基本は21700スコンカーなのですが、爆煙で楽しみたい時は18650×2本モードでも使えちゃう。そしてダイレクト出力とレギュレーテッドMODを基板入れ替えで実現という、電子工作キットのようなワクワク感が味わえるWISMECの新作MOD「Luxotic MF」のご紹介です。
商品提供:vapesourcingさま
もくじ
Wismec LUXOTIC MF Box Kit
今回ややこしいMODなので思い切ってパッケ関連は割愛。同梱品からご紹介致します。
- LUXOTIC MF BOX本体
- レギュレート仕様基板&スイッチ
- デュアルバッテリー用コネクタ
- 外装・基板用スペアネジ
- バッテリー変換用スリーブ
- Guillotine V2 RDA
- ロングドリップチップ
- 0.28ohmクラプトンコイル
- 予備Oリング・ネジ
- 六角レンチ
- BFピン
- コットン
袋にザラザラっと入っていてちょっと訳が分かりません。ネジ等の小さな部品も多いので落下・紛失しないように床で開封しました。
MOD外観
デフォルト状態ではダイレクト出力基板が組まれていました。木目っぽいルックスは独特です。柄の無い部分もサラッとした梨地の仕上げで指紋が必要以上に付着しないので手触りは良好です。金属のズシッとした感じが高級感あり。
MOD部分のサイズは以下の通りです。
- 幅47.5mm×厚み27.6mm×高さ87.0mm
- 重さ:181.6g
WISMECロゴの部分はダイレクト出力基板が収まっている部分。後程写真を載せておきますがレギュレーテッドの場合はここが+-ボタンとスクリーンとなる形です。
裏面のバッテリードア
本体の逆サイドはバッテリードア。スコンカーとして使わない場合にボトル部分を塞ぐフタが付属しています。これはマグネット式になっていて、スコンカーとして使用する際につけっぱなしでフタごと押すことも可能でした。見た目としてはスッキリして良い感じなのですが、押すたびにカチャカチャと音がしてしまうので邪魔な場合は外して使えばOKです。
開けるとこんな感じ。穴を塞ぐパーツが4つのマグネットで装着できるようになっているのが分かると思います。バッテリードア自体は大きめのマグネット1つで留まっています。
先に下側の爪を引っ掛けて閉める感じです。少しメンドイけど慣れれば結構気持ちよく着脱できました。横方向への遊びは殆ど皆無ですが、縦にはほんの少し遊びがあります。と言っても使っていてガチャガチャと動いてしまうほどではないようです。
接点はとっても変わってますね。左側は21700バッテリーが収納できるバッテリースレッドで、右側にはスコンクボトルが収まります。18650パラレルMODとして使う時はここに付属のコネクターを挟んでやります。
ボトル差し込み口は下の方にちょろっと見えてる部分。ちょっと挿しづらい。
18650デュアル時はこんな感じ。あっ、スリーブ被せるの忘れた。左側のバッテリーが若干沈んでますが、この分を補うようにバッテリーに被せるシリコンスリーブが付属していました。
公式から拝借してきましたが、一番右のように片側にはスリーブをかましつつ、パラレル用コネクターを挟んで使う形となります。パラレルなので逆入れとかも相当怖いです。充分注意しながらバッテリーを装着してください。というか私はこのモードにするなら普通に18650デュアルのMOD使います・・・身もフタもないけど。
バッテリーとボトルを装着して、スコンク部を開放した状態。えぐり込みとかもない平面だし、ちょっとだけ押しにくいかな。
押しにくいのは穴が開いてる方向が多くのスコンカーとは反対方向なのもあるかも。右手で持って、親指でパフボタンを押しつつ薬指でボトルも押せちゃうので慣れたらこれはこれで良さそうな気もします。
510接続部
BF対応の510接続。スプリング式で沈み量も充分に取られていますので殆どのアトマイザーはきちんと根元まで締まり、フラッシュマウントが可能です。
黒地のヘアライン仕上げの天板に黒いLuxoticのロゴが入っていて実に渋い!
