VINCIシリーズの最新作は、なんと小型バージョン!従来はあまり使えなかったMTLモードが、MTLファンでも納得の重ドローになりました。
商品提供:VOOPOOさま
VINCI AIR POD
コイル交換可能・パワー調整可能という機能面はそのままで、サイズを小型化したAIR。MOD PODというジャンルに分類されると思うのですが、従来の種別で言えばパワー調整可能なAIOと言えると思います。
- VINCI AIR 本体(4ml POD装着済)
- PnP-VM4コイル(0.6Ω・ハーフDL)
- PnP-R2コイル(1.0Ω・MTL)
- USBケーブル
- 取扱説明書・保証書・チップカード
機能美!って感じ。個人的にはすごくカッコイイと思う。まず、VINCIシリーズのギラギラ筐体をやめた点に拍手したい。あれは見た目非常にカッコイイんですが、指紋ベタベタ付くし、感触もヌタヌタになってくるし余りいいことないです。
マットな質感になったことで、随分手触りが向上したと思います。
スペック
サイズ | 高さ100.mm×厚み27mm×幅18mm |
重さ | g |
リキッド容量 | 4ml |
バッテリー | 内蔵式900mAh |
出力 | 5W~30W |
使用可能抵抗値 | 0.45Ω~3.0Ω |
素材 | ZINC ALLOY |
コイル交換可、4mlキャパ、900mAhバッテリーをこのサイズに集約してあるというのは素晴らしいと思います。
裏側はこんな感じ。カラー違いはこのステッカーが変わるだけですね。スペック上ではサイズがそれほど劇的に小さくなってはいないのですが、手に取った際の小さい!という驚きは結構なもの。やっぱりこの薄さがミソですかね。
手前の側面には、エアー取り込み口(ハーフDL向け)とパワー調整の+-ボタンが見えます。この辺りのデザインもシンプルでイイ。
逆サイ。充電用のUSBポートがあります。また、コチラ側のエア取り込み口はMTL用になっています。良く見ると同じデザインですがダミーで、実際の穴は非常に小さくなっています。
吸い口はVINCIシリーズらしいダックビル形状。先に言っちゃうと、今回MTLの出来が素晴らしかったので、この爆煙向けっぽい吸い口は私的には残念ポイント。
PODはマグネットで留まっています。マグネットは強く、使っていてのガタは感じません。また吸い口を持ってブンブンしても外れないくらいにきちんと留まっています。着脱の引っかかりも感じられず快適です。
接点はこのような感じ。POD底面はコイルを挿しこむための大穴になっています。コイルは予め組まれていませんので、まずコイルを装着してから使うような形です。
コイルはPnP。今回はR-2という1.0Ωコイルと、PnP-VM4という0.6Ωコイルが付属しています。小型機ということで付属品は今までのVINCIより若干高めの抵抗値です。
装着には互換性アリのPnPコイルですが、AIRは0.45Ωから使用可能なので一部は使えない点には注意が必要です。
コイルは挿しこむだけなので非常に簡単です。ただ、PODを追加で買ってリキッドを入れて持ちあるくという用途には使いにくいかもしれませんのでご注意を。
また、リキッドは写真の上面に見えている穴から行います。フタはシリコンで開けた際はぐるっと回しておけるのでチャージは非常に行いやすかったです。
リキッドを入れてみました。4mlとは分かっていましたが、サイズの割に異常にリキッドを飲み込む印象でした。DL向けでも使い物にあんる容量ですし、MTL用と考えればチャージなしでかなりのパフ数楽しめます。
PODを逆向きに差し替えることでドローの重さを調整することができるようになっています。ご覧の通りいまいちどっちがどっちか一見しただけでは分かりづらいかもしれませんが、適当に装着して喫ってみて「あれ逆だったカ」とひっくり返せばOK。着脱は楽なので全く面倒はなかったです。
パフボタン5クリックで電源を入れるとこんな感じ。黒いパネルは大きいですが画面は小さいです。とはいえ表示は見やすく必要十分ではあります。
機能的にはVINCIを更に簡略化した感じ。パフで自動的に電源が入るモードと、パフボタンを押してマニュアルで喫うモードを切り替える事ができるようになっています。
オートモードでパフボタンを押して喫うことも可能です。オートモードオンリーでボタン無効という設定は無くなっているようですね。特に問題ありません。
あと、オートの効きが非常に鋭くなっています。立ち上がりの速さもそうですが、反応の感度も高いです。むしろ、パフせずに空吸いすることができないくらい。
これはすっごい使いやすいぞ~!VINCIはその点がイマイチでしたし、改良されたXでも特筆するほどではありませんでした。しかしこのVINCI AIRは非常に良いオートスイッチを備えていると言っていいと思います。特にMTLで使う場合は顕著。
充電は付属ケーブルを差し込むだけ。900mAhということでバッテリーの持ちはそれなりですが、充電は900mAhに対して1Aレートなので結構サクッと充電完了します。一度外で電池が切れてしまったのですが、モバイルバッテリーを接続して置いて、ちょっと後で見たら満充電になってました。便利。
使ってみた感想
これはMTLで使うのが正解と思われます。パワーを掛けなくても非常に味が良く出てます。10Wくらいで十分ですね。1ΩのR-2コイルはMAX15Wまで掛けられるのですが、15Wから上は「MAX POWER」と表示されて設定できないようになります。
また、ドローに関しても従来のVINCIシリーズでは「超スカスカ」と「スカスカ」で選べたものが、AIRでは「ちょい重めDL」と「MTL」くらいの設定になっています。
初心者の方が使うにあたっても、この辺りは非常に考えられているなと思います。
PnP-VM4に関しては味もミストも上質ではありますが、やっぱり900mAhというバッテリーは若干貧弱かなと。一服用で使用頻度が少ないならアリ。でもガンガン喫うならVINCIかVINCI-Xを使った方がずっと良いと思います。
MTLで使うなら900mAhもなかなかのバッテリー持ちでバランスが良いかなと。うーん、これはかなり良かったです。