二重チャンバーの独特なエアフローで爆フレーバーが楽しめるRDA、アレクサンダーのご紹介です。
商品提供:KAEESさま ご紹介:Flavor-Kitchenさま
KAEES ALEXANDER RDA
不勉強で初めて聞いたブランドなのですが、「ケイス」と読むんだそうです。と思って公式サイトを見てみたら、あぁ!ソロモン3のメーカーでしたか!
いや面白いエアフローだなと印象に残っておりました。そして今回のアレクサンダーも同じようなユニークなエアフロー構造がウリとなっているRDAであります。
さて、開封してみたのですがRDAということで割とアッサリしています。本体の他には予備Oリング、予備ネジ、コイル、六角レンチ、BFピン。あと取説ですね。
本体でございます。今回使わせて頂くのはスタンダードなSSカラーですが、切削が綺麗な印象。写真では分かりにくいかもしれませんが上品に輝いております。
ライオンっぽい王のようなマークが入っております。トップキャップ部はゴールドライタンみたいになってます。
エアホールは外と中の二重構造。全体的に作りは非常にきれいです。
ドリップチップはもちろん810。直径18mmまでのドリップチップがはみ出さずに装着可能です。そんな太いのはなかなか無いので実用上全く問題ありませんが、一応寸法を記載してみました。
ドリチはレジン製で内径8.5mmからすり鉢状に上に向かって広がっているタイプ。なかなかルックスが良いです。
アトマ底部。ポジティブピンは-ドライバーで交換できるようになっています。ピンの飛び出しも程よく、メカやメカスコにもきっちり対応しそう。
分解してみる
バラしてみました。ドリップチップ以外は、スリーブ・トップキャップ・デッキの3ピースで案外簡単な構造になっています。実はスリーブ内はすっごい事になっているんですよ!
スリーブ部と面白いエアフロー機構
スリーブ内側にはコイルに向かうエアホールが見えます。中はきれいにドーム状になっています。じゃあ逆から見るとどうなってるかっつーと・・・。
こうすわ!二重構造なんです。二重構造だけどワンピースみたいな。外エアホールでドロー調整された空気は、中にある無数の穴からコイル周りに吹き付けるという作りなんですよ。
外から見るとこんな感じに二重に見えますよ。外エアホールはトップキャップを回すことで調整でき、右上→左上→右下→左下の順で閉まっていきます。
と言っても、二重構造なんで外を激狭ドローにしたところで、コイルに向かうエアホールは大量に開いた丸穴となります。これがこのRTAの一風変わった面白いコンセプト。
デッキ
デッキはポストレス。全体がお椀状にカーブしています。ドリップしたリキッドは中央の溝&穴の部分からウェルに落ちてくれるような工夫ですね。左右の )( こんな形してる部分がウィックを納める所になります。
コイルの固定は横にある六角のイモネジ。きっちり奥まったところにあり、ショートのリスクも少なそう。左のネジがコイルを挿し込む穴が全開の状態。この状態でもネジは中に収まっています。
スリーブは太い二重のOリングで固定されますが、非常にサイズがしっくり来てる。噛み込みの感じも一切ないし、かといってスポ抜けも全然ありません。良い。
あとビックリたのがこの構造。二段重ねになっており、ポジピン1本でガッチリと両方のブロックが留まるようになっています。凄い。
そうそう、これベース部分が正方形なんで、間違えて90度回して組んでしまうとあとでエアホールが90度ずれます(1敗)
実は上の写真間違えて組んでます(*´Д`)正しくはウィックが収まる部分にベースの凸が来ている状態です。お恥ずかしい。
BFピンに換装した際の出口はココ。ウェルの方に流れていくようになっています。このアトマもかなりウェルからコイルまでの高さに差があるので、あんまりBFメインっていう感じじゃないかな。どちらかと言えばジャバジャバと豪快にドリップしても漏れたりしないというワイルドかつ使い勝手が良いアトマイザー。
ビルド&ウィック&感想
今回、感想なんかも一緒に述べつつ。
実は今回は使用前にフレキチさんにおすすめビルドを教えて頂きました。
使用ワイヤー:DEMONKILLER FLAMEWIRE B(28GA×3+38GA)
セッティング:内径3mm 6ラップ・コイルトップ~足場までの高さ:6mm 横位置:上から中心の◯に少し掛かる位 エアフロー全開
とのことでした!デーモンキラーではないですが、28GA×3のフューズドでビルドしてみました。なるほど、このアトマイザーは喫ってみた感じ中のエアーをモッサと上げてくるタイプのアトマイザーで、ヒット作のデッドラビットとか、DIGIFLAVORのDROPなんかに似てるのかもしれない。
かつ、まんべんなくエアーが回るのでスピットバックも抑えられ、言ってみれば「煙」っぽいミストを上げてきてくれます。これは存分に爆煙爆フレーバーを楽しめるRDA。
喫ってちょっとだけ気になったのは全開での笛鳴り。大きな音ではありませんが結構ヒューっという音が私は気になりました。少し絞ってゆくと収まります。
そんな訳で色々調整していたら、私はドロー半開(下段全開)がちょうど良い喫い心地でした。
しかし、絞ってもエアーは無数の小穴から出るので(私の吸い込みも弱いのもあって)吹き出し力が弱い。
そこでコイルをがっつり上げてみました。2mmくらいは上げたかな。エノキみたいになった。
上から見るとこんな位置。エアフローの下段ド真正面って感じでございます。
ウィックのおさまりは非常に良いですよ。そしてこの状態で上からリキッドを滝のように流し込んでも漏れないキャパが雑い私にとっては使いやすかったです。
高さはこのくらい。下段の僅か上くらいかな。これがね、ドロー弱めの私にはうまかったです。ほどよくダイレクト感も出てきて、わりと弱めでもコイルにはきっちり風が当たるのでワッテージ上げ気味でも熱くない。
オススメと全然違うやーん!って思われるかもしれませんが、これがRTAの醍醐味かと!コイル高さ・エアフローとの距離共に調整幅がかなり大きく、ビルドの自由度が非常に高いです。
自分の喫い方に合わせて美味しいポジションを探ったりするのが楽しいアトマだなと。皆さんもスペシャル美味しいセッティングを探してみて下さいませ。
KAEES ALEXANDER RDA (flavor-kitchen)