もうおなじみになって参りました、DigiflavorとRip trippersさんのコラボアトマイザー、Pharaoh(ファラオ)シリーズ。今回、ついにRIPさんが小型化に興味を示したようです。
↑ファラオドリッパータンク・ファラオRTAの記事はコチラ
商品提供:efunさま
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もくじ
Digiflavor Pharaoh MINI RTA パッケージ
今回も同じイメージのパッケージですね。統一感があっていいと思います。パッケージの印刷も相変わらずクオリティが高いです。
裏面は開封確認ができるホログラムシールが貼られています。もちろん私が開封したので破れているだけで、ちゃんと貼付されておりました。
中央下部にはオーセンティシティのスクラッチがございます。Digiflavor公式サイトの下部フッターの所にチェックする所があります。
パカッ。
おおー、ガラスタンク3個!続いて付属品を見てまいります。
Digiflavor Pharaoh MINI RTA 付属品
これはミニと言う言葉に騙されてはいけません、従来のPharaohから比べたらMINIなのです!
Oリング類も充実です。本体に赤Oリングが最初から入っており、交換用で透明・ブラックのリングが付属しています。
デッキネジは3本、スプリングは4本付属しています。このアトマイザーの場合はネジを完全に外さなくてもワイヤーが入るので紛失の可能性は少ないですが、洗浄の際などにスプリングの反動で吹っ飛ぶことも考えられるので、スペアが十分に付属しているのは嬉しいポイントです。
クランプデッキで、このスプリングは本当に便利です。無くても構わないと言えば構わないのですが、自動で開いてくれるとpharaoh!って感じがします(^◇^)
ガラスはショート2個、ロング1個付属しています。
Digiflavor Pharaoh MINI RTA 本体
あらっ!かっこいい!モコリっとしたドリップチップが特徴的です。
塗装剥がれが何か所か見受けられます。写真でも肩の部分に点状の剥がれが見えると思います。
本体スペック
幅24mm・高さ41mm(510部、ドリップチップ除く)
リキッド容量2ml(ショートタンク)・5ml(ロングタンク)
タンク部分
タンクはロング・ショート切り替えて使えるようになっています。
タンク部はネジで挟みこむようにロックする機構になっています。組んだ後にデッキにアクセスする為にタンクを取り外す際、空中分解することがないように工夫されています。
写真手前のネジ部品が、左からショートタンク用ネジ、ロングタンク用ネジ、延長用チムニーです。
専用の工具が付属しておりますので、しっかり締めておきます。
先ほどの延長チムニーが見えると思います。
チャンバーの内部です。それにしてもチャンバーがめちゃめちゃデカい!チャンバー内はスムーズな形状になっています。
アトマイザー底部
RipTrippresのシグネチャーが入っています。特徴があるツルンとしたポジピンですが、デッキに直結しています。デッキが交換式で、緩むとピンが動く構造なのでメカに使う時は特に注意された方がよろしいかと思います。
ピン自体はピッチリ出ていますが、前述の通りですのでハイブリッドには載せないのが良いと思います。
ジュースフィードコントロール
タンクを締め込んでいくと、チャンバー横に開いた穴とデッキ底部の穴が合わさる形でジュースフィードホールが見えてきます。これをズラすことでジュースフィードを止めることができます。チャージ時には閉めておくと良いかもしれません。
エアフローコントロールリング
全開から全閉まで6段階でクリック感のあるエアフローコントロールです。向かい側にも同じように開いています。全開と1段閉めは変化が特にない感じで、そこからスムーズに調整できました。全閉でも微妙に吸えます。
ドリップチップ
リップティップという名前だそうで、本体に被さるようになっているドリップチップです。ハーフインチドリップチップで、ドリップチップの高さ自体は10mmですが、4mmくらいは本体に被さるので、実質6mmしか高くなりません。
