本日はアーサーRDAのご紹介です!
正直なところ完全ノーマークでした。実物を使ってみたら出来のよさにビビってしまいました。
商品提供:HeavenGiftsさま
もくじ
Cool Vapor Arthur RDA
アーサーRDAはボトムフロー・デュアルコイル対応の24mmドリッパーです。
2ホールが向い合せに2ケあるので、エアシステムとしてはwotofoのLUSH-plus RDAに似ているアトマイザーです。KENNEDY・TSUNAMI系とも言えるでしょう。
若干の今更感がある構成ですが、私がこのアトマイザーを使って度胆を抜かれたのは、「エアフローが超絶優れている」であるということです。
例えばKENNEDYやLUSH-plusみたいな形状だとエアフローコントロールなしというのが人によっては使いづらく感じるかもしれません。
TSUNAMIの場合はエアフローコントロールがある代わりに「KENNEDYならキャップの向き気にせずに使えるのに、いちいちホールの向き合わせるのメンドクセ」ってなります。
人間ってメチャクチャ我儘ですねw
ともかく、
- キャップの向きを気にしなくていい
- エアフローコントロールは欲しい
このポイントを両方クリアした欲張りなRDAです。
写真も貼らずに講釈ばっかり垂れてしまいましたね。
箱と付属品
なんかクローンみたいな箱に入っています。やる気を感じさせますね。白いシールは色を表しているのかな?ちなみにシルバーとブラックの2色展開です。
まあ特筆する事のないパッケージですが、中にはちゃんと緩衝材も入っていて商品はとてもきれいな状態でした。
Oリングがかつて見たことがないほどクシャクシャ。まあ付ければ丸くなるのでいいでしょう(´^ω^`)
ネジはデッキに予め組み付けられているのは六角穴付きのホーローセット。付属はマイナスネジですね。使った感じではやっぱり付属工具と六角穴の精度に不安があったので、マイナスネジがどうも好きではない!という方以外は交換しておくといいんじゃないでしょうか。
毎回言ってる気もしますが、こういう使い勝手の部分でユーザーが選ぶ余地があるというのは嬉しいですよね。
ネジ自体もかっちょいいし!
付属工具です。六角はブロンズ色なんです!かっこいい!使わないけどすっげえかっこいい!
もう一つのUみたいな形をしたものはカニ目レンチの代わりみたいなもので、AFC部をバラす時に使います。万一無くしてしまっても先が尖ったラジペン等で代用できますし、そもそもガッチガチに締まってはいないので、金属のピンセットとかでも回せるかなと思います。
もちろんこの工具はとても回しやすいので失くさないように気を付けたいと思うのですが、私はこういうのを失くすのが得意な方です。
アーサーRDAの本体
King Arthurを彷彿させる王冠をモチーフとしたRDAです。バッチリとヘアラインが入ったスリーブ・AFC部分と、ゴールドのリングのコントラストが眩しいです。こってりした外観なので、かなり好みが分かれそうな感じではあります。
仕上げは恐ろしくキレイです。表面の仕上げも、面取りもメッキも何もかも。組んだ時の精度もメチャ気持ちいいです。
恐ろしいのは「デッキのOリングを外してスリーブをハメても止まる」のです。まあクリアランスなさすぎで使いづらいんですけど、そのくらいの精度で組まれています。
ドリップチップは810です。あまりの一体感に、王冠部分は外れないんだろうな、と思い込んでいたんですが、上面に溝があるのでひょっとして・・・?と回してみたら
王冠外せるみたいです!もちろん王冠はタダの飾りなのでこの状態でも普通に使えます。でもアーサー王じゃなくなっちゃうか(´・ω・`)
デッキ
2ポスト4ホール、エアホールは2×2です。上面のネジでワイヤーを留める、ごくスタンダードなデッキ。金キラの美しさが、やばくないすか?