テクニカルMODに変身させてみる
上下にあるネジを2本外してやるとフェイスパネルが外れます。中にはダイレクトアウトプット用チップが搭載されており、コレを付属品のところで紹介させて頂いたレギュレーテッドチップ(100W・Avatarチップ)に交換していきます。
と言っても複雑な配線は一切なし。基板上に見える金色のネジを全部外して、チップを入れ替えるだけという設計となっています。
ファミコンのカセットみたいに挿すだけとはいきませんでしたが、ネジの着脱だけなので親切な方でしょう。
あっという間に装着完了。あとはフェイスプレートを戻してやれば完成です。
これPICO25と同じかな。操作も同じ感じ。スクリーンの前にカバーがないのですごくクッキリした表示に見えます。+-ボタンの感触もキレが良くてとっても良好。写真の方向から見て右が-ボタン・左が+ボタンと一見逆配置のようにも思えましたが、手に持って実際に使っているとMODの下側が-・上側が+となり違和感は無かったです。
少しフェイスパネルと本体部の隙間・段差が気になりましたが、これはカンタンにフェイスプレートを取り外せるようになっている構造上ある仕方ないのでしょうね。残念。
付属アトマイザーはGuillotine V2
ギロチンV2に関してはLuxotic-NCでも同じアトマイザーを使用しておりますので、詳しくはそちらの記事をご参照ください。ここでは今回付属していたカラーマッチ版のお写真を軽く紹介させて頂きます。
本体部と同じ木目のような柄が入ったスリーブのGuillotine V2(高さ34.8mm×幅24mm)。ビューティーリングもカラーマッチした黒いものが付属しています(直径25.5mm)。
かなり独特の柄なので、Luxotic MF以外にはなかなか合わせるのが難しそうですね。
大きなコイルに対応できるデュアルコイルアトマイザーです。詳しくはNCの記事で。
Luxotic MF MODを使ってみます
さすがのマッチ感ですね。Luxotic-NCはデュアルのポテンショメータMODだったということもあってGuillotine V2が性能的にマッチしていたような気もするんですが、どちらかというとシングルスコンカーという用途がメインのMCではもっとスコンカー向けの新たなアトマだったら更に良かった気も。
リングを付けても若干余裕がある天面。26mmくらいまでは充分乗りそうです。
さて、使った感想なのですが。
チップ乗せ換えとかくっそ楽しい!あとデュアルバッテリー機としても使えるとかこれまた楽しい!
んだけど、多分私のMCさんは21700テクニカルスコンカーとして生きていくと思います。サイズが変わらないんだったらテクニカルの方がいいし。
デュアルバッテリー使いたかったら他にも使いやすいMODが・・・。
でも凄い楽しかったのだけは事実!
さて、21700スコンカーとしての素性ですが、これはもう悪くないと思います。やや重厚感が凄いという点は私の好みとは少しアレですが、ズシッとしたMODが好みの方も多いと思いますし、やはり金属外装はシッカリ感がありますよね。
21700バッテリー込みで237グラムと軽量な部類ではありませんが、スリムな本体のお陰で使っていてウワァ重くてヤダという感じはありませんでした。
Pulseと比べていただければどのくらいスリムか一目瞭然。Pulseが20700バッテリー込で142gと100g近く軽いんですが、実際手に持ってみると滅茶苦茶に差がある感じはありません。
高さも厚みもそれほど変わらないのに、このスリムさは驚異。チップを横面に搭載しているおかげでこのコンパクトさを実現しているのだと思います。しかもバッテリーは21700。(Pulseは20700)
1928との組み合わせはだいぶカッコいい!スクリーンの側向けると木目っぽい柄でちょっと合わないけど。
WISMECさんには思い切ってもっとシンプルな奴を出してほしいです。今回のMFもフェイスパネルの浮き(物理的にもデザイン的にも)が気になりました。
このバッテリーパネル面のデザインはとっても素敵だと思うので、ひっくり返した時も同じようなイメージのシンプルなスコンカーMODが欲しいなと思った次第。
Luxotic-MFですが、現状ではダイレクト出力版とテクニカル版が別で販売されているようです。残念なことにチップ同梱版はないみたい・・・。ただ個人的に言えばサイズが一緒ならば、若干の価格差はありますがテクニカルの方が使い勝手はいい気がします。
むしろダイレクトなら18650バッテリーにはなりますが、Luxotic-BFも選択肢に入れても良いと思いました。
あと、デュアルバッテリー対応は非常に面白いアイディアだとは思いましたが、ボトルの挿し込みやすさとトレードオフになるなら無くても良かった。非常に奥まったところに挿し込み口があるのでやや使いづらいです。
そんな訳で、結局のところ工作好きの私にとってはすごく楽しめてしまったWISMECの意欲作、Luxotic-MFをご紹介させて頂きました!
Wismec LUXOTIC MF Box Kit 100W With Guillotine V2 RDA