアダプターも付属していますよ。
トップキャップ
側面のえぐれがデザイン的にも、実用的にも秀逸です。トップキャップを外す時にとっかかりになってくれるので凄く良いです。Oリングは若干硬め。AFCが不意に回ってしまわないという点では○ですが、デッキの方のOリングがわりと柔らかいのでトップを外そうとするとスリーブごと外れちゃいます。
内側はこのようになっています。
スリーブ
大胆にメッシュのMを意匠化したロゴをあしらった、シンプルなスリーブ。
エアホール周りの処理もかっこいいじゃないですか。
デッキ
メッシュ用途をメインで見据えながら、通常のコイル運用でも使えるスライド式のウェルレス/ポストレスデッキ。CETOは内部にタワーが立っていたのに対して、こちらは実にシンプルですね。
ネジは横から、けっこう大き目のマイナスネジなのでしっかり締めることが可能です。けっこう奥まっているのでショートの心配もなさそうです。
ごん太ワイヤーを組むのにも使えるという事で、RIP TRIPPERSさんが早速激デカコイルをシングルでド真ん中に組み付けてました。見栄えが良いデッキなのでアートコイルの写真を撮る時なんかにも映えるんじゃないでしょうか。
ボトム
底部はこんな感じになっております。ここで一つ問題なのですが、このMESH RDAの510ピンは平均的なものに比べて僅かに長いようなのです。
私の持っているMODの中でも510部のスプリングロード可動域が狭いものはことごとく最後まで締め付けられなくて浮いてしまいました。(具体的にはPICO25・michael)
LOSTVAPE EpetiteやENVII Loch Nessのように可動域が大きいものはフラッシュマウント可能。私がMODのレビューでたまに申し上げている、浅めからコンタクトしてトラベル量が多い良い510接点というのが活きた形ではあるのですが、そもそもアトマイザー側の510ピンを普通の長さにしてくれれば起きない問題なので、これほどアトマイザーをリリースしてきたVANDYVAPEにしては凡ミスではないかと思いました。
私の場合MESH RDAをメカニカルで使うことは無いのでポジティブピンを0.5mmほど削ってしまえば問題ないのですが、メッキされているのでできれば削りたくないなぁという感じです。
インシュレーターに何かバリがあるとか、ピンが不良品で締まりきってないのか?と考えて、ばらしてチェック、BFピンへの換装なども行ってみましたがダメでした。
かなりハイワッテージ運用するため熱くなりがちなアトマなので、ヒートインシュレーターを入れてあげるのが良い解決方法なのかなと思います。
付属メッシュ
何と言っても、CETOの直後だったのに私がこのアトマイザーに手を出したのは3種のメッシュが付属しているという点に抗えなかったからです!
これ同距離から撮った写真です。このくらい番手が違います。
カンタルが#80、Niが#100、SSが#200です。私はGENESISでは#500ばかり使っていたので、どれもかなり硬いしアミアミしてる感じに思いました。特にカンタルはキッチンのザルかよ!ってくらい粗いです。
感触からして結構違っていて、NI80とカンタルは一本一本のワイヤーは太いためすごく硬いし抵抗値もかなり低めです。SSより抵抗値が上がるものかと思っていたのですが、NI80のメッシュはそのままの太さで使うと0.1Ωを切ってしまうのでMODによっては認識しない可能性もあります。
そのかわり型崩れしにくいのでビルドはだいぶやりやすい印象でした。
かちかちだぜ・・・!
メッシュもロールで販売されるようになりましたので、好きなものを後で買えるようです。
Authentic Vandy Vape Kanthal A1 Mesh Wire
ビルド
まずは付属そのままの太さでいってみます。
Ni80メッシュとカンタルメッシュは、そのものが凄く硬いのでコットンを無理に詰めても型崩れしないので作業性が良いです。SSメッシュに関しては片側外してコットンをドカンと置いてから留める方式でも良いと思います。
カンタルメッシュ。上がかなりドリチに近くなってしまったので軽く潰してます。硬いのである程度形状に自由が効きます。
メッシュとコットンでのビルドに慣れたというのもあるのかもですが、楽。圧倒的に楽。
喫ってみる
とりあえず60ワットです。
普通。すっごい普通。パラッ!パラッ!と線香花火みたいな音がしてるのでメッシュであるというのはとっても良くわかるのですが、このドリップチップの口径の大きさだと熱すぎるかなぁと思ったら、拍子抜けするくらい普通。
と言うかうまい!!!
