vaporessoより、耐衝撃・耐水のタフネスMODがリリースされました。
商品提供:Vaporessoさま
FORZ TX80 KIT
18650シングルバッテリーの使いやすいサイズ感に、防塵防滴機能を持ったFORZ。KITでは同じくラバー外装のFORZ TANKがセットになっているようです。
キット内容品
なんかバッジ入ってる!本体を除いた付属品は以下の通りでした。
- GTR 0.4Ω メッシュコイル
- 取扱説明書・保証書
- 交換用ガラスタンク
- Oリング
- 分解用工具
なお、Forzタンクには予めGTR 0.15Ωコイルが組み込まれています。
FORZ TANK
ラバー外装を纏った異様な雰囲気のクリアロマイザーです。直径は最大で28mmというジャンボサイズ。高さは510ピンを除いて52.5mmです。
吸い口にシリコンキャップが付いているのが只者ではないですが、水没したらエアホールから水が入る気が・・・。汚れ防止という観点では非常にイイと思います。キャップは紐で繋がっていたりしないので無くさないように注意が必要です。
シリコンというより、硬質ラバーみたいな質感。プラとゴムでがっつりアーマードされています。ドリップチップはハーフインチサイズですが、構造的に本体側にOリングが設置できないためドリップチップ側に付いています。所謂810ドリップチップは使用できません。
トップは二条ネジによるクイックリリース。1/3回転くらいで開くので非常に便利。ちょっとスレッドはジャリジャリ感がありましたが、何度か開閉するうちに良い具合になりました。ジュースチャージの穴は幅3mmとなっており、ボトルであれば全く問題なくチャージできるかと思います。
ボトム部。かなり大型な本アトマですが、ベース部直径は24.5mmですので、多くのMODに装着できます。コンタクトピンはフローティングのため、メカニカルMODには使用できません。
通常分解した所。ベース部のネジもvaporessoにしては珍しくジャリジャリしてる。まあ開閉には問題ありません。ところで、付属の工具でタンクが外れるはずなのですがウンともスンとも・・・。またOリングが固着しているようです。綺麗な状態で販売するのは親切ですが、こういうトラブルもあるのでOリング部には潤滑をしておいてほしいです。どうせ初回は全バラして洗って使うので。
そもそもこのタンクでガラスが割れるほど衝撃を与えたら、そんじょそこらのMODは粉微塵でしょうな!
コイルはGTR
コイル超でけぇ!小さめのRDAくらいある。いや、小さ目のRDAよりでけぇ。底のフランジ部で直径14.5mmです。0.4Ωメッシュは40~60W推奨、0.15Ωメッシュは60~80W推奨です。
メッシュの荒さが違うみたい。口径もすごい。タバコ刺さりそうなくらいでかい。
コイル超でけぇ(本日3回目)。タンクも外装が分厚くて実際は小口径だし、リキッドあまり入らないのでは?と思ったんですが、4.5mlも入ります。
チャージしてみたら、初回チャージ分はコイルの綿が全部吸い取りました。元気いいね。リキッドはこのように見えますし、装着したコイルも窓から確認できて便利です。
エアフローは3方向。リングを回して調整をしますが、是非全開でどうぞ。2.5mm×10mmが3か所。これはもうタピオカ飲む時のストローで吸ったときくらいエアが自由に通過できます。
リングは非常に出来が良くて、回しやすいデザイン、回りもスムーズ、音鳴りなし、全閉時の密閉度もかなり良好。
FORZ 80 MOD
見るからにタフといわんばかりの外装。フェイス面はごっつい金属プレートがネジ留めされており、ボディ部は硬質なラバー。男らしいルックスのMODです。
スペック
サイズ | 84.5mm×41.7mm×30.1mm |
重さ | 122g(バッテリー除く) |
出力 | 5~80W(0.5W刻み) |
充電 | USB Type-C DC5V/2A |
チップ | AXON CHIP 2.0 |
本体グルグル。シルバー×ブラックラバーの本体色は全てこの色で、グリップ部分のみカラーバリエーションがあるようです。
グリップはレザーにステッチが入って精悍。型押しでFORZの製品ロゴも入っています。底部にはバッテリーキャップが見えます。
