本日はVANDYVAPEのMTL専用RTA、バーサーカーのご紹介です。
これまたYoutuberさんとのコラボ商品です。私は不勉強でこの商品で知りましたが、ALEXさんというVapersMDというチャンネルでレビューされている方のプロデュースみたいです。
見てみたんですがロシア語?なのか全く何言ってるか分かりませんでした。しかしVAPE商品のレビューは、何言ってるかわからなくても映像がきれいなら、それだけで見ていられるなぁと思いました。
先日のSvoёMesto Kayfun PRIMEの動画では、SvoёMestoの加工風景やインタビューなどもあり、一切言葉が分からなかったですが、とても興味深く見ることができました。
もくじ
VANDYVAPE Berserker
容赦なく絞られたエア出口、ほっそいドリップチップなど、低出力で楽しむことをコンセプトとしたアトマイザーです。付属品も充実していますので、お値段の割にお得感のある仕上がりかと思います。
外箱
▲なんだか爽やかなパッケージですね。良く考えるとVANDYVAPEのパッケっていつも青っぽいからメーカーのイメージカラーなんですかね。
付属品
- アトマイザー本体
- 交換用大容量ガラスタンク
- ガラスタンク装着用ロングチムニー
- 交換用の黒ドリップチップ
なにこれ開封した瞬間、既にカッコイイ。
シルバーとブラックのカラー展開でしたが、せっかくなので俺は黒を選びました。黒いOリングを付けて、フルブラック×PEIタンクでR233に載せたいんじゃい!!
カラー展開ですが、現在は4色だそうです。
- 色違いの黒いOリングと、予備Oリング
- ドライバー
- コイル2ケ(ヒューズドクラプトン)
- デッキのスペアネジ1セット
- 予備のポジティブネジ
- チムニー交換用工具
付属品です。左の見慣れない丸いヤツがチムニー交換工具です。メインのタンク部Oリングは透明シリコンが初期装備されています。黒にするとさぞかしカッコイイ予定。
(※黒いOリングが硬くてハマらず、挫折しました)
▲ちょっと注目なのはコイルです。ヒューズドクラプトンなんですが、これが驚きの細さですよ。
▲細すぎィ!!とはいえ、エア噴出部直径が1.4mmしかないアトマイザーです。実際使ってみた感じ、このコイルでさえ大げさなのかなと感じました。
エアホールについてはデッキのご紹介の際に説明させて頂きます。
VANDYVAPE Berserker 本体部
▲24mm×30mm(510ピン・ドリップチップを除く高さ)のズッシリした形状のタンクです。まあそれにしてもカッコいいこと極まれり。PEIタンクも割れに強くて良さそうな感じですよね。
ドリップチップ
▲ちょっと変則的ですが、このアトマの性格を物語るドリップチップの説明からいかせていただきます。黒デルリンとPEIの2種付属していますが、素材違いで全くの同形状です。下部に麓が広がっていて、口とトップキャップが接触しづらくなっています。若干中央が絞られた形状で咥え心地もすこぶる良好であります。
ただ、ちょっとだけ接続部の直径やOリングがきつめで、他のアトマイザーに付けようとするとギュウギュウなのが残念。すごく使いやすいのでSiren2などにも流用したかったのに・・・。
▲上部・下部はテーパードで、内部は約4mmとかなり絞り込まれています。
▲どっちの色もかっこいいです。でもやっぱりタンク色に合わせてPEIが好み!
トップキャップ~タンク部
▲トップにはさりげなくVANDYVAPEのロゴがあるんですが、ドリップチップで隠れちゃいます。渋いです。トップフィルなのでこのキャップは取り外すことができます。
▲リキッド注入口は小さ目ではあるものの、一段低くなっていますのではみ出して垂れるようなことはありません。中央のオープンクローズと書いてある部分は、下に繋がっているチャンバー部の回り止めパーツです。
▲キャップ裏はがっつり肉抜きされています。この部分ですが、トップフィルで充填した場合デッドスペースになってしまって勿体ない気がします。
リキッドチャージ
▲チャージの様子です。簡単チャージで良いのですが、やっぱり先に申し上げた通りトップキャップ裏にかなりの容量リキッドが入るスペースがあるので、デッキを外してボトム側からチャージしても悪く無いと思います。
4.5mlタンク装着
チャンバー~チムニー部分は、ガラスの4.5mlタンク用にロング版が別パーツとして用意されています。上に延長チムニーを付けるだけのRTAもありますが、これは超こだわりの部分なのでしょう。見るからにウマそうな気配がしますし、ルックス的にも継ぎ目ができなくてスマートですよね。
▲例の工具でこの部分を回して(逆ネジ)取り外したら、逆の手順で付け替えます。吸ってる最中にデッキの様子が見たくて、タンクを外したらチャンバーがデッキ側に残ってリキッド全部出ちゃった!というのを防ぐためにロックされているのですね。交換はちょっと面倒ではありますが、そんなにしょっちゅうタンクを付け替えるわけでもないので優れた構造だなと思います。
▲トップ裏のばらした状態。
▲4.5mlガラスタンクを組んでみました。やっぱ継ぎ目がなくシュルーンとした形のチャンバー部が美しいです。ちょっと24mmアトマにしては高さがすぎる感もありますが、お出かけの時なんかには心強いです。
デッキ
▲Kayfunっぽい感じですね。エアホール直径は1.4mmと、近年稀にみる激絞りアトマイザーです。MTLタンクとしてヒットしたPICOが2.5mm、そしてV2では3.0mmに広がったということで、MTL VAPERでも2.5mmじゃちょっと物足りないということなのでしょう。