Pharaohシリーズはドリップチップが弱点(独自規格だったり緩かったり)だったのですが、今回は互換性もありますし、付属ドリップチップもかなり具合が良いです。
このように裏側から見ると、接続部をカバーするような形状になっています。ぐらつきが一切ないので、従来のPharaohシリーズに比べて格段に進歩している部分だと思います。
riptipの他には、黒の510ドリップチップ、赤の810ドリップチップ、そして金属製の510変換アダプターが付属します。はまり具合も結構しっかりしていて、どのドリップチップも快適です。
左から、赤ドリチ・ドリチ無し・付属外の810ドリップチップ・付属の510ドリップチップ(変換アダプタで接続)
デッキ
私がpharaohが好きな一番のポイントはこのクランプデッキです。ほんとーに組みやすいです。今回、エアスロットがかなり縮小されています。
ドカーンと大穴が開いていた従来のPharaohシリーズに比べると格段に細くなったエアスロット。低ワットでも運用しやすくなったのではないでしょうか。
ネジを緩めるとイラッシャーイ!と開いてくれるクランプ、これは本当に好きです。
本当に好きなのでもう1枚。内側にスプリングが入っているのが見えると思います。ネジを締め付けたときのズレが非常に少ないので、単線も、凝ったワイヤーもきっちり留まります。
オプションとしてデュアルコイルのベロシティタイプのデッキも用意されているようです。Rip trippersさんはデカコイルのシングルコイラーと常々仰ってますが、好みによってはデュアルにもできるというのは素晴らしい工夫だと思います。
リキッドチャージ
もちろんトップフィルです。ネジで全体が外れるタイプ。
リキッドホールは全体まるまる開いてますので、存分に注ぎ込んじゃってください。
Digiflavor Pharaoh MINI RTA ビルド&ウィック
ほんと組みやすいです。ポジティブ-ネガティブ間の距離も狭まってます。Pharaohドリッパータンクが11mm、Pharaoh RTAは8.5mmでした。そして今回のPharaoh MINIでは7mmとなっております。とんでもなく大きいサイズのコイルを組んだとしても7mmもあればポストにコイルが当たることは少ないでしょうから、このくらいのサイズが丁度いい気がします。
ジュースホールも若干小さくなっているようで、無理なくウィッキングできました。
Digiflavor Pharaoh MINI RTA 吸ってみる
ゴゴゴゴ・・・・。リキッド入れるとめっちゃ迫力!
TOPGEARでジェームズ・メイ氏がBMW MINIの「MINI」というマークを見て「ミニ?」というシーンがありましたが、まさにその気持ちであります。
でも、ドリチとかがド迫力なだけで、サイズだけ見ると確か今までのPharaohシリーズと比べて格段にコンパクトになっています。実は背の高さはSiren2とほぼ一緒で、ドリップチップを付けた状態ではRIPTIPの工夫でPharaoh MINIの方が若干低くなります。
従来のPharaoh RTAでロング状態はちょっと使いづらいほどの長さでしたが、今回は割とスッキリしているように感じます。
さて、喫ってみた感じですが「ドロー重!」という印象です。
ここ最近のDL系タンクとしては相当重い部類です。従来のPharaohもフレーバーが非常に良く乗るタイプでした。でもRipTrippresさんの好みを反映してかエアはスッポスポでした。
今回は比較的ドローが重くなっており、私好み。
ウィッキングは何も考えずにやったら、リキッドが全部出ましたw タンク内のリキッドが全部出ちゃうなんていう失敗はここ最近記憶にないのですが、なぜデチャッタのか自分でも分かりません(ノД`)・゜・。
ちょっと詰め気味にしたら問題ありませんでした。供給も問題ありません。
Digiflavorのアトマは割と作りがきれいなイメージがあるのですが、今回塗装剥がれとムラが気になりました。また、Jay Hazeさんがチャンバーが取れない!とハッスルしていたり、知人のPharaoh MINIはチムニー固定ネジが外れなかったりということもありました。どうも製造上のムラがあったのかなぁという感じです。