エアホールはすぐそこで1つの大きな穴に合流します。
キャップとのクリアランスも大きく取られていてショートの心配が少ないのもいいですね。エアホールのさらに手前に凸があるのが見えますでしょうか。これはスリーブの凸と噛み合って、空回りを防いでくれます。
凸凹ではないんです。凸凹だと、スリーブにハマる位置が一か所しかなくて使いづらいですよね。ぐるぐる回すと一周で一か所だけ引っかかるところがあるだけです。ちょっと言葉で説明しづらいですが喫ってる時にはキャップの向きを気にしないで使う事ができますし、510接点が硬く閉まってしまった場合でもキャップを付けたまま取り外すことができるように工夫されています。
ワイヤー穴なんかもすごくキレイですよね。内部はワイヤにガッチリと食い込むように段差になっています。こういうタイプは細いワイヤーだと締めすぎて切れる場合もあるのですが、平面になっててすっぽ抜けるようなものよりは私は使いやすいと感じます。
スリーブ
Oリングがかみ合う溝があります。そして件の凸です。RUSHplusもそうでしたが、中央が絞り込まれたような形状になっており、おかげで24mmアトマイザーにしては非常にスリムに見えます。
水切れてなかった(´^ω^`)
中もきれいなドーム状です。そして一番上が二重に見えるのは王冠をはめるためにネジになっているからですね。
ボトム部
見えない底部まで隙がないです。
510ピンもキラッキラですよ。
エアフローコントロール
このエアフローのリングですが4方向に大穴があいてます。向こう側が完全に見えてます。回転させるとサイドの穴が小さくなるのではなくて、内部でエアー調整するようなシステムです。
要するにin’saneみたいな感じで、アトマの底部にエアホールを設けるために上げ底している状態です。ボトムパーツを外してみてみましょう!
ここで例の工具の登場!クルクルと中央のディスクを回してやると外れます。
こんな感じです!土台にあいている穴とアトマ底部の穴がずれてエアホール調整されます。
こういうことです。外から見たエアホールの中は完全にただの空間なのがわかると思います。実際のエアホールからエア出口までが一直線なので、ボトムフローにありがちな風切り音が非常に少ないです。
もちろん、これだけの大きさのエアホールなのでそれなりに音はしますが、かなり小さいと言ってイイと思います。吸い込んだ感じもかなりスムーズで、これはメチャクチャ良く出来た機構だと思います。
そしてこのリングの操作感もヌルッヌルで凄いです。
ドリップチップ
トップの肩が大きく落とされた形状のドリップチップです。サイズは810。なかなか咥えやすく、厚みがあって渋いです。
かなり厚手なのが分かると思います。
吸ってみます。
まずはフツーに26ゲージでデュアルで組んでみます。
…。
うむ。
爆煙系のうましです!
そして、この気分がいいドロー感だけでも満足。デッキの組みやすさとコットンワークのやりやすさはLush Plusの方が優れている感もありますが、ドローの気持ちよさでArthur RDAの完全勝利。
全開も気持ちいいし、半閉めで軽めに吸うのもいいし、閉め気味で低ワットで吸うのもいい。
最近爆煙系アトマでエアフローコントロールがどうも効果的に働かないものが多かったので、久しぶりに気持ちよいですね。
ついでに、ノイジーで吸うためにグリムグリーンさんがやっていたシリーズビルドを真似してみました。
これ立ち上がるの・・・?
とりあえず、michaelのバイパスモードで8V!!
ミスト量すご!ミストあっつ!
アトマもあっつ!!
悔しいことに味はなかなかうまいですw
なるほど、こういうのもあるのか。
Cool Vapor Arthur RDAの総評
ドロー軽い系ボトムフロードリッパーが欲しいけど、エアフロー調整は欲しいよ!というならなかなかオススメできます。問題は見た目が結構ハデなのでMODとの合わせが難しいところでしょうか。これに合う金×ブラッシュドステンのメカニカルなんかリリースしてくれたら歓喜。
そしてこのRDA最大の難点は、王冠が口に当たって非常に吸いづらいところですw
外した王冠を眺めながら吸う、これが正しいArthurRDAの楽しみ方ではないかと思います。
Cool Vapor Arthur RDA (heavengifts)