そこに来てこのバーサーカーさんは直径1.4mm。KFL+とかより小さいエアホールです。なんならシリカウィックに36ゲージとかでビルドしていたRBAレベルの細さです・・・。
ボトム部
510スレッドの下部に絶縁材がグイッと出ているタイプで安心感があります。きれいな作りだなぁ。
AFC
エア出口が1.4mmで十分重いのに、ここから更に絞りたいドMの人向けにバッチリと調整されています。リングの穴が水滴状になっていて、穴から微妙にズラすことでシームレスに調整可能です。
そして、0.8mm・1.0mm・1.2mm・1.4mm・1.6mm の5つの穴から選んで使う事もできるようになっています。
▲0.8mmは、そんじょそこらのアトマの全閉よりきついです。昨今のアトマはドローが軽すぎる男は黙って0.8mmという人向け。
私は1.6mmでビミョーにずらして使っています。それでも吸い続けていると耳の下とかがピキピキしてくるくらいには重たいです。
▲リキッドはウィックホール底部に空いている小さな穴から供給されます。これまたkayfun同様に負圧供給式です。GTAなんかと違って、喫う力加減でわりと供給度合が変わるので、自分に合わせたウィック量に調整してあげる必要があります。ハマると最高に安定供給してくれますが、コットン量の調整はシビアな部類と思いました。
VANDYVAPE Berserker ビルド&ウィック
▲NI80・26AWGで。ワイヤーを逃がす切り込みがあるので引っ張りながらネジを締めてみましたが、はみ出した部分がなんだか不安です。
因みに28ゲージだと、ネジと横の壁のスキマにワイヤーがすり抜けちゃいます。まあしっかり巻きつけながら締めれば大丈夫なんですが、せっかくなんだから壁とネジの間をギリギリにしてくれればもっともっと使いやすかったはずです。
▲超低空。これでコットンが入ると、この隙間しかエアーの通りようがない為でたらめに味が出てしまう予定です。
▲ネジ締めで崩れたワイヤーを修正していきます。ワイヤーはしっかり止まっていますのでコイルの位置決めにコジったり引っ張ったりしても緩んだりする様子はありません。
▲熱を通してウィッキング。いつも通り、コットン多めで供給チェックします。多めではありますが、ウィックがはまる凹みにはギュウ詰めせずに軽く載せているだけです。凹みの面積がけっこう大きいので、コットン量を減らした場合は、Kayfunみたいにコットンを寝かして入れてあげれば具合がいいかもしれませんね。
▲このコイルとネジの隙間から空気が上がってくるので、余計なルートに空気が逃げずに濃いめになるのではないかと勝手に想像しています。
▲予定通りR233とのマッチングは私的に最高!だけど、一つだけ難点がありましてタンク部分の黒い予備Oリングが固くてハマらなかったです。透明Oリングより黒い方が絶対かっこいいのに残念。
VANDYVAPE Berserkerを喫ってみる&まとめ
旨いです。しかしミストが熱すぎで、供給も悪くてイガりました。あたりまえかw
コットン量を減らして再チャレンジ。供給過多になりました。
そこから何度か試して、なんとか丁度良い供給具合になりましたが、トップキャップを開けてチャージして締めるとリキッドが圧力で押し込まれてジュルジュル。供給自体はいい感じなので吸ってれば治るんですが・・・。
コットン少な目で下からチャージしちゃうのが簡単で良いかもしれません。チャージの時にジュルってなるので、下チャージならジュルることがありません。
28ゲージで内径2mm、1.5Ωで組みなおしです。10W台前半。
クリティカルヒットです。ミスト温度も落ち着き、極めて旨いです。
やっぱり1.4mmのエアホールから出てくる空気の量に見合ったコイルにするべきだったのでしょうね。なんなら30ゲージでもいい気がします。
太いワイヤーや巻軸が太いコイル、またクラプトンワイヤーを使ったりだとか、高いワット数で運用したいというのであれば、私の場合Siren2の方が断然快適に感じました。
逆に言えば、細いコイル・低ワットに限ればBerserkerの圧勝。
これはニッチな層を狙ってきたなーという感じです。エアホールが2.0mmくらいあったら、もうちょっと万人ウケしただろうなと思うんですが、これはこれでいいんでしょう。
私の好きなVooDooにガッツリとニコ効かせて喫ってますが、控えめに言ってヘブン状態です。ミスト量が控えめなのに満足感が高く、喫煙所でのVAPEにもほんと最適です。
決して万人ウケするアトマではありません。というかこれが合う人は稀だと思います。
しかしSNSなんかを見ているとなかなか評価が高いのは、エアホール2.0mmとかスカスカで吸えないよ!っていう男の中の男たちがバーサーカーを購入していて、バーサーカーもそれに応えているという図式ではないでしょうか。
とにかくドロー激重です。ウィッキングもシビアです。「俺そういうの待ってた」という方は是非。少なくとも私は買って後悔はしていません!でも私は軟弱なのでもうちょっとドロー緩かったら嬉しかったです。
Authentic Vandy Vape Berserker MTL RTA(3Fvape)
Authentic Vandy Vape Berserker MTL RTA (Fasttech)
レビュー拝見しました!多分今日バーサーカーが家にやってきます。
参考にビルド頑張ってみます。