トップはこれまた防水性能が高そうな作り。ネジ部からも水が入らないようになっているみたい。スプリングは可動範囲も広く、アトマイザーはピシッと根元まで装着できました。
底部のバッテリーキャップはとっても具合いいです。指でも回しやすいですし、固着した場合には工具やコイン等で回せる溝も切られています。
スイッチはVAPORESSO得意のパフボタンと3ボタンがある構成。これ本当に操作しやすいのでGOOD。パネルの金属とネジの感じ、メカメカしくていいですよね。ボタンも飾り気がないシンプルなものでありつつ、それぞれ角度を変えることで操作感がグッと良くなっています。
USBポートはもちろんキャップ付き。コネクターはType-Cを採用しています。
スクリーンと操作
アトマでけぇ。スクリーンはオールドスクールな感じでこれまた本体とマッチしてて好き。シンプルで分かりやすい表示です。スクリーン部の透明パネルも分厚い感じで、これまた耐衝撃性が高そうです。
チップはAXON CHIP2.0。+-ボタンの下にある設定ボタンを3クリックすることで、Vaporessoファンにとっては慣れ親しんだ設定画面が出てきます。
F[t]モードは特定時間内に出力電圧と過熱速度を変更しe-リキッドが高解像度になるというなんだか良く分からないけどオートパワーカーブ的なモード。喫ってみてあまり大きく変化しているようには感じませんが、そのくらいの方が自然でいいですね。
パルスは0.25秒ごとに電流をズガガガってやるモードみたいで、安定したパワーと立ち上がりがウリ。これ、何だか分からないけどいいんだよね。VAPORESSO最強傑作MOD「GEN」でもこればっかり使ってます。
従来のMODである普通のモードは「DIYモード」という中に集約されています。VW・VT(TC)・VV・バイパス・スーパープレイヤー。
スーパープレイヤーは超超低抵抗で使うようなモード。立ち上がりが若干ナチュラルな感じがするので、抵抗値に関わらずハイパワーで喫うならこっちが良い場合もありそう。
なかなか正確で非常に評判のいいTC(温度管理モード)。SS・TI・Ni200に対応しています。
使ってみた感想
まず最初にアトマイザーの方から感想を述べると、素晴らしいです!!でもKITで組み合わせて使うとなんだか魅力半減かなって感じ。
コイルはローパワー版でも40~60Wという推奨レンジで、18650バッテリーで使うにはいかんせん厳しめ。このGTRメッシュは40Wだとやや物足りない感じもあって、50Wくらいからグッと良くなってくるんです。
もう、フレーバー大爆発って感じ。スピットバック少な目のシルキーでクールなVAPEが・・・っていう製品が昨今多かった中、霧吹きでアツアツなリキッドを口中にぶちこまれたようなダイレクト感は非常に個性的。
なんですが。
50WだとなんだかForzではパワー不足が否めない。決してMODが悪いのではなくて18650だと新品バッテリーで充電バリ3状態でないとパワーが限定されてしまいます。バッテリーが弱ってたり、充電が無くなってくると途端にパワーダウンしちゃう。是非パワフルなMODと組み合わせて使いたいですね。
タフな外装・暴れん坊なコイルと、なかなか面白み溢れたタンクだと思います。
MOD本体も、バッテリーに余裕を持ったパワー範囲内で使う分には非常に良いです。Axonチップがそもそもイイ。ファン。海外の掲示板なんかでも評判がいいですね。
18650MODとしては小さい方ではありませんが、グリップ感が非常に良く、重さもバッテリー込みで166gと程よい感じ。ラバー外装なのにツルっとしていてホコリがそれほど付かないというのも案外便利です。ポケットやカバンから出しても真っ白になってません。
+-ボタンと設定ボタンでの操作も快適で、またパワーの増減調整も1クリックで0.5W、押しっぱなしで1W単位で増減、そこからさらに押しっぱなしにすると段々スピードアップするんですが、この辺りの非常に使いやすく調整されています。
防水・防塵、そしてタフ。そこにAXONチップ。もはや無敵かと。
VAPORESSO official STORE でFORZ80キットをチェックしてみてください。