DRAG MOD PODシリーズの進化版が登場です。ぐっと実用的になったエアフローコントロールは注目です。
商品提供:VOOPOOさま
もくじ
DRAG S PRO(80W) / DRAG X PRO(100W)
先日使わせて頂いたDRAG X PLUS PROも、グレードアップが感じられた商品でしたので、今回も同じく「PRO」を冠しているということで期待です。パッケージからして高級感があります!
各モデルの内容品です。
- DRAG X PRO / DRAG X PRO本体
- 取扱説明書
- USBケーブル(Type-C)
コイルは、X PROにはDM2(0.2Ω)・DM3(0.15Ω)、S PROにはDM1(0.15Ω)・DM4(0.3Ω)が付属します。
左のS PROと右のX PROでの違いは、Sは内蔵バッテリー(3,000mAh)で、Xはバッテリー交換式(18650 or 21700)という点です。バッテリーの長さ分、Xの方が長くなっています。
エアフローリングの表面仕上げも異なるようです。細かなスペックは以下の通り。
DRAG S PRO | DRAG X PRO | |
サイズ | 125.5mm×28.8mm×34.5mm | 135.5mm×28.8mm×34.5mm |
重さ | 171g | 130g |
出力 | 5W~80W | 5W~100W |
最大電圧 | 8.5V | 8.5V |
バッテリー | 内蔵式3,000mAh | 18650・21700(付属しません) |
リキッド容量 | 5.5ml | 5.5ml |
スイッチ | マニュアル&オート | マニュアル&オート |
ほんと、このスタイルになってからのDRAGシリーズはデザインが好き。今回はエアフロー回りの見た目も非常に高級感があるものになったので、更に洗練された印象です。以前はエア調整用の棒が出っ張ってましたからね・・・。あれも使いやすさという点では良かったのですが、見た目はこちらの方がずっと良いです。
フロントパネルには、パフボタン・スクリーン・+-ボタン・スイッチ・USBポートと並びます。+-ボタンが横並びになりました。小さいですが、感触ははっきりしていてとっても使いやすいです。
+-ボタンとUSBポートの間にあるスライドスイッチが非常に秀逸です。設定で、「操作ロックスイッチ」もしくは「電源スイッチ」として機能させることができるようになっています。
個人的には電源をオススメします。通常であればパフ5クリックで電源のオンオフをしますが、このスイッチをパチンで完了。戻せば即電源ONで、約3秒で吸える状態に戻ります。
PODはマグネット留め。この辺りのデザインは大きくは変わっていません。マグネットは充分に強力で、POD部を持って軽く揺すった程度では外れません。
底部には滑り止めのゴムが付いています。右のX PROはバッテリー交換式のため、底部はバッテリードアになっています。
バッテリードアも大改善。今まではフタ自体をスライドして引っ掛ける方式で、たまに意図せずスポーンと開いちゃうこともあったんですが、爪が付いているタイプになったのでそんな心配からは完全に開放です。
※21700の僅かな長さの差によって、入りにくいバッテリーがあります。私の手持ちのものではフタが閉まらないということは無かったのですが、超絶硬くてギリギリで閉まるものがありました。
21700・18650対応ということで、18650バッテリーを使う際のスリーブが入っています。これは押し込むと本体にはまるので、バッテリー交換の際にずるっとスリーブが出て来なくて便利です。
スクリーンと機能
相変わらず0.96インチTFTスクリーンは大きくて、表示も凄く明瞭です。今回もスマートモードとRBAモードが切り替えられます。
スマートモードではプリメイドのコイルに合わせたパワーリミットが掛かり、アトマイザーを装着したときにコイルに合ったパワーに自動設定してくれるため、誤った設定でコイルを焦がしてしまうようなミスを防いでくれます。初心者の方にも使いやすい親切で便利な機能です。
RBAモードでは自分の好きなパワーに設定できます。X PROの場合はMAX100W(ハイドレイン21700バッテリー使用時)です。
従来はパフボタン3回押し等で変更していたセッティングですが、今回は+-ボタン長押しでメニューが出るようになりました。これはこれで分かりやすくていいですね。
スマート・RBAの切り替え、スイッチの動作設定が行えます。
充電はUSB Type-C
S PROに関しては内蔵バッテリーなので、付属USBケーブルを接続して充電します。5V/2.5A充電に対応しており、かなりの急速充電となります。
2.5A充電の条件が明記されていませんが、USB Type-C同士の接続時に限るのかな。付属ケーブルでType-Aから充電したら、2A弱で充電されていました。それでも充分実用的には速いので全く問題ありません。
XPROはバッテリー交換式なので、フル充電のバッテリーで入れ替えるだけでOK!
POD
TPPコイルを使用するPODです。PnPコイルとの互換性もあり。なかなか独特のルックスでかっこいいです。下部の少しチープに感じる素材部は本体に隠れます。
プラを多用して軽量化しながら、デザインを凝らして安っぽく見せないPODです。ドリップチップも一応ハーフインチ(Oリングはドリップチップ側)。
チャージホールは、上部の黒い■パーツを押しながら回転させると現れます。なかなか凝ってる。PODでマグネット留めなので底部から適当にチャージでも全く問題ないとは思いますが、ギミック的には凄く好きです。
シリコンのキャップを手でよけながらチャージしないとですが、リキッドの注入口は大きくてチャージしやすかったです。
TPPコイル。PnPとも互換なのでバリエーションがありすぎてもう訳が分かりませんが、今回付属しているのはそれぞれ2種。
S PROには左の2つ(DM1・DM4)、X PROには右2つDM2・DM3。XPROに至っては最低でも40W、推奨50Wスタートです。完全に爆煙スタイルに振ったコイルですね。
いずれもメッシュで、充分に口径の大きなコイルになっています。
チャージした見た目はこんな感じです。下部は本体に隠れるため、すごく格好良いと思います。
ちなみに満タンでひっくり返した時です。この状態ではコイルを外すと中のリキッドは漏れだしてしまいますが、少し減ればコイル交換も可能そうです。でもま、基本は喫いきって交換って感じですかね。
使ってみた感想
めったくそカッコイイです。本体とPODの素材感もマッチしていていいです。
機能的に大きく変わった点としてはパワーブーストができる(バッテリーの直ボルテージ以上の電圧が出せる)点ですが、これは付属コイルを使った場合は特に変わりありませんが、PnP-RBAのようなリビルダブルのコイルを使った時に役立つかも。
個人的にはエアフローと、オートスイッチが非常に良くなった点が高評価です。
エアフローはMTL向けと思われる小穴と、大きな横長の穴が開いています。今回のコイルではMTLで使うことはありませんが、PnPコイルを使用してMTLで楽しむことも可能です。完全密閉とまではいきませんが、軽めMTLというくらいには絞ることができます。
なによりこのルックスはすこぶるイイです。
X/Sともオートスイッチ
ちょっと気を付けてほしいのはオートスイッチという点。以前に比べてかなり感度も良くなり、よほどエアホール全開でない限りはきっちり動作してくれます。でもオートスイッチはカットできないのでマニュアルスイッチ派の方はご注意くださいませ。
DRAG S PRO。内蔵バッテリーということもあり、かなりコンパクトです。内蔵バッテリーと言ってもMAX80Wとなっており、よほどのパワー派でなければ不満はないと思います。
DRAG X PRO。ちょっと長く感じますが、バッテリー交換ができるというのは非常に大きなメリットです。また、ノッチ式に変わった底部のフタはやっぱり安心感がありました。
見た目大きく変わった製品ではありませんが、随所にアップグレードが感じられました。オフィシャルサイトでぜひチェックしてみてくださいね。