ドリチから中をのぞきこむと、メッシュ表面がデーンと見えているんです。そこからGENESISを焚いた時みたいな小粒スピットバックが口中に飛んでくるワケです。
VAPEでの甘さって、フレーバーで鼻で感じる甘さとリキッドそのものがぶっ飛んできて舌で感じる甘さがあると思うのですが、CETOはやっぱり側面向きにピチピチが飛んでたので非常にドライなミストでした。
大してMESH RDAは舌で感じる甘さも十分出ています。かといってビチビチで吸った後に口がネチャネチャするほどウエットではないです。すごく普通に使えるRDAだという感じです。
次に40ワットくらいに落としてみました。味が十分出ているのでもっとワット数を落としてもいけるだろうという算段です。
バッチリです!そしてなんと、コットンが真っ白になるまで吸う事ができてしまいました。クラプトンコイルで吸ってたら味がしなくなって開けてみたらコットン真っ白だった、みたいな感じです。Niメッシュはひょっとするとワイヤーが太いので、SSよりも立ち上がりが遅いのかもしれません(とは言ってもコイルとは比にならないくらい立ち上がりは速いです)。
これがビルドがうまくいっているせいなのか、メッシュの種類のせいなのかはもう少し使い込んでみないと言い切れないのですが、ちょっとビックリしました。
メッシュを細くしてみる
Ni80メッシュを半分くらいの太さでビルドしてみました。先のビルドでもメッシュをもうすこし低めに組みたかったのですが、それをすると0.1Ωを切ってしまうのである程度長さが必要でした。今回は更に少しカットして低くしてみました。エアーが山の7合目あたりに向かう感じです。
抵抗値も上がり(それでも0.17Ω)熱する面積が減ったのでパワーを落としてもイケるようになりました。フレーバーがガタ落ちということもなさそうです。30~40ワットくらいでエアホールを1/3くらいに絞って楽しめました。
ワット数を落として、エアホール絞って吸う事に関しては、CETOよりMESHの方が断然私の好みには合いました。
普通のコイルで組んでみる
更に、このMESH RDAは普通のコイルで組むことも可能です。それも、ちゃんとシングルで使えるようになっているのです!!最近シングルホールをサボって付けないアトマイザーが多いので、すごく嬉しいです。
その意気に応えて26ゲージの単線でカマします。
・・・。
う、うん普通。特にこれでやる必要ないかな。
完全にワイヤーの選択をミスりました。これは巨大コイルをデュアルで組んで爆煙を吐いた方が楽しいタイプのやつです。
もしくは超スーパー巨大コイルを中心にドゴンと組んでやって、エアホールを両サイド全開にしてやって超爆煙をすると実にイケてると思います。間違っても単線でフレーバーを求めるタイプではなかったですね。
でも大変満足です。これでメッシュより単線コイルでシングルビルドの方が美味でした(テヘペロ)とかなったら悲しみしか残りませんよw
またワイヤー作成した時にでもドーンと組んで使ってみたいなと思います。色んな楽しみがありますねこのRDAには!
まだ届いてませんが、Ni80メッシュをオーダーしてますので、こちらが届いたら更にビルドの検証ができればと思います。
MESH RDA by VANDYVAPE 総評
楽しい上に旨い。買い。
大変面白いRDAです。ビルドをしてみてエアホールの位置が若干低かったかなとも思いました。あとほんの僅か上でも良かったのではないかな。メッシュで組んだ時もかなり山の下の方に当たっちゃう感じだし、コイル運用時にはウェルレスということもあってオーバードリップにかなり気を付けないとです。
いいところ
- 外観もデッキもスーパーかっこいい
- うまあじ
- メッシュ・コイルどちらも隙がない
- メッシュ吸い比べとか夢のよう
わるいところ
- 510ピンがちょっと長め
- デッキ部のOリングがやや緩い感じがする
- ビルド特殊さ・抵抗値的に考えて初心者向けとは言えない
Authentic Vandy Vape Mesh RDA(Fasttech)
Authentic Vandy Vape MESH RDA (3FVAPE)
Original VandyVape Mesh RDA (GEARBEST)
この記事を参考にさせていただいて、3Fvapeより入手しました。
私の場合、カンタルメッシュ・2.5mm幅×2枚刺し、0.25Ωで運用しています。
同時に入手したFire Phoenixというメカスコ&ハイドレバッテリーで使用してますが、これがまた相性最高!!
書いてられる程Maxうまあじでは無いとは思いますが、これまでの味の出方とはダンチでかなり満